本章では、Symfoware Serverの再インストールについて説明します。
再インストールは、すでにインストールされているプログラムファイルが、何らかの原因で使用不可になったとき、または、アンインストール時に、インストーラの起動に失敗するようなとき、それを修復する場合に行います。このとき、ユーザー資産は、再インストール前の状態を保持できます。
なお、再インストールする場合は、インストール先を変更することはできません。インストール先を変更する場合は、Symfoware Serverをアンインストール後、初期インストールを行ってください。Symfoware Serverのアンインストール方法については、“第6章 アンインストール”を、初期インストール方法については、“第3章 初期インストール”参照してください。
注意
インストールは、“Administrator”権限のあるユーザー(Administratorsグループに属するユーザーIDを持つ)が行ってください。
インストールする前に、すべてのアプリケーションをあらかじめ停止しておいてください。
インストールを開始する前に、適用しているすべての緊急修正、応急修正および固有修正を削除しておいてください。また、インストール後は適用していた最新の修正を適用してください。
Linkexpress Replication optionによりレプリケーションを行っている場合は、“Linkexpress”および“Linkexpress Replication option”の移行作業を行ってください。
以下のいずれかの場合は、インストールを行う前に以下のコマンドを実行し、インストールモードへの切替えを行う必要があります。またインストールが終了したあとは、以下のコマンドを実行し、実行モードに切替えてください。
Windows Server(R) 2003、Windows Server(R) 2003 R2またはWindows Server(R) 2008でターミナルサーバをアプリケーションサーバモードでインストールしている
Windows Server(R) 2008 R2またはWindows Server(R) 2012でリモートデスクトップサービスをアプリケーションサーバモードでインストールしている
【インストール前】
CHANGE USER /INSTALL
【インストール後】
CHANGE USER /EXECUTE
インストールプログラム実行時に以下の画面が表示されることがあります。
画面が表示された場合は、以下の手順で操作を行ってください。
[InstallShield Wizardの完了]画面が表示されるまでインストール作業を実行する。
上記の画面で[次へ]ボタンクリックする。
以下の画面が表示されるので、[完了]ボタンをクリックする。
参照
“Linkexpress”および“Linkexpress Replication option”の移行作業は、各製品の“ソフトウェア説明書”を参照してください。
再インストール開始時に以下のような[ユーザー アカウント制御]ダイアログが表示された場合は、[はい]ボタンをクリックして操作を継続してください。
[いいえ]ボタンをクリックした場合、続行許可されないため[エラー]ダイアログが表示されます。
再インストール操作を継続する場合は、表示された[エラー]ダイアログで[再試行]ボタンをクリックしてください。操作を終了する場合は、[キャンセル]ボタンをクリックしてください。
再インストールを途中で中断した場合や、処理が異常終了した場合、下記のようなプログラム互換アシスタントのダイアログが表示される場合があります。[このプログラムは正しくインストールされました]をクリックして操作を続行してください。