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Symfoware Server V12.0.0 インストールガイド(クライアント編)
FUJITSU Software

4.3.2 サイレントインストール

以下の手順でインストールしてください。

  1. インストールパラメタCSVファイルの作成

  2. スーパユーザへの変更

  3. DVDドライブのマウント

  4. インストールの実行

注意

silent.shコマンドを実行するコンソール画面上の環境変数LANGと表示環境はあわせてください。設定があっていない場合、英語で表示されたり、文字化けして表示されることがあります。
なお、日本語が表示可能なLANGは以下のとおりです。

  • ja_JP.UTF-8

  • ja_JP.eucJP

  • ja

  • ja_JP.PCK

1) インストールパラメタCSVファイルの作成

システムの運用で必要となる機能を検討してから、以下の記述形式に従ってインストールパラメタCSVファイルを作成します。

セクション名,パラメタ名,設定値
セクション名,パラメタ名,設定値
        :

インストールパラメタCSVファイルの詳細については、“付録B サイレントインストールの詳細”を参照してください。

参考

インストールパラメタCSVファイルのひな型は、“マウントポイント/Solaris/sample_install.csv”です。

2) スーパユーザへの変更

以下のコマンドを実行して、システム上でスーパユーザになります。

$ su -
Password:******

3) DVDドライブのマウント

クライアント機能のDVDをDVDドライブに挿入し、以下のコマンドを実行します。

注意

自動マウントデーモン(autofs)によるDVDの自動マウントを行った場合、マウントオプションに“noexec”が設定されるため、インストーラの起動に失敗します。この場合、mountコマンドでDVDを適切に再マウントしてからインストールを実行してください。なお、マウントされているDVDのマウントオプションについては、mountコマンドを引数なしで実行することで確認できます。

# mkdir -p /dvd/dvd0    (注1)
# /usr/sbin/mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/c0t6d0s2 /dvd/dvd0   (注2)

注1) /dvd/dvd0がない場合のみ必要です。

注2) マシン環境によって、下線部のデバイス名が異なる場合がありますので確認してください。

4) インストールの実行

symfo_silentins.shコマンドを実行し、インストールを開始します。

インストールパラメタCSVファイルを“inspara.csv”とした場合の例を以下に示します。

なお、インストールパラメタCSVファイルの配置先は任意です。以下の例では“/home/work”としています。

# LANG=ja_JP.eucJP;export LANG
# cd /dvd/dvd0/solaris
# ./symfo_silentins.sh -infile /home/work/inspara.csv

サイレントインストーラが異常終了した場合、ログファイルにメッセージが出力され、復帰値が返却されます。詳細については、“B.3 メッセージおよび復帰値”を参照してください。