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Interstage Business Application Server セットアップガイド
FUJITSU Software

9.5.2 Javaの場合

開発言語がJavaの場合の運用資源の準備の手順を説明します。

資産のサーバ環境への転送

システム構築シートより出力した運用資産を、サーバへFTPで転送します。

ディレクトリの作成

サーバ上で、システム構築シートで[実行環境での定義ファイル一時格納先パス]として指定したディレクトリを新規作成してください。
すでに資産を転送済みだった場合、既存のディレクトリを使用してください。


以下に[実行環境での定義ファイル一時格納先パス]として“/home/user1/MyPrj”を指定していた場合のディレクトリ構成の例を示します。

資産のサーバへの転送

運用資産をサーバへFTPで転送します。
ディレクトリに格納する資産を、以下に示します。

ディレクトリ

格納ファイル

説明

環境定義ファイル格納
ディレクトリ

Enterprise Bean定義ファイル

システム構築シートより出力

データベースリソース定義入力ファイル(注)

システム構築シートより出力

ユニット定義ファイル

システム構築シートより出力

データベース連携情報ファイル

システム構築シートより出力

IJServer定義ファイル

システム構築シートより出力

注意

  • データベースリソース定義入力ファイルは、業務データベースを使用しない場合はシステム構築シートから出力されません。

FTP運用時の注意

ftpdサービスの初期設定で、テキストモード(ASCII転送)でのファイル転送が有効になっていない場合は、有効になるように設定を変更してください。

vsftpdの設定例を、以下に示します。

/etc/vsftpd/vsftpd.confファイルの“ascii_upload_enable”および“ascii_download_enable”がコメントで無効になっている場合、以下のようにコメントを削除して有効化してください。

ascii_upload_enable=YES
ascii_download_enable=YES
ファイル転送時の注意

FTPでファイルを転送する場合、文字コードが“UTF-8(BOM無し)”、および改行コードが“LF”となるようASCII転送を使用してください。