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Symfoware Server V12.0.0 トラブルシューティング集(データベース簡単運用編)
FUJITSU Software

A.1 エラーメッセージの分析

エラーメッセージを分析して、異常の原因を特定します。エラーメッセージは、以下の手順で分析します。

  1. 出力されているメッセージを確認する

  2. メッセージから原因を特定する

  3. 対処を決定する

Symfoware Serverから通知されるエラーメッセージの形式を、以下に示します。

エラーメッセージの形式

エラーメッセージの内容

qdgxxxx

Symfoware Serverのエラーメッセージ

JYPxxxx

Symfoware Serverのエラーメッセージ

その他の形式

OSまたは他のソフトウェア製品のエラーメッセージ

qdgxxxx、JYPxxxxのエラーメッセージの分析

Symfoware Serverのエラーメッセージです。

参照

SolarisLinuxSolaris/Linuxの場合

“メッセージ集”、またはrdbprtmsgコマンドを参照してください。

例1

RDBコマンドの実行で出力されるメッセージ“qdg03110u”を確認する場合

$ rdbprtmsg -qdg 03110

qdg03110u
データベーススペース's*'の空き領域がありません t*
[メッセージの意味]
DSIのスペース追加処理において、スペース割付け先のデータベースス
ペースに、指定された割付け量を割付けできる領域がありません。
[パラメタの意味]
s*: データベーススペース名
t*: RDBシステム名
RDBシステム名はマルチRDBの場合のみ出力されます。
[システムの処理]
このコマンドの処理を中止します。
[利用者の処置]
データベーススペースを拡張し、再実行してください。
例2

アプリケーションの実行時にメッセージ変数(SQLMSG)に設定されるメッセージ“JYP2031E”を確認する場合

$ rdbprtmsg -jyp 2031

JYP2031E
記述子名"@1@"のCOUNT値に誤りがあります.
[状態コード]
07009
[メッセージの意味]
記述子名"@1@"のCOUNT値に以下のいずれかの誤りがあります。
- COUNTの値が指定されていない
- 指定されたCOUNTの値は1以上で、かつ実現値の範囲内ではない
[パラメタの意味]
@1@: 記述子名
[システムの処理]
SQL文の処理を中止します。
[利用者の処置]
以下のいずれかの処置を行ってください。
- COUNTの値を指定してください
- ALLOCATE DESCRIPTOR文で指定した、実現値を確認してください
- ALLOCATE DESCRIPTOR文で実現値を省略した場合は、動作環境ファイル
   内の"DESCRIPTOR_SPEC"の項目の値を確認してください

WindowsWindowsの場合

“メッセージ集”を参照してください。

その他のエラーメッセージの分析

OSまたはSymfoware Server以外のアプリケーションによって表示されている可能性があります。出力されるエラーメッセージが、何に対するものなのかを調査してください。

JDBC連携時に出力されるエラーメッセージを確認する場合

エラーメッセージの種類

参照先

JavaVMが出力するメッセージ

  • Oracle社のドキュメント

  • “アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)”の“異常時の対処”

EJBが出力するメッセージ(EJBxxxx)

  • Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド

  • Interstage Application Server メッセージ集

Servletが出力するメッセージ

  • Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド

参照

詳細は、“アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)”の”メッセージリファレンス”を参照してください。