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Symfoware Server V12.0.0 アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

SolarisLinux3.2.3 ODBCデータソースの登録(Linux/Solarisの場合)

Linux、およびSolarisプラットフォームでODBCデータソースを登録する方法を説明します。

  

  1. データソースの登録

    データソースの定義ファイルodbc.iniを編集します。

    参考

    [ODBCドライバマネージャ(unixODBC)のインストールディレクトリにあるファイルを編集する]

    <unixODBCインストールディレクトリ>/etc/odbc.ini

    または

    [HOMEディレクトリ配下に新しいファイルを作成する]

    ~/.odbc.ini

      

    以下の内容を設定してください。

    定義名

    設定値

    [データソース名]

    ODBCデータソースに付与する名前を設定します。

    Description

    ODBCデータソース定義の説明を設定します。任意の説明を設定してください。

    Driver

    ODBCドライバの名前として以下を設定します。この値は変更しないでください。

    • LinuxLinux(32ビット)で文字コード系が“EUC_JP”、または“Shift-JIS”の場合

        “SymfowareServerV12.0ansi”

    • Linux(32ビット)で文字コード系が“UTF-8”の場合

        “SymfowareServerV12.0unicode”

    • Linux(64ビット)で文字コード系が“EUC_JP”、または“Shift-JIS”の場合

        “SymfowareServerV12.0x64ansi”

    • Linux(64ビット)で文字コード系が“UTF-8”の場合

        “SymfowareServerV12.0x64unicode”

    • SolarisSolaris(32ビット)で文字コード系が“EUC_JP”、または“Shift-JIS”の場合

        “SymfowareServerV12.0ansi”

    • Solaris(32ビット)で文字コード系が“UTF-8”の場合

        “SymfowareServerV12.0unicode”

    • Solaris(64ビット)で文字コード系が“EUC_JP”、または“Shift-JIS”の場合

        “SymfowareServerV12.0sparcv9ansi”

    • Solaris(64ビット)で文字コード系が“UTF-8”の場合

        “SymfowareServerV12.0sparcv9unicode”

    Database

    接続するデータベース名を指定します。

    Servername

    データベースサーバのホスト名を指定します。

    Username

    データベースに接続するユーザーIDを指定します。

    Password

    データベースに接続するユーザーのパスワードを指定します。

    Port

    データベースサーバのポート番号を指定します。

    省略した場合は、26500となります。

    SSLMode

    通信の暗号化方法を指定します。SSLModeの設定値は以下のとおりです。

    • disable:非SSLで接続します。

    • allow:非SSLで接続し、失敗したらSSLで接続します。

    • prefer:SSLで接続し、失敗したら非SSLで接続します。

    • require:必ずSSLで接続します。

    • verify-ca:SSLで接続し、信頼できるCAから発行された証明書を使用します。(注)

    • verify-full:SSLで接続し、信頼できるCAから発行された証明書を使用してサーバのホスト名が証明書と一致するかを検証します。(注)

    ReadOnly

    データベースを読み込み専用にするかどうかを指定します。

    • 1:読み込み専用にします

    • 0:読み込み専用にしません

    注: “verify-ca”または“verify-full”を指定する場合、CA証明書ファイルを環境変数PGSSLROOTCERTで以下のように指定してください。

    例)

    export PGSSLROOTCERT=<CA証明書ファイルの格納ディレクトリ>/root.crt

    ポイント

    <unixODBCインストールディレクトリ>配下を編集した場合、当該システムにログインするユーザーすべての共通設定として使用されます。HOMEディレクトリ(~/)配下に作成した場合、当該ユーザーのみが使用できる設定として使用されます。

    Linux(32ビット)の場合

    [MyDataSource]
    Description    = SymfowareServer
    Driver         = SymfowareServerV12.0ansi
    Database       = db01
    Servername     = sv1
    Port           = 26500
    ReadOnly       = 0

    注意

    セキュリティのため、ユーザーID(UserName)およびパスワード(Password)は、アプリケーションで指定してください。

  2. 環境変数の設定

    ODBCドライバを使用するアプリケーションを実行するためには、環境変数LD_LIBRARY_PATHの設定が必要です。

    環境変数LD_LIBRARY_PATHの設定例を以下に示します。

    • LinuxLinux(32ビット)の場合

      設定例(TCシェル)

      setenv LD_LIBRARY_PATH /usr/local/lib(注1)(注2):/opt/symfoclient32/lib:${LD_LIBRARY_PATH}

      設定例(bash)

      LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/lib(注1)(注2):/opt/symfoclient32/lib:$LD_LIBRARY_PATH;export LD_LIBRARY_PATH
    • Linux(64ビット)の場合

      設定例(TCシェル)

      setenv LD_LIBRARY_PATH /usr/local/lib(注1)(注2):/opt/symfoclient64/lib:${LD_LIBRARY_PATH}

      設定例(bash)

      LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/lib(注1)(注2):/opt/symfoclient64/lib:$LD_LIBRARY_PATH;export LD_LIBRARY_PATH
    • SolarisSolaris(32ビット)の場合

      設定例(Cシェル)

      setenv LD_LIBRARY_PATH /usr/local/lib(注1)(注2):/opt/symfoclient32/lib:${LD_LIBRARY_PATH}

      設定例(bash、Bシェル、Kシェル)

      LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/lib(注1)(注2):/opt/symfoclient32/lib:$LD_LIBRARY_PATH;export LD_LIBRARY_PATH
    • Solaris(64ビット)の場合

      設定例(Cシェル)

      setenv LD_LIBRARY_PATH_64 /usr/local/lib(注1)(注2):/opt/symfoclient64/lib:${LD_LIBRARY_PATH_64}

      設定例(bash、Bシェル、Kシェル)

      LD_LIBRARY_PATH_64=/usr/local/lib(注1)(注2):/opt/symfoclient64/lib:$LD_LIBRARY_PATH_64;export LD_LIBRARY_PATH_64

    注1) unixODBCのインストール先を指定せずにソースからビルドおよびインストールした場合の例です。インストール先を指定した場合には、インストール先のディレクトリを設定してください。

    注2) libtoolのインストール先を指定せずにソースからビルドおよびインストールした場合の例です。インストール先を指定した場合には、インストール先のディレクトリを設定してください。