ページの先頭行へ戻る
Interstage Business Application Server セットアップガイド
FUJITSU Software

13.11.1 クライアントアプリケーション(J2EE Connector Architecture Managed Environment)の環境作成

J2EE Connector Architecture Managed  Environmentでは同期アプリケーション連携実行基盤のリソースアダプタが、rarファイルとしてサーバと分離されるため、リソースアダプタ(rarファイル)の配備が必要です。リソースアダプタ(rarファイル)は各プラットフォームに配置して使用することが可能です。

◆利用可能なJ2EEIJServerタイプ

同期アプリケーション連携実行基盤のリソースアダプタをJ2EEのIJServerで使用する場合は、利用できるIJServerタイプに制限があります。
以下に利用可能なIJServerタイプを記載します。

EJB

Web

Web+EJB同一VM

Web+EJB別VM

IJServerタイプ

注意

IJServerのタイプが"Webアプリケーションのみ運用"の場合、EJBアプリケーションおよびリソースアダプタは配備できません。

■rarファイルの配備

◆rarファイルの格納場所

開発環境パッケージ

[Interstageのインストールディレクトリ]\BAS\lib\apfwibssc.rar

サーバパッケージ

/opt/FJSVibs/lib/apfwibssc.rar

[Interstageのインストールディレクトリ]\BAS\lib\apfwibssc.rar

rarファイルの配備操作

◆IJServerクラスタに配備する場合

rarファイルはInterstage Java EE管理コンソールの以下の箇所で配備します。

注意

  • リソースアダプタの配備はIJServerクラスタに配備してください。アプリケーションのコネクタモジュールには配備しないでください。

  • JavaEE実行環境の設定方法等の詳細な情報や注意点は“Interstage Application Server Java EE運用ガイド”を参照してください。

◆J2EEのIJServerに配備する場合

rarファイルはInterstage管理コンソールの以下で配備します。

ワークユニットに配備する場合の配備例

注意

リソースアダプタの配備はIJServerのワークユニットに配備してください。リソースのConnectorに配備しないでください。

IJServerクラスタに配備した場合、ネイティブライブラリパスの設定

同期Javaクライアントが同期アプリケーション連携実行基盤のネイティブライブラリを使用するために、rarファイル配備先のネイティブライブラリパスを設定する必要があります。

◆ネイティブライブラリパス

ネイティブライブラリパスは以下のとおりです。

[Interstageのインストールディレクトリ]\F3FMisjee\var\domains\interstage\applications\j2ee-modules\apfwibssc\win32

[Interstageのインストールディレクトリ]\F3FMisjee\var\domains\interstage\applications\j2ee-modules\apfwibssc\win64

/opt/FJSVisjee/var/domains/interstage/applications/j2ee-modules/apfwibssc/sol

設定する箇所

Interstage Java EE管理コンソールの以下の箇所で設定します。

注意

JavaEE実行環境の設定方法等の詳細な情報や注意点は“Interstage Application Server Java EE運用ガイド”を参照してください。

J2EEIJServerに配備した場合、ネイティブライブラリパスの設定

同期Javaクライアントが同期アプリケーション連携実行基盤のネイティブライブラリを使用するために、rarファイル配備先のネイティブライブラリパスを設定する必要があります。

◆ネイティブライブラリパス

ネイティブライブラリパスは以下のとおりです。

[Interstageのインストールディレクトリ]\J2EE\var\deployment\ijserver\[IJServer名]\apps\apfwibssc.rar\win32

[Interstageのインストールディレクトリ]\J2EE\var\deployment\ijserver\[IJServer名]\apps\apfwibssc.rar\win64

/opt/FJSVj2ee/var/deployment/ijserver/[IJServer名]/apps/apfwibssc.rar/sol

設定する箇所

Interstage管理コンソールの以下の箇所で設定します。

Windowsでのネイティブライブラリパスの設定例(32ビット)

WebアプリケーションとEJBアプリケーションを同一JavaVMで運用の場合

WebアプリケーションとEJBアプリケーションを別JavaVMで運用の場合
・Webアプリケーションで運用の場合

・EJBアプリケーションで運用の場合

・EJBアプリケーションのみ運用の場合

SolarisおよびLinuxでのネイティブライブラリパスを設定します。

  Interstage管理コンソールの以下の箇所で設定します。

[ライブラリパス]

  設定方法は、Windowsでのネイティブライブラリパスを参照してください。

IJServerクラスタで同期アプリケーション連携実行基盤を呼び出す場合

JavaEEでは接続先のホスト名とポート番号をJavaVMオプションに設定する必要があります。JavaVMオプションより取得できない場合、または取得したホスト名・ポート番号に誤りがあり接続できなかった場合はエラーになります。

◆JavaVMオプション

JavaVMオプションにホスト名・ポート番号を設定する際、JavaVMオプションのキーは以下になります。

設定する箇所

Interstage Java EE管理コンソールの以下の箇所で設定します。

JavaVMオプションの設定例

コネクタ接続プールの作成

JavaEEではリソースのコネクタにコネクタリソースを作成する必要があります。

以下の情報を指定して作成します。

設定する箇所

Interstage Java EE管理コンソールの以下の箇所で作成します。

コネクタ接続プールの作成例

コネクタリソース作成

以下の情報を指定して作成します。

設定する箇所

Interstage Java EE管理コンソールの以下の箇所で作成します。

コネクタリソースの作成例

注意

JavaEE実行環境の設定方法等の詳細な情報や注意点は“Interstage Application Server Java EE運用ガイド”を参照してください。

J2EEのIJServerで同期アプリケーション連携実行基盤を呼び出す場合

Interstage管理コンソールの以下の箇所で設定します。

[Interstage Application Server] > [システム] > [環境設定] > [詳細設定] > [ネーミングサービス詳細設定]

◆同一サーバで運用する場合

パラメタ

設定内容

ローカルホスト

選択してください。

サーバホスト

指定しません。

ポート番号

表示されている値を変更しません。

◆リモートホストで運用する場合

パラメタ

設定内容

リモートホスト

選択してください。

サーバホスト

ネーミングサービスを参照するサーバのホスト名を指定します。

ポート番号

ネーミングサービスを参照するサーバのポート番号を指定します。

省略した場合は8002