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Symfoware Server V12.0.0 SQLTOOLユーザーズガイド
FUJITSU Software

5.11 HISTORY文

機能

過去に実行したSQL文の表示および、SQL文の実行を指定します。ヒストリの表示はチューニングなどで実施した手順を確認するときに使用できます。また、以前実行したSQL文を再実行する場合にSQL文を入力することなく実行できます。

一般規則

rdbexecsqlコマンド正常終了時に“rdbexecsql.hst”がカレントディレクトリに作成されます。

ヒストリの表示方法

SQL>HISTORY と入力すると、過去に実行したコマンドが30世代まで表示されます。

過去のコマンド実行方法と処理仕様
  • SQL>のプロンプトに続いて“!番号”と入力すると、指定した番号のコマンドを実行します。
    指定した番号のコマンドが存在しない場合、「対応履歴なし」というメッセージを表示して、コマンドは実行しません。

  • 直前のコマンドを実行する場合は、SQL>のプロンプトに続いて“!!”と入力します。
    以下の使用例では、UPDATE文が実行されます。
    直前のコマンドが存在しない場合、「対応履歴なし」というメッセージを表示して、コマンドは実行しません。

  • 任意の文字列で始まるコマンドを実行する場合は、SQL>のプロンプトに続いて“!文字列”と入力します。
    たとえば、“!C”と入力すると、以下の使用例では、COMMIT文が実行されます。
    指定文字列で始まるコマンドが存在しない場合、「対応履歴なし」というメッセージを表示して、コマンドは実行しません。

  • 記憶している世代の省略値は過去30世代までです。

記憶世代数を増やすには

rdbexecsqlコマンドの実行時にhオプションで世代数を指定します。指定できる値は10<n<100です。

使用例

ヒストリ表示
SQL>HISTORY
    1:DELETE FROM SCM1.TBL1 
    2:INSERT INTO SCM1.TBL1(INT_D,SMALLINT_D) VALUES(1,11) 
    3:COMMIT WORK 
    4:SELECT * FROM SCM1.TBL1
    5:UPDATE SCM1.TBL1 SET SMALLINT_D = 20 WHERE INT_D = 1 
SQL>