サイレントインストールの手順について説明します。
以下の手順でインストールしてください。
インストールパラメータCSVファイルの作成
スーパユーザへの変更
DVDドライブのマウント
サイレントインストール
1) インストールパラメータCSVファイルの作成
システムの運用で必要となる機能を検討してから、以下の記述形式に従ってインストールパラメータCSVファイルを作成します。
セクション名,パラメータ名,設定値 セクション名,パラメータ名,設定値 :
インストールパラメータCSVファイルの詳細については、“付録B サイレントインストールの詳細”を参照してください。
2) スーパユーザへの変更
以下のコマンドを実行して、システム上でスーパユーザになります。
$ su - Password:******
3) DVDドライブのマウント
サーバプログラムのDVDをDVDドライブに挿入し、以下のコマンドを実行します。
注意
自動マウントデーモン(autofs)によるDVDの自動マウントを行った場合、マウントオプションに“noexec”が設定されるため、インストーラの起動に失敗します。この場合、mountコマンドでDVDを適切に再マウントしてからインストールを実行してください。なお、マウントされているDVDのマウントオプションについては、mountコマンドを引数なしで実行することで確認できます。
# mount -t iso9660 -o ro /dev/dvd /media/dvd
4) サイレントインストール
以下のコマンドを実行し、インストールを開始します。
インストールパラメータCSVファイルを“inspara.csv”とした場合の例を以下に示します。
なお、インストールパラメータCSVファイルの配置先は任意です。以下の例では“/home/work”としています。
# LANG=ja_JP.UTF-8;export LANG # cd /media/dvd/linux # ./symfo_silentins.sh -infile /home/work/inspara.csv
サイレントインストールが異常終了した場合、インストールログファイルにメッセージが出力され、復帰値が返却されます。詳細については、“付録B サイレントインストールの詳細”を参照してください。
注意
symfo_silentinsコマンドを実行するコンソール画面上の環境変数LANGには、表示環境にあわせて、“ja_JP.UTF-8”または“C”を設定してください。環境変数LANGが適切に設定されていない場合、英語で表示されたり、文字化けして表示されることがあります。
環境変数LC_ALLまたはLC_MESSAGESを定義する場合は、環境変数LANGの値と同じ値を設定してください。ただし、LC_ALLを設定する場合はLC_ALLの値がLC_MESSAGESに反映されるため設定は不要です。