Symfoware Server V12.0.0 アプリケーション開発ガイド

5.2.2 メッセージの言語および文字コードの設定

アプリケーション実行環境の言語の設定、およびアプリケーションの文字コードの設定について説明します。

言語の設定

アプリケーション実行環境の言語設定は、データベースサーバのメッセージロケールの設定と合わせる必要があります。

• Linux/Solarisの場合

  言語の設定は、環境変数LANGとソースコード中でsetlocale関数で設定します。

  • 環境変数LANGの設定

    言語を指定する環境変数には、LANGのほかに、LC_ALL、LC_MESSAGESがあります。これらの環境変数が複数設定されている場合の優先順位は、(強い)LC_ALL > LC_MESSAGES > LANG(弱い)となります。

    例

    LANG環境変数で“ja_JP.UTF-8”の指定例(Bash)

    > LANG=ja_JP.UTF-8; export LANG

  • setlocaleの設定

    ソースコード中に、setlocale関数を使用してアプリケーションの言語を設定します。

    例

    setlocale関数で“ja_JP.UTF-8”の指定例

    setlocale(LC_ALL,"ja_JP.UTF-8");

    参考

    setlocale関数の使用方法は、オペレーティングシステムに付属するドキュメントを参照してください。

• Windowsの場合

  OSのロケールに従います。  

文字コードの設定

アプリケーションの文字コードの設定とクライアント文字コードの設定を合わせておくことを推奨します。設定が合っていない場合、メッセージが文字化けする場合があります。

アプリケーションの文字コードの設定は、以下のいずれかの方法で設定します。

• 環境変数“PGCLIENTENCODING”で設定

• SETコマンドによるclient_encodingパラメータの指定

また、環境に合わせて文字コードを設定します。

  

環境変数“PGCLIENTENCODING”で設定

例

クライアント文字コードの設定が“UTF8”の場合の指定例(Bash)

> PGCLIENTENCODING=UTF8; export PGCLIENTENCODING

クライアント文字コードの設定が“UTF8”の場合の指定例

> set PGCLIENTENCODING=UTF8

  

SETコマンドによるclient_encodingパラメータの指定

例

クライアント文字コードの設定が“UTF8”の場合の指定例

> SET client_encoding TO 'UTF8';

  

注意

コマンドプロンプトに結果を出力する際、文字化けする場合があります。文字化けした場合は、コマンドプロンプトのフォントの設定を見直してください。