対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
Linux版:5.2、V10.0L10以降
Linux for Itanium版:V12.0L10以降
HP版:5.1以降
AIX版:10.0以降
A
お客様システムのメンテナンスなどの際、システム起動時にSystemwalker Centric Managerの起動を完全に抑止するには、OSおよびバージョンに応じて、以下の手順を実施してください。。また、起動抑止状態を解除する場合、後述の“Systemwalkerのサービス/デーモンの起動抑止解除の手順”を実施してください。
V10.0L21(10.1)以前の場合
【Windowsの場合】
Systemwalker Centric Managerのサービスで「スタートアップの種類」が「自動」のサービスを、「手動」に変更してください。変更したサービス名は記録しておきます。サービスの変更は、[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]メニューから起動される「サービス」画面で設定できます。
【UNIXの場合】
後述の起動シェルを無効にする手順を実施してください。
V11.0L10(11.0)以降の場合
【Windowsの場合】
swstop(サービス/デーモンの起動の抑止コマンド)を実行します。コマンドを実行しても抑止されない場合は、公開されている最新の緊急修正を適用します。
起動抑止するサーバにサーバアクセス制御のポリシーを1回以上配付したことがある場合は、アクセス制御機能を無効化します。
<アクセス制御の無効化手順>
以下のアクセス制御無効化コマンド実行判定用ディレクトリを作成します。
Systemwalkerインストール先\MPWALKER.DM\mpsvac\var\svac_ulock |
swsvacclp(アクセス制御無効化コマンド)を実行(オプション不要)します。
Systemwalkerインストール先\MPWALKER.DM\mpsvac\bin\swsvacclp |
swsvaccontrol(アクセス制御機能の緊急停止コマンド)を実行(オプション不要)します。
Systemwalkerインストール先\MPWALKER.DM\mpsvac\bin\swsvaccontrol |
1.で作成したアクセス制御無効化コマンド実行判定用ディレクトリを削除します。
【UNIXの場合】
swstop(サービス/デーモンの起動の抑止コマンド)を実行します。コマンドを実行しても抑止されない場合は、公開されている最新の緊急修正を適用します。
後述の起動シェルを無効にする手順を実施してください。
swstop(サービス/デーモンの起動の抑止コマンド)に加えて、以下の手順でSystemwalker Centric Managerの起動シェルを無効にする必要があります。swstop(サービス/デーモンの起動の抑止コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
<起動シェルスクリプトを無効にする手順>
Solarisの場合
/etc/rc2.d、および/etc/rc3.dに、Systemwalker Centric Manager起動用のシェルスクリプトがインストールされています。以下のシェルスクリプトを改名してください。
スクリプト | バージョン | 注意事項 |
/etc/rc2.d/S72SwCentClsetup | 10.1以降 | mpsupclt |
/etc/rc2.d/S73opagt.syslog | OSがSolaris 9以前の場合 | |
/etc/rc2.d/S76drmsiapl | ||
/etc/rc2.d/S76startswCentric | 12.1以降 | |
/etc/rc2.d/S90mpfwsec | 5.0以降 | |
/etc/rc2.d/S99MpShrsv | 5.2以降 | |
/etc/rc2.d/S99startod | 5.0以降 | 運用管理サーバの場合 |
/etc/rc2.d/Sb0strdrms | ||
/etc/rc2.d/S99startswCentric | V5.0~V5.2 | |
/etc/rc3.d/S76startswCentric | 12.0以前 | |
/etc/rc3.d/S99sorm | 12.0以降 | |
/etc/rc2.d/S72SwCentClsetup | 10.1以降 |
Solaris 10以降の場合
syslog連携デーモンの起動処理はSMFに登録されているため、以下に示すコマンドを実行して、SMFからの自動起動を無効にします。
/usr/sbin/svcadm disable svc:/application/management/fjsvsagt-syslog:default |
Solaris 9以前の場合
SNMPエージェントも起動抑止する必要があります。上記に加え、以下の自動起動シェルスクリプトもリネームしてください。自動起動シェルスクリプトが存在しない場合は不要です。
/etc/rc3.d/S76snmpdx → _S76snmpdx (OSがSolaris 9以前の場合) |
Linux、Linux for Itaniumの場合
/etc/rc2.d、/etc/rc3.d、および/etc/rc5.dに、Systemwalker Centric Manager起動用のシェルスクリプトがインストールされています。以下のシェルスクリプトを改名してください。
スクリプト | バージョン | 注意事項 |
/etc/rc2.d/S00opagt.syslog | V10.0L10 | |
/etc/rc2.d/S04opagt.syslog | 5.2 | |
/etc/rc2.d/S11opagt.syslog | V10.0L20以降 | |
/etc/rc2.d/S20svac | V13.3.0以降 | |
/etc/rc2.d/S64mpipcmgrc | V13.1.0以降 | |
