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Symfoware Server V12.0.0  インストールガイド(サーバ編)
FUJITSU Software

4.2 サイレントインストール

サイレントインストールの手順について説明します。

以下の手順でインストールしてください。

  1. インストールパラメータCSVファイルの作成

  2. スーパユーザへの変更

  3. DVDドライブのマウント

  4. サイレントインストール

1) インストールパラメータCSVファイルの作成

システムの運用で必要となる機能を検討してから、以下の記述形式に従ってインストールパラメータCSVファイルを作成します。

セクション名,パラメータ名,設定値
セクション名,パラメータ名,設定値
        :

インストールパラメータCSVファイルの詳細については、“付録B サイレントインストールの詳細”を参照してください。

2) スーパユーザへの変更

以下のコマンドを実行して、システム上でスーパユーザになります。

$ su -
Password:******

3) DVDドライブのマウント

サーバプログラムのDVDをDVDドライブに挿入し、以下のコマンドを実行します。

注意

自動マウントデーモン(autofs)によるDVDの自動マウントを行った場合、マウントオプションに“noexec”が設定されるため、インストーラの起動に失敗します。この場合、mountコマンドでDVDを適切に再マウントしてからインストールを実行してください。なお、マウントされているDVDのマウントオプションについては、mountコマンドを引数なしで実行することで確認できます。

# mount -t iso9660 -o ro /dev/dvd /media/dvd

4) サイレントインストール

以下のコマンドを実行し、インストールを開始します。

インストールパラメータCSVファイルを“inspara.csv”とした場合の例を以下に示します。

なお、インストールパラメータCSVファイルの配置先は任意です。以下の例では“/home/work”としています。

# LANG=ja_JP.UTF-8;export LANG
# cd /media/dvd/linux
# ./symfo_silentins.sh -infile /home/work/inspara.csv

サイレントインストールが異常終了した場合、インストールログファイルにメッセージが出力され、復帰値が返却されます。詳細については、“付録B サイレントインストールの詳細”を参照してください。

注意

  • symfo_silentinsコマンドを実行するコンソール画面上の環境変数LANGには、表示環境にあわせて、“ja_JP.UTF-8”または“C”を設定してください。環境変数LANGが適切に設定されていない場合、英語で表示されたり、文字化けして表示されることがあります。

  • 環境変数LC_ALLまたはLC_MESSAGESを定義する場合は、環境変数LANGの値と同じ値を設定してください。ただし、LC_ALLを設定する場合はLC_ALLの値がLC_MESSAGESに反映されるため設定は不要です。