Network Assistは、単体動作またはSystemwalker Centric Managerと連携を行い、ネットワークを構成する機器群(IPアクセスルータ、マルチプロトコルルータ、IPバックボーンスイッチ、レイヤー3バックボーンスイッチ、レイヤー2バックボーンスイッチ、スイッチングハブ、レピータハブ、ファイアーウォール、VoIP、メディアコンバーター)を監視することでネットワーク管理者の仕事を軽減することを目的に開発されたものです。本ソフトウェアはネットワーク機器をビジュアルで使いやすい操作環境によって、より手軽にネットワーク監視ができる機能を提供し、分散/オープンシステムの複雑なネットワーク運用作業を強力にバックアップします。
Network Assist は、業界標準のネットワーク管理プロトコルであるSNMP(Simple Network Management Protocol)プロトコルを通じて、SNMP エージェント機能を持つ、ネットワーク機器、FDDI(Fiber Distributed Data Interface)リングの伝送路を監視します。また、ICMP(Internet Control Message Protocol)プロトコルを使用し、ラック搭載機器の稼働監視を行います。
一台の監視サーバから複数のネットワーク機器を集中的に監視し、監視クライアント(Windows(R))上のWebブラウザ画面により、装置の動作状況や障害情報の表示を行うことで、ネットワーク上のトラフィック状況把握や障害の検出を行うことができます。
なお、FDDIリングの伝送路、およびFDDIリングに接続されているLAN中継装置の構成、状態は管理プロトコルを中継するプロキシSMT装置(ルータ)を使用して、FDDI管理プロトコルであるSMT(Station Management)情報の収集を行うことで監視します。
(GEE版)
Network Assist GEEは、拡張機能としてGSネットワークアダプター機器監視機能を提供します。これにより、ネットワーク機器から、GS/PRIMEFORCEシリーズホストのGS/PRIMEFORCEネットワークアダプターまで幅広く監視できます。
注意
GSネットワークアダプターとは、GS/PRIMEFORCEシリーズホストとネットワークを結ぶ装置(LANC,CLCU等)やインタフェース(Open Network Adapter等、以下ONA と表記します。)を指します。
LANC,CLCU等とONAの管理/監視方法を以下に示します。
LANC,CLCU等
ノードマネージャ、ノードビューで管理/監視を行います。監視の特徴については、“1.2 Network Assistの特徴”を参照してください。
ONA
ノードマネージャ、ビュー(ONAビュー)で管理/監視を行います。