インベントリ管理機能によりノード情報が追加/変更される際、ノード情報(ノードプロパティ)のインタフェース情報の代表インタフェースが変更される場合があります。この時、既存ノードが新ノードフォルダなど他のフォルダへ移動する場合もあります。
このため、以下のネットワーク管理や性能監視の一部の機能による監視ができなくなる場合があります。
ノード状態の表示
ノード状態の監視
MIB監視
性能監視
稼働状態の監視
対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
Linux版:V11.0L10以降
対処1
原因
インベントリ管理機能により監視ツリーに登録されたノードは、複数のインタフェースが実装されていると、監視サーバと接続していないインタフェースが代表インタフェースに設定されることがあります。この場合、ネットワーク管理や性能監視の監視対象にならず、ネットワーク管理や性能監視の機能による監視ができなくなります。
対処方法
[Windowsの場合]
以下の手順を実施してください。
監視サーバと接続しているインタフェースを代表インタフェースに手動で変更します。
インベントリ管理機能によってノードを追加しないように設定します。設定手順は以下のとおりです。
Systemwalkerコンソールの[ポリシー]メニューから[ポリシーの定義]-[インベントリ]を選択します。
→[デスクトップ管理 サーバ動作環境設定]ダイアログボックスが表示されます。
[インベントリ管理環境]ボタンをクリックします。
→[インベントリ管理環境]ダイアログボックスが表示されます。
[インベントリ情報の登録先]ボタンをクリックします。
→[インベントリ情報の登録先]ダイアログボックスが表示されます。
[フレームワークのデータベース]のチェックをはずします。
[OK]ボタンをクリックします。
[Solaris /Linuxの場合]
以下の手順を実施してください。
監視サーバと接続しているインタフェースを代表インタフェースに手動で変更します。
インベントリ管理機能によってノードを追加しないように設定します。設定手順は以下のとおりです。
pcentricmgrコマンドにより、Systemwalker Centric Managerを停止します。
"/etc/opt/FJSVsivmg/env/control.conf"ファイルを以下のように編集します。
[変更前]
NOREPOSITORYIMPORTATION 0 |
[変更後]
NOREPOSITORYIMPORTATION 1 |
scentricmgrコマンドにより、Systemwalker Centric Managerを起動します。
対処2
原因
複数のインタフェースを実装しているノードにおいて、各インタフェースのIPアドレスがそれぞれ一意なホスト名で名前解決できるようになっていない場合、収集されたインベントリ情報をフレームワークのデータベースに登録する時に、名前解決されていないIPアドレスを持つインタフェースが代表インタフェースに設定されることがあります。この場合、ネットワーク管理や性能監視の監視対象にならず、ネットワーク管理や性能監視の機能による監視ができなくなります。
対処方法
対処1の対処方法を実施してください。
