Symfoware Server クライアント機能をインストールするにあたり、システム設計者は文字コード系について決定してください。決定した文字コード系はインストール時またはセットアップ時に指定します。
アプリケーションで使用可能な文字コード系を以下に示します。
| 埋込みSQL連携 | Java連携 | ODBC連携 | .NET Framework連携 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
C | COBOL | Java | C++ | COBOL | Visual Basic | Visual Basic .NET | C# | COBOL | Visual Basic .NET | |
EUCコード | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
シフトJISコード(注) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
UNICODE | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
注) Linuxの場合、シフトJISコードは使用できません。
Symfoware Serverでは、アプリケーションが使用する文字コード系とデータベースの文字コード系が異なる場合、自動的にコード変換を行います。このため、データベースの文字コード系を意識せずに、アプリケーションに使用したい文字コード系を自由に選択することができます。
ただし、アプリケーションの文字コード系とデータベースの文字コード系が異なる場合には、選択した文字コード系によって、扱える文字種が異なるため、コード変換エラーなどのデータ損失が発生する可能性があります。このため、アプリケーションの文字コード系とデータベースの文字コード系が異なる場合には、コード変換についての考慮が必要です。
参照
コード変換についての詳細は、“アプリケーション開発ガイド(埋込みSQL編)”を参照してください。
アプリケーションの文字コード系の指定方法は、作成するアプリケーションにより異なります。
SolarisおよびLinuxの場合
埋込みSQL連携およびJava連携のアプリケーション
環境変数LANGに、使用する文字コード系のロケールを指定します。
アプリケーションのメッセージを英語で出力したい場合は、環境変数LANGにCロケールを指定します。この場合、アプリケーションの文字コード系は、アプリケーションが動作する環境によって、以下のようになります。
アプリケーションが動作する環境 | アプリケーションの文字コード系 |
---|---|
Symfoware/RDBと同一サーバのアプリケーション | Symfoware/RDBインストール時に指定するデータベースの文字コード系 |
Connection Managerを利用するアプリケーション | Symfoware Serverクライアント機能インストール時に指定するアプリケーションの文字コード系 |
クライアント端末のアプリケーション |
参照
詳細は、“アプリケーション開発ガイド(埋込みSQL編)”または“アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)”を参照してください。
Windows(R)の場合
埋込みSQL連携およびJava連携のアプリケーション
OSのロケールに従います。
ODBC連携のアプリケーション
ODBCデータソース登録時に、使用する文字コード系のODBCドライバを登録します。
参照
詳細は、“アプリケーション開発ガイド(ODBCドライバ編)”を参照してください。
.NET Framework連携のアプリケーション
.NET Frameworkは、文字データを内部的にUNICODEで扱います。.NET Frameworkアプリケーションに対して、EUCコードやシフトJISコードで入出力を行うと、.NET Frameworkにより文字データはUNICODEに変換されます。このため、.NET Frameworkアプリケーションでは、アプリケーション作成時に文字コード系の指定を意識する必要はありません。
参照
詳細は、“アプリケーション開発ガイド(.NET Data Provider編)”を参照してください。
Symfoware Server クライアント機能のインストール時に、アプリケーションの文字コード系を指定します。
注意
アプリケーションの文字コード系とインストール時に指定する文字コード系の値の対応関係を以下の表に示します。
アプリケーションの文字コード系 | インストール時に指定する値 |
---|---|
EUCコード | EUC_S90 |
シフトJISコード | SJIS |
UNICODE | UTF-8 |