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A.3 -byuseridオプションの指定について

利用者情報のユーザー、グループ、ロールには、ユニークな属性としてオブジェクトIDがあり、利用者情報管理コマンドでは、オブジェクトIDの値をキーにして利用者情報を処理することができます。
また、利用者情報のユーザーには、ユニークな属性としてユーザーIDもあるため、ユーザーIDをキーにした処理も可能です。

ユーザーIDをキーにして処理する場合は、利用者情報管理コマンドの-byuseridオプションを指定します。

以下の表に、利用者情報管理コマンドの-byuseridオプションの指定による動作の違いを示します。

処理

-byuseridオプション

CSVファイル

User.csv

Group.csv

Role.csv

Group-User.csv

Role-Member.csv

export

指定なし

idカラムとuserIdカラムの両方が出力されます。

動作の違いはありません。

動作の違いはありません。

グループの所属ユーザーを特定する情報として、User.idカラムにユーザーのオブジェクトIDが出力されます。

動作の違いはありません。

指定あり

userIdカラムは出力されますが、idカラムは出力されません。

グループの所属ユーザーを特定する情報として、userIdカラムにユーザーのユーザーIDが出力されます。

import

指定なし

idカラムの値をキーに処理が行われます。
idカラムの値が空文字列の場合、ユーザーが作成されます。値が設定されている場合、ユーザーが更新されます。
CSVファイルにidカラムは必須です。

動作の違いはありません。

動作の違いはありません。

User.idカラムに指定したオブジェクトIDのユーザーがグループに追加されます。
CSVファイルにuserIdカラムを指定すると、エラーとなります。

動作の違いはありません。

指定あり

userIdカラムの値をキーに処理が行われます。
userIdカラムの値に該当するユーザーが存在しない場合、ユーザーが作成されます。ユーザーが存在する場合、ユーザーが更新されます。
CSVファイルにuserIdカラムは必須です。idカラムを指定すると、エラーとなります。

userIdカラムに指定したユーザーIDのユーザーがグループに追加されます。

CSVファイルにUser.idカラムを指定すると、エラーとなります。

delete

指定なし

idカラムの値をキーに処理が行われます。
CSVファイルにidカラムは必須です。

動作の違いはありません。

動作の違いはありません。

User.idカラムに指定したオブジェクトIDのユーザーがグループから削除されます。

CSVファイルにuserIdカラムを指定すると、エラーとなります。

動作の違いはありません。

指定あり

userIdカラムの値をキーに処理が行われます。
CSVファイルにuserIdカラムは必須です。idカラムを指定すると、エラーとなります。

userIdカラムに指定したユーザーIDのユーザーがグループから削除されます。

CSVファイルにUser.idカラムを指定すると、エラーとなります。