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Interstage Interaction Manager V10 導入ガイド
Interstage

付録E 負荷分散構成の環境作成

本章では、複数サーバで負荷分散する場合のサーバの環境作成手順について説明します。

1台目のサーバの環境作成

以下の手順で1台目のサーバの環境を作成します。

  1. Interaction Managerをインストールします。
    インストールについては「第4章 インストール」を参照してください。

  2. Interaction Managerのポータル機能のセットアップを行います。
    セットアップについては「第5章 セットアップ」を参照してください。

    以下のテナント定義ファイルが作成されます。

    <本製品のインストールディレクトリ>/FJSVrcfmp/setup/etc/[テナントID].properties

2台目以降のサーバの環境作成

以下の手順で2台目以降のサーバの環境を作成します。

  1. Interaction Managerをインストールします。
    インストールについては「第4章 インストール」を参照してください。

  2. 1台目のサーバのセットアップで作成されたテナント定義ファイルを、任意のディレクトリにコピーします。

  3. 2.でコピーしたファイルをテナント定義入力ファイルとして、Interaction Managerのポータル機能のセットアップを行います。
    セットアップについては「第5章 セットアップ」を参照してください。

  4. 1.から3.の手順をサーバの台数分繰り返します。

ポイント

  • 複数サーバ構成の場合、各ポータル機能のサーバは、同一のLDAPシステム(AD/LDAP連携の場合)、Interstage シングル・サインオン環境(Interstage シングル・サインオン連携の場合)、およびRDBシステムにアクセスする形態になります。

  • Interaction Manager管理コンソールは1サーバのみの運用を推奨します。Interaction Manager管理コンソールへのアクセスは、負荷分散の対象外とするか、負荷分散装置の振り分け設定により、特定のサーバの管理コンソールを利用するようにしてください。
    Autopilotの登録時にAutopilot定義のファイルをInteraction Manager管理コンソールへアップロードして配備しますが、複数サーバ構成の場合に、対象となるInteraction Manager管理コンソールのサーバを特定することで、他のサーバへのAutopilot定義のファイルのコピーと配備を容易にできます。
    なお、複数サーバを利用した負荷分散構成における設定操作については、「ポータル運用ガイド」の「5.9 負荷分散構成における設定操作」を参照してください。