/etc/rc2.d/S72SwCentClsetup | V11.0L10以降 | |
/etc/rc2.d/S76startswCentric | 5.2~V10.0L10 | |
/etc/rc2.d/S90mpfwsec | ||
/etc/rc2.d/S99MpShrsv | V11.0L10以降 | |
/etc/rc2.d/S99mpsdl | ||
/etc/rc2.d/S99startod | V11.0L10以降 | 運用管理サーバの場合 |
/etc/rc2.d/S99startswCentric | ||
/etc/rc3.d/S00opagt.syslog | V10.0L10 | |
/etc/rc3.d/S04opagt.syslog | 5.2 | |
/etc/rc3.d/S11opagt.syslog | V10.0L20以降 | |
/etc/rc3.d/S20svac | V13.3.0以降 | |
/etc/rc3.d/S64mpipcmgrc | V13.1.0以降 | |
/etc/rc3.d/S72SwCentClsetup | V11.0L10以降 | |
/etc/rc3.d/S76startswCentric | 5.2~V10.0L10 | |
/etc/rc3.d/S90mpfwsec | ||
/etc/rc3.d/S99MpShrsv | V11.0L10以降 | |
/etc/rc3.d/S99mpsdl | ||
/etc/rc3.d/S99sorm | V12.0L10以降 | |
/etc/rc3.d/S99startod | V11.0L10以降 | |
/etc/rc3.d/S99startswCentric | ||
/etc/rc3.d/S99swpmexa | ||
/etc/rc4.d/S99startod | V11.0L10以降 | 運用管理サーバの場合 |
/etc/rc4.d/S99swpmexa | ||
/etc/rc5.d/S00opagt.syslog | V10.0L10 | |
/etc/rc5.d/S04opagt.syslog | 5.2 | |
/etc/rc5.d/S11opagt.syslog | V10.0L20以降 | |
/etc/rc5.d/S20svac | V13.3.0以降 | |
/etc/rc5.d/S64mpipcmgrc | V13.1.0以降 | |
/etc/rc5.d/S72SwCentClsetup | V11.0L10以降 | |
/etc/rc5.d/S76startswCentric | V5.2~V10.0L10 | |
/etc/rc5.d/S90mpfwsec | ||
/etc/rc5.d/S99MpShrsv | V11.0L10以降 | |
/etc/rc5.d/S99mpsdl | ||
/etc/rc5.d/S99startod | V11.0L10以降 | 運用管理サーバの場合 |
/etc/rc5.d/S99startswCentric | ||
/etc/rc5.d/S99swpmexa |
HP-UXの場合
/sbin/rc2.dに、Systemwalker Centric Manager起動用のシェルスクリプトがインストールされています。以下のようにシェルスクリプトを改名してください。
スクリプト | バージョン |
/sbin/rc2.d/S200opagt.syslog | |
/sbin/rc2.d/S90mpfwsec | |
/sbin/rc2.d/S911FHPdrms | |
/sbin/rc2.d/S99startswCentric | 5.1~10.0 |
/sbin/rc3.d/S76startswCentric | 5.1~10.0 |
/sbin/rc3.d/S99startswCentric | 11.0以降 |
AIXの場合
/etc/inittabファイルに自動起動する設定がエントリされています。以下の文字列(識別子)で始まる行をコメントアウトしてください。コメントアウトすることによりOSの起動時にも自動起動されなくなります。
文字列(識別子) | バージョン |
mpfwsecd | V10.0以降 |
Centric76 | V10.0 |
Centric99 | V10.0以降 |
FAIXmpsdl | |
FJSVsagt73 |
<Systemwalkerのサービス/デーモンの起動抑止解除の手順>
V10.0L21(10.1)以前の場合
【Windowsの場合】
起動抑止時に「スタートアップの種類」を「手動」に変更した Systemwalker Centric Manager のサービスについて、「スタートアップの種類」を「自動」に変更します。
サービスの変更は、[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]メニューから起動される「サービス」画面にて設定できます。
【UNIXの場合】
無効にした起動シェルスクリプトを改名する前のファイル名に戻します(改名します)。
V11.0L10(11.0)以降の場合
【Windowsの場合】
swstart(サービス/デーモンの起動の抑止解除コマンド)を実行します。コマンドを実行しても起動の抑止が解除されない場合は、公開されている最新の緊急修正を適用します。
【UNIXの場合】
無効にした起動シェルスクリプトを改名する前のファイル名に戻し(改名し)た後、swstart(サービス/デーモンの起動の抑止解除コマンド)を実行します。コマンドを実行しても起動の抑止が解除されない場合は、公開されている最新の緊急修正を適用します。
OSがSolaris 10以降の場合
syslog連携デーモンの自動起動を有効に戻すには以下に示すコマンドを実行します。
/usr/sbin/svcadm enable svc:/application/management/fjsvsagt-syslog:default |
swstart(サービス/デーモンの起動の抑止解除コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。