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Interstage Business Application Server セットアップガイド
FUJITSU Software

D.4.2 アプリケーション連携実行基盤定義ファイルの作成

以下のように、アプリケーション連携実行基盤定義ファイルを作成します。
アプリケーション連携実行基盤定義ファイルはXML形式で記述します。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<apfw-config>
       <!--  execution base definition -->
       <framework-config>
                 <cobol-usage>by-request</cobol-usage>
                 <init-term>
                          <init-lib>libinit.so</init-lib>
                          <term-lib>libterm.so</term-lib>
                          <init-name>myInit</init-name>
                          <term-name>myTerm</term-name>
                 </init-term>
                 <server-charset>UTF8</server-charset>
                 <userwork-size>0</userwork-size>
                 <max-thread>16</max-thread>
       </framework-config>
       <!--  database access definition -->
       <dbconnect-config>
                 <dbinfo>
                          <resource-name>gyoumudb</resource-name>
                          <isolation-level >default</isolation-level>
                          <preconnection>0</preconnection>
                          <max-connection>10</max-connection>
                          <idle-timeout>999</idle-timeout>
                          <retry-connection>YES</retry-connection>
                          <retryconnectinfo>
                                    <retry-interval>99</retry-interval>
                                    <retry-count>99</retry-count>
                          </retryconnectinfo>
                 </dbinfo>
       </dbconnect-config>
       <systemdb-config>
       </systemdb-config>
       <!--  preconnect queue list -->
       <notif-service-list>
                 <send-queue>
                          <destination>ResultQueue</destination>
                          <destination>ErrorQueue</destination>
                 </send-queue>
       </notif-service-list>
</apfw-config>

アプリケーション連携実行基盤定義ファイルの内容は、以下のとおりです。

表の見方

タグ名

意味

編集

apfw-config

framework-config

cobol-usage

以下のいずれかを指定します。

by-request
COBOL実行環境をリクエストごとに初期化

by-startup
COBOL実行環境を起動時に初期化

off
COBOLを使用しない

COBOL実行環境の開設・閉鎖設定を指定します。
指定がない場合、offを指定したものとみなされます。

init-term

init-lib

初期処理ライブラリファイル名を指定します。

初期処理ライブラリファイル名を指定します。省略された場合、初期処理は行われません。
ライブラリファイルは、プレロードライブラリとして配備されている必要があります。
ライブラリ名に使用できる文字種は、英数字、ハイフン(-)、およびアンダースコア(_)です。

拡張子は“.so”である必要があります。
英大文字・英小文字を区別します。

拡張子は“.dll”である必要があります。
英大文字・英小文字を区別しません。

term-lib

終了処理ライブラリファイル名を指定します。

終了処理ライブラリファイル名を指定します。省略された場合、終了処理は行われません。
ライブラリファイルは、プレロードライブラリとして配備されている必要があります。
ライブラリ名に使用できる文字種は、英数字、ハイフン(-)、およびアンダースコア(_)です。

拡張子は“.so”である必要があります。
英大文字・英小文字を区別します。

拡張子は“.dll”である必要があります。
英大文字・英小文字を区別しません。

init-name

初期処理名を指定します。

初期処理名を指定します。
初期処理名が“INIT_業務名”である場合、設定を省略してもアプリケーション連携実行基盤から呼び出されます。
初期処理名に使用できる文字種は、英数字およびアンダースコア(_)です。
初期処理名の先頭は、英文字である必要があります。

term-name

終了処理名を指定します。

終了処理名を指定します。
終了処理名が“TERM_業務名”である場合、設定を省略してもアプリケーション連携実行基盤から呼び出されます。
終了処理名に使用できる文字種は、英数字およびアンダースコア(_)です。
終了処理名の先頭は、英文字である必要があります。

server-charset

以下のいずれかを指定します。

SJISMS

EUC

UTF8

EUC

UTF8

SJISMS

UTF8

使用するコード系を指定します。

値を省略した場合、EUCを指定したものとみなされます。

値を省略した場合、UTF8を指定したものとみなされます。

値を省略した場合、SJISMSを指定したものとみなされます。

環境変数 LANG、NLS_LANGやCORBAアプリケーション情報定義ファイルのlocaleと統一したコード系を設定してください。

userwork-size

0~2147483647の数値を指定します。

アプリケーション作業域サイズをバイト単位で指定します。アプリケーション作業域は、サーバアプリケーションで、プロセス単位に情報を共有するための領域です。初期処理で設定した値を、同一プロセスの各処理で参照する場合に使用し、サイズは必要に応じて1~2147483647バイトの任意のサイズを指定します。アプリケーション作業域を使用しない場合は0を指定し、値を省略した場合は、0を指定したものとみなします。

max-thread

1~2147483647の数値を指定します。

スレッド最大数を指定します。
値を省略した場合、1を指定したものとみなされます。
CORBAアプリケーション定義ファイルのthr_conc_maximumで指定した値と同じ値を指定します。

dbconnect-config

dbinfo

resource-name

任意のデータベースリソース定義名を指定します。

データベースアクセス管理を行う対象の業務データベースのデータベースリソース名を指定します。

isolation-level

以下のいずれかを指定します。

“default”(データベースの設定に従います)

“Transaction-read-committed”

“Transaction-read-uncommitted”

“Transaction-repeatable-read”

“Transaction-serializable”

初期値は[default]です。

データベースのトランザクション分離レベルを指定します。
Oracleの場合は、“Transaction-read-uncommitted”または、“Transaction-repeatable-read”を指定することはできません。指定した場合は、データベースの設定に従います。

preconnection

0~最大コネクション数の範囲で整数値を指定します。

プロセス起動時に確立するコネクション数を指定します。
0を指定した場合、データベースへの事前コネクトは行いません。
値を省略した場合、256を指定したものとみなされます。

max-connection

0~2147483647の範囲で整数値を指定します。

1つのプロセスでプーリングするコネクションの最大数を指定します。
0を指定した場合、コネクションのプーリングは行いません。
値を省略した場合、256を指定したものとみなされます。

idle-timeout

秒単位で指定します。
0~2147483647の範囲で値を指定します。

プーリングコネクションの監視時間を指定します。プーリングされているコネクションが一定時間超過しても使用されない状態が続いている場合、コネクションを破棄します。
0を指定した場合はタイムアウト監視を行いません。
値を省略した場合、600を指定したものとみなされます。

注意

ワークユニットをプロセスモードで運用する場合は、本パラメタは有効とならず、タイムアウト監視は行われません。

retry-connection

設定値は再接続を行う場合、YES、再接続を行わない場合、NOを記述します。
NOを指定した場合、リトライ回数、インターバル時間に設定した情報は無効になります。
大文字・小文字は問いません。

コネクション再接続処理の有無を指定します。

retryconnectinfo

retry-interval

1~2147483647の値を指定します。
値を省略した場合、10を指定したものとみなされます。

再接続時のインターバル時間(秒)
コネクションの自動再接続機能において、プーリングされているコネクションが使用できない場合、またはDBMSへの接続に失敗した場合、再度接続を行うまでのインターバル時間を指定します。

retry-count

1~2147483647の値を指定します。
値を省略した場合、10を指定したものとみなされます。

再接続回数
コネクションの自動再接続機能において、プーリングされているコネクションが使用できない場合、またはDBMSへの接続に失敗した場合、再度接続を試みる回数を指定します。
異常時の再接続を[する]にした場合のみ、指定した値が有効になります。

systemdb-config

使用しません。

  

×

notif-service-list

send-queue

destination*

使用しません。

  

×