資源配付の管理領域を大量に使用して、バージョンアップ時に、退避用スペースが確保できない場合についての対処方法を説明します。
バージョンアップの操作方法については、それぞれ以下を参照してください。
V11.0L10/11.0以降:
“SystemWalker/Centric Manager バージョンアップガイド”の“バージョンアップ作業を開始する前に”
V10.0L10/10.0以降:
“SystemWalker/CentricMGR バージョンアップガイド”の“移行作業を開始する前に”
V5.0L30/5.2:
“SystemWalker/CentricMGR 導入手引書”の“旧バージョン、レベルからの移行手順”、または“SystemWalker/CentricMGR 5.2への移行”
V5.0L10/5.0/V5.0L20/5.1:
“SystemWalker/CentricMGR 導入手引書”の“バージョンアップ時の移行作業”
対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
A
バージョンアップ時に以下の2つの手順を実施し、退避スペースを節約します。
旧バージョンを退避(swmoveコマンド)する前に、以下のファイルを参照し、それぞれの場合で操作を実施します。
[Windowsの場合]
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\etc\drms.dat |
[Solarisの場合]
/opt/FJSVmpsdl/etc/drmsrc |
Systemwalker Centric Managerをアンインストールしない場合
Windowsの場合、上記のファイルで、“drmspath”が示しているディレクトリ名を変更(例:mng→mng2)し、変更した名前のディレクトリを作成します。Solarisの場合、本手順は実施しないでください。
Systemwalker Centric Managerをアンインストールする場合
上記のファイルで、“drmspath”が示しているディレクトリ(例:mng)をメディアなどに移動します。Solarisの場合は、メディアに移動後、“drmspath”が示しているディレクトリを作成します(空ディレクトリで問題ありません)。
旧バージョンを復元(swtransコマンド)した後に、以下の操作をします。
Systemwalker Centric Managerをアンインストールしなかった場合
名前を変更したディレクトリ名を元に戻します。
(例:mng2→mng)
Systemwalker Centric Managerをアンインストールする場合
移動したディレクトリを元のディレクトリにコピーします。
注意
“drmspath”の指定を変更する場合は、変更後に資源配付の再起動をしてください。
“旧バージョンを復元した後”の処理で元のディレクトリ名と同一のディレクトリがあった場合、当該ディレクトリを削除して、改名・コピーしてください。