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Systemwalker Centric Manager クラスタ適用ガイド UNIX編
FUJITSU Software

4.3.4 マウントの設定

共有資源用パーティション、およびRDB管理情報専用パーティションを自動マウントするための設定をします。

設定手順

自動マウントの設定は、プライマリおよびセカンダリで行います。/etc/vfstab(Solaris版でPRIMECLUSTER 4.2A00以前の場合は/etc/vfstab、PRIMECLUSTER 4.3A10以降の場合は/etc/vfstabと/etc/vfstab.pcl、Linux版でPRIMECLUSTER4.2A00以前の場合は/etc/fstab、PRIMECLUSTER 4.2A30以降の場合は/etc/fstabと/etc/fstab.pcl)のフィールドは、以下のように設定します。

【Solaris版】

【Linux版】

共有資源用パーティション、およびRDB管理情報専用パーティションを自動マウントするための設定手順を以下に示します。

PRIMECLUSTERの場合

Solaris版の場合、共有資源パーティションとRDB管理者情報専用パーティションのエントリを /etc/vfstab に追加します。追加したエントリを /etc/vfstab に複写し、行の先頭に#RMS#を追加します。

Linux版の場合、共有資源パーティションとRDB管理者情報専用パーティションのエントリを /etc/fstab に追加します。追加したエントリをPRIMECLUSTER 4.2A00以前の場合は/etc/fstab、PRIMECLUSTER 4.2A30以降の場合は/etc/fstab.pclに複写し、行の先頭に#RMS#を追加します。

【Solaris版の設定例】

以下の設定値で設定例を示します。

デバイス名/マウントポイント

設定値

共有資源用のデバイス名

/dev/FJSVmphd/dsk/mphd2048s0

RDB管理情報専用パーティションのデバイス名

/dev/FJSVmphd/dsk/mphd2048s1

共有資源用(クラスタセットアップ時に指定)のマウントポイント

/share (注2)

RDB管理情報専用パーティション(FW)のマウントポイント

/SWFWDB(注1)

注1:RDB管理情報デバイスにRDB管理情報専用パーティションのデバイス名を指定する場合、マウントポイントは「/SWFWDB」固定になります。

注2:FS(ファイルシステム)にzfsを使用する場合、「/share」と「/var/opt」は同一FSとしてください。

【Linux版の設定例】

以下の設定値で設定例を示します。

デバイス名/マウントポイント

設定値

共有資源用のデバイス名

/dev/sdb1

RDB管理情報専用パーティションのデバイス名

/dev/sdb2

共有資源用(クラスタセットアップ時に指定)のマウントポイント

/share

RDB管理情報専用パーティション(FW)のマウントポイント

/SWFWDB(注1)

注1:RDB管理情報デバイスにRDB管理情報専用パーティションのデバイス名を指定する場合、マウントポイントは「/SWFWDB」固定になります。

Oracle Solaris Clusterの場合

以下の設定値で設定例を示します。

デバイス名/マウントポイント

設定値

共有資源用のデバイス名

/dev/md/sw/dsk/d11

RDB管理情報専用パーティションのデバイス名

/dev/md/sw/dsk/d12

共有資源用(クラスタセットアップ時に指定)のマウントポイント

/global/sw-share

RDB管理情報専用パーティション(FW)のマウントポイント

/global/sw-swfwdb

/etc/vfstabファイルに以下の行を追加します。

/dev/md/sw/dsk/d11 /dev/md/sw/rdsk/d11 /global/sw-share ufs 2 yes global
/dev/md/sw/dsk/d12 /dev/md/sw/rdsk/d12 /global/sw-swfwdb ufs 2 yes global