機能
SQL文実行時に指定されている動作環境の中で性能チューニングに関連するパラメタの指定内容を表示する機能です。
記述形式
PRINT ENV
一般規則
WHERE句にブール演算子“OR”、または行値構成子を指定した場合、TIDユニオンマージのアクセスプランのみを作成するか否か
導出表を絞り込む探索条件を指定した場合、その探索条件を導出表のWHERE句に移動するか否か
インデックスを使用しないアクセスプランを選択するか否か
非活性状態のインデックスDSIを含むインデックスを使用したアクセスプランを選択するか否か
ジョインする方法
結合表と他の表のジョイン順
データベースを並列に検索する場合の多重度
インデックス、クラスタキー、または分割キーの検索範囲の最大数
アプリケーション単位またはコネクション単位にデータベースを並列に検索するか否か
排他の単位を行とします
最適化情報を設定していない場合、ジョイン順をV5以前と同じにするか否か
四則演算の検索範囲について、インデックス範囲検索、または、クラスタキーの検索を行うか否か
探索条件のCASTオペランドに指定した列でインデックスの範囲検索、または、クラスタキー検索を行うか否か
ソート処理がレコードをハッシングして格納するための領域のサイズ
作業用ソート領域として使うメモリサイズ(単位はキロバイト)
述語ごとの検索範囲の選択率の値
インデックス検索と表データ取得のアクセスモデルでTIDソートを利用するか否か
TIDユニオンマージのアクセスモデルを有効にするか否か
UPDATE文:探索、またはDELETE文:探索の更新標的レコードを位置づける部分の占有モード
作業用テーブルとして使うメモリサイズ(単位はキロバイト)
上記パラメタのうち、以下のパラメタに関する詳細は、“5.4 CHANGE ENV文”を参照してください。
CHOOSE_TID_UNION
GROUP_COL_COND_MOVE
IGNORE_INDEX
INACTIVE_INDEX_SCAN
JOIN_ORDER
JOIN_RULE
MAX_SCAN_RANGE
SAME_COST_JOIN_ORDER
SCAN_KEY_ARITHMETIC_RANGE
SCAN_KEY_CAST
SORT_HASHAREA_SIZE
SS_RATE
TID_SORT
TID_UNION
USQL_LOCK
参照
上記パラメタのうち、以下の5つのパラメタに関する詳細は、“アプリケーション開発ガイド(共通編)”を参照してください。
MAX_PARALLEL
PARALLEL_SCAN
R_LOCK
SORT_MEM_SIZE
WORK_MEM_SIZE
表示されるパラメタ一覧
SQL>PRINT ENV CHOOSE_TID_UNION = NO GROUP_COL_COND_MOVE = YES IGNORE_INDEX = NO INACTIVE_INDEX_SCAN = YES JOIN_RULE = AUTO JOIN_ORDER = AUTO MAX_PARALLEL = 4 MAX_SCAN_RANGE = 1000 PARALLEL_SCAN = NO R_LOCK = YES SAME_COST_JOIN_ORDER = ORDER SCAN_KEY_ARITHMETIC_RANGE = YES SCAN_KEY_CAST = YES SORT_HASHAREA_SIZE = 2097150 SORT_MEM_SIZE = 2112 SS_RATE = 0.200000,0.250000,0.500000,0.400000,0.000100 TID_SORT = YES TID_UNION = YES USQL_LOCK = EX WORK_MEM_SIZE = 128