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Interstage Business Application Server セットアップガイド
FUJITSU Software

13.1 実行環境構築の流れ

実行環境構築の流れを以下に示します。
環境構築コマンドを使用する場合は、“第15章 環境構築コマンドを使用した実行環境の構築”を参照してください。

システム構築シートへの情報入力

システム構築シートは、実行環境を作成するための手順、操作を出力することで、実行環境の作成支援を行うためのツールです。利用者の環境および要件に応じて、実行環境を構築するうえで必要な情報を、システム構築シートに入力します。システム構築シートで出力される手順に従ってコマンドを実行することで、容易にかつ確実に実行環境を作成することができます。

ポイント

実行環境は、システム構築シートを利用して作成することを推奨します。
使用しない場合は、“Interstage Business Application Server リファレンス”を参照して、実行環境を作成するために必要な定義ファイルを作成し、各コマンドを実行してください。

システム構築シートからの運用資産出力

システム構築シートに入力した情報を元に、環境作成コマンドおよび運用資産(定義ファイル)が出力されます。詳細は“13.3 システム構築シートについて”を参照してください。

資産のサーバ環境への転送

アプリケーション資産およびシステム構築シートで出力された運用資産をサーバへ転送します。詳細は“13.5 運用資源の準備”を参照してください。

システムパラメタのチューニング

システム構築シートで出力されたOSのシステムパラメタの加算値に従って、システムパラメタをチューニングします。

注意

システムパラメタのチューニングは、サーバがSolarisおよびLinuxの場合だけです。

データベースのチューニング

システム構築シートで出力されたデータベースの設定値に従って、データベースをチューニングします。

業務用データベースのデータベースリソース定義作成

アプリケーションから業務データベースを操作する場合に必要となる定義を作成します。
業務データベースを使用しない場合は、データベースリソース定義を作成する必要はありません。

ワークユニットの作成

アプリケーションの動作を定義するワークユニット定義を作成します。

CORBAサーバアプリケーションの登録

同期アプリケーション連携実行基盤を、インプリメンテーションリポジトリに対して、CORBAサーバアプリケーションとして登録します。

データベースアクセス環境の作成

データベースにアクセスするための環境を作成します。

サーバアプリケーションの配備

開発環境で作成したアプリケーション資材(アプリケーション定義情報、アプリケーションライブラリ)を実行環境に配備します。

クライアントアプリケーションの環境作成

クライアントアプリケーションのための環境を作成します。