利用者情報のユーザー、グループ、ロールには、ユニークな属性としてオブジェクトIDがあり、利用者情報管理コマンドでは、オブジェクトIDの値をキーにして利用者情報を処理することができます。
また、利用者情報のユーザーには、ユニークな属性としてユーザーIDもあるため、ユーザーIDをキーにした処理も可能です。
ユーザーIDをキーにして処理する場合は、利用者情報管理コマンドの-byuseridオプションを指定します。
以下の表に、利用者情報管理コマンドの-byuseridオプションの指定による動作の違いを示します。
処理 | -byuseridオプション | CSVファイル | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
User.csv | Group.csv | Role.csv | Group-User.csv | Role-Member.csv | ||
export | 指定なし | idカラムとuserIdカラムの両方が出力されます。 | 動作の違いはありません。 | 動作の違いはありません。 | グループの所属ユーザーを特定する情報として、User.idカラムにユーザーのオブジェクトIDが出力されます。 | 動作の違いはありません。 |
指定あり | userIdカラムは出力されますが、idカラムは出力されません。 | グループの所属ユーザーを特定する情報として、userIdカラムにユーザーのユーザーIDが出力されます。 | ||||
import | 指定なし | idカラムの値をキーに処理が行われます。 | 動作の違いはありません。 | 動作の違いはありません。 | User.idカラムに指定したオブジェクトIDのユーザーがグループに追加されます。 | 動作の違いはありません。 |
指定あり | userIdカラムの値をキーに処理が行われます。 | userIdカラムに指定したユーザーIDのユーザーがグループに追加されます。 CSVファイルにUser.idカラムを指定すると、エラーとなります。 | ||||
delete | 指定なし | idカラムの値をキーに処理が行われます。 | 動作の違いはありません。 | 動作の違いはありません。 | User.idカラムに指定したオブジェクトIDのユーザーがグループから削除されます。 CSVファイルにuserIdカラムを指定すると、エラーとなります。 | 動作の違いはありません。 |
指定あり | userIdカラムの値をキーに処理が行われます。 | userIdカラムに指定したユーザーIDのユーザーがグループから削除されます。 CSVファイルにUser.idカラムを指定すると、エラーとなります。 |