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Symfoware Server V12.0.0 アプリケーション開発ガイド(.NET Data Provider編)
FUJITSU Software

3.2.3 TableAdapterの追加

作成したデータセットにTableAdapterを追加する方法について説明します。

次のいずれかの操作を実行して、TableAdapter を追加できます。

3.2.3.1 TableAdapter 構成ウィザードによる追加

TableAdapter構成ウィザードでTableAdapterを追加する手順を説明します。

  1. TableAdapter構成ウイザードを起動します。起動方法には、下記の2つがあります。

    • Visual Studioの[ツールボックス]の[データセット]タブから、[TableAdapter]をデータセットデザイナーにドラッグ&ドロップします。

    • データセットデザイナーの空白部分で右クリックします。表示されるメニューバーで、[追加]の[TableAdapter]を選択します。

  2. [データ接続の選択]画面で、既存の接続文字列を選択するか、または[新しい接続]をクリックして新しい接続文字列を作成します。

  3. [コマンドの種類を選択します]画面で、TableAdapterでデータベースにアクセスする方法を選択します。

    注意

    ストアドプロシージャを新規に作成することはできません。

    [SQLステートメントを使用する]を選択する場合

    1. [SQLステートメントを使用する]を選択して[次へ]ボタンをクリックし、以下のどちらかの方法で、SQLステートメントを入力します。

      • [SQLステートメントの入力]画面で直接入力する

      • QueryBuilderで自動生成する
        [SQLステートメントの入力]画面で、[クエリビルダー]ボタンをクリックするとQueryBuilderを起動できます。詳細は“付録E QueryBuilder”を参照してください。

      SQLステートメントを入力後、[次へ]ボタンをクリックします。

    2. [生成するメソッドの選択]画面で、TableAdapterに追加するメソッドを選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

    3. [ウィザードの結果]画面で、TableAdapter中のメソッドが正しく生成されたか確認し、[完了]ボタンをクリックします。

    4. 下記のデータセットの設定画面に、生成したメソッドが表示されます。

    5. 生成されたTableAdapterを右クリックし、[プロパティ]を選択します。

    6. 表示された[プロパティ]ウィンドウで、SQLの内容を確認できます。


    [既存のストアドプロシージャを使用]を選択する場合

    1. [既存のストアドプロシージャを使用]を選択して[次へ]ボタンをクリックし、[コマンドを既存のストアドプロシージャにバインドする]画面で、[Select]のプルダウンメニューから必要なストアドプロシージャを選択します。画面の右側に、指定したストアドプロシージャの出力パラメタが表示されます。

      Insertストアドプロシージャを設定する場合は、[Insert]のプルダウンメニューから、必要なストアドプロシージャを指定します。右側の[パラメーター]リストに、当該ストアドプロシージャの入力パラメタが表示されます。右側の[ソース列]のセルで、対応する入力パラメタを選択してください。当該入力パラメタの指定範囲はSelectストアドプロシージャの出力パラメタです。[ソース列]のセルは空白にしないでください。
      UpdateストアドプロシージャおよびDeleteストアドプロシージャの設定も、Insertストアドプロシージャの設定と同様の操作です。
      パラメタの指定が完了したら、[次へ]ボタンをクリックします。

      注意

      Selectストアドプロシージャの出力パラメタを使用して、TableAdapterのInsertストアドプロシージャ、Updateストアドプロシージャ、Deleteストアドプロシージャを自動生成する場合、Insertストアドプロシージャ、Updateストアドプロシージャ、Deleteストアドプロシージャを設定する必要があります。

    2. [生成するメソッドの選択]画面で、TableAdapterに追加するメソッドを選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

    3. [ウィザードの結果]画面で、TableAdapter中のメソッドが正しく生成されたか確認し、[完了]ボタンをクリックします。

    4. 下記のデータセットの設定画面に、生成したメソッドが表示されます。

      ポイント

      Selectストアドプロシージャの出力パラメタはDataTableに表示されます。下記の画面では、PARAM2は当該Selectストアドプロシージャの出力パラメタです。

3.2.3.2 サーバーエクスプローラーで表示したオブジェクトから追加

サーバーエクスプローラーは、Visual Studio のサーバ管理コンソールです。このウィンドウを使用すると、[データ接続]配下のツリーからSymfoware Serverのオブジェクト情報を参照できます。

サーバーエクスプローラーは、Visual Studioの[表示]メニューの[サーバーエクスプローラー]を選択すると利用できます。

サーバーエクスプローラーで表示したオブジェクトから TableAdapterを追加する手順を説明します。

  1. [データ接続]を右クリックして[接続の追加]を選択します。

  2. [接続の追加]画面で接続先情報を指定し、[テスト接続]ボタンをクリックして接続先情報が正しいことを確認し、[OK]ボタンをクリックします。

  3. データセットデザイナーでデータセットを開き、サーバーエクスプローラーの[データ接続]配下のツリーからデータセットデザイナーにデータベースオブジェクトをドラッグ&ドロップします。
    データセットにDataTableとTableAdapterが自動的に追加されます。

注意

サーバーエクスプローラーでは、下記のデータベースオブジェクトからTableAdapterを作成できます。

  • テーブル

  • ビュー

  • 一時表

  • ストアドプロシージャ

また、下記のデータベースオブジェクトからは、TableAdapterを作成できません。

  • 関数(ファンクション)

  • 順序

  • トリガ

  • スキーマ