機能
過去に実行したSQL文の表示および、SQL文の実行を指定します。ヒストリの表示はチューニングなどで実施した手順を確認するときに使用できます。また、以前実行したSQL文を再実行する場合にSQL文を入力することなく実行できます。
一般規則
rdbexecsqlコマンド正常終了時に“rdbexecsql.hst”がカレントディレクトリに作成されます。
SQL>HISTORY と入力すると、過去に実行したコマンドが30世代まで表示されます。
SQL>のプロンプトに続いて“!番号”と入力すると、指定した番号のコマンドを実行します。
指定した番号のコマンドが存在しない場合、「対応履歴なし」というメッセージを表示して、コマンドは実行しません。
直前のコマンドを実行する場合は、SQL>のプロンプトに続いて“!!”と入力します。
以下の使用例では、UPDATE文が実行されます。
直前のコマンドが存在しない場合、「対応履歴なし」というメッセージを表示して、コマンドは実行しません。
任意の文字列で始まるコマンドを実行する場合は、SQL>のプロンプトに続いて“!文字列”と入力します。
たとえば、“!C”と入力すると、以下の使用例では、COMMIT文が実行されます。
指定文字列で始まるコマンドが存在しない場合、「対応履歴なし」というメッセージを表示して、コマンドは実行しません。
記憶している世代の省略値は過去30世代までです。
rdbexecsqlコマンドの実行時にhオプションで世代数を指定します。指定できる値は10<n<100です。
使用例
SQL>HISTORY 1:DELETE FROM SCM1.TBL1 2:INSERT INTO SCM1.TBL1(INT_D,SMALLINT_D) VALUES(1,11) 3:COMMIT WORK 4:SELECT * FROM SCM1.TBL1 5:UPDATE SCM1.TBL1 SET SMALLINT_D = 20 WHERE INT_D = 1 SQL>