共有資源用パーティション、およびRDB管理情報専用パーティションを自動マウントするための設定をします。
設定手順
自動マウントの設定は、プライマリおよびセカンダリで行います。/etc/vfstab(Solaris版でPRIMECLUSTER 4.2A00以前の場合は/etc/vfstab、PRIMECLUSTER 4.3A10以降の場合は/etc/vfstabと/etc/vfstab.pcl、Linux版でPRIMECLUSTER4.2A00以前の場合は/etc/fstab、PRIMECLUSTER 4.2A30以降の場合は/etc/fstabと/etc/fstab.pcl)のフィールドは、以下のように設定します。
【Solaris版】
FS Typeフィールド:ufs
mount at boot:no
【Linux版】
オプション:noauto
共有資源用パーティション、およびRDB管理情報専用パーティションを自動マウントするための設定手順を以下に示します。
PRIMECLUSTERの場合
Solaris版の場合、共有資源パーティションとRDB管理者情報専用パーティションのエントリを /etc/vfstab に追加します。追加したエントリを /etc/vfstab に複写し、行の先頭に#RMS#を追加します。
Linux版の場合、共有資源パーティションとRDB管理者情報専用パーティションのエントリを /etc/fstab に追加します。追加したエントリをPRIMECLUSTER 4.2A00以前の場合は/etc/fstab、PRIMECLUSTER 4.2A30以降の場合は/etc/fstab.pclに複写し、行の先頭に#RMS#を追加します。
【Solaris版の設定例】
以下の設定値で設定例を示します。
デバイス名/マウントポイント | 設定値 |
---|---|
共有資源用のデバイス名 | /dev/FJSVmphd/dsk/mphd2048s0 |
RDB管理情報専用パーティションのデバイス名 | /dev/FJSVmphd/dsk/mphd2048s1 |
共有資源用(クラスタセットアップ時に指定)のマウントポイント | /share (注2) |
RDB管理情報専用パーティション(FW)のマウントポイント | /SWFWDB(注1) |
注1:RDB管理情報デバイスにRDB管理情報専用パーティションのデバイス名を指定する場合、マウントポイントは「/SWFWDB」固定になります。
注2:FS(ファイルシステム)にzfsを使用する場合、「/share」と「/var/opt」は同一FSとしてください。
PRIMECLUSTER 4.2A00以前の場合は、/etc/vfstabへ以下を追加
/dev/FJSVmphd/dsk/mphd2048s0 /dev/FJSVmphd/rdsk/mphd2048s0 /share ufs 2 no - |
PRIMECLUSTER 4.3A10以降の場合は、/etc/vfstabと/etc/vfstab.pclへ以下を追加
/dev/FJSVmphd/dsk/mphd2048s0 /dev/FJSVmphd/rdsk/mphd2048s0 /share ufs 2 no - -->/etc/vfstabへ追加 |
【Linux版の設定例】
以下の設定値で設定例を示します。
デバイス名/マウントポイント | 設定値 |
---|---|
共有資源用のデバイス名 | /dev/sdb1 |
RDB管理情報専用パーティションのデバイス名 | /dev/sdb2 |
共有資源用(クラスタセットアップ時に指定)のマウントポイント | /share |
RDB管理情報専用パーティション(FW)のマウントポイント | /SWFWDB(注1) |
注1:RDB管理情報デバイスにRDB管理情報専用パーティションのデバイス名を指定する場合、マウントポイントは「/SWFWDB」固定になります。
PRIMECLUSTER 4.2A00以前の場合、/etc/fstab へ以下を追加
/dev/sdb1 /share ext3 noauto 0 0 |
PRIMECLUSTER 4.2A30以降の場合、/etc/fstab と /etc/fstab.pcl へ以下を追加
/dev/sdb1 /share ext3 noauto 0 0 --> /etc/fstab へ追加 |
Oracle Solaris Clusterの場合
以下の設定値で設定例を示します。
デバイス名/マウントポイント | 設定値 |
---|---|
共有資源用のデバイス名 | /dev/md/sw/dsk/d11 |
RDB管理情報専用パーティションのデバイス名 | /dev/md/sw/dsk/d12 |
共有資源用(クラスタセットアップ時に指定)のマウントポイント | /global/sw-share |
RDB管理情報専用パーティション(FW)のマウントポイント | /global/sw-swfwdb |
/etc/vfstabファイルに以下の行を追加します。
/dev/md/sw/dsk/d11 /dev/md/sw/rdsk/d11 /global/sw-share ufs 2 yes global |