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Interstage Business Application Server セットアップガイド
FUJITSU Software

9.1 実行環境構築の流れ

実行環境構築の流れを以下に示します。

システム構築シートへの情報入力

システム構築シートは、実行環境を作成するための手順や、操作を出力することで、実行環境の作成支援を行うためのツールです。利用者の環境および要件に応じて、実行環境を構築するうえで必要な情報を、システム構築シートに入力します。システム構築シートで出力される手順に従ってコマンドを実行することで、容易にかつ確実に実行環境を作成することができます。

ポイント

実行環境は、システム構築シートを利用して作成することを推奨します。
使用しない場合は、“Interstage Business Application Server リファレンス”を参照して、実行環境を作成するために必要な定義ファイルを作成し、各コマンドを実行してください。

システム構築シートからの運用資産出力

システム構築シートに入力した情報を元に、環境作成コマンドおよび運用資産(定義ファイル)が出力されます。詳細は“9.3 システム構築シートについて”を参照してください。

資産のサーバ環境への転送

アプリケーション資産およびシステム構築シートで出力された運用資産をサーバへ転送します。詳細は“9.5 運用資源の準備”を参照してください。

システムパラメタのチューニング

システム構築シートで出力されたOSのシステムパラメタの加算値に従って、システムパラメタをチューニングします。

データベースのチューニング

システム構築シートで出力されたデータベースの設定値に従って、データベースをチューニングします。

業務用データベースのデータベースリソース定義作成

アプリケーションから業務用データベースを操作する場合に必要となる定義を作成します。
業務用データベースを使用しない場合は、データベースリソース定義を作成する必要はありません。

フロー定義の登録

業務処理の流れを定義したフロー定義をフロー定義DBに登録します。

キューの作成

フロー内で定義した各アクティビティに対するイベントチャネルを作成、およびDestination定義を登録します。

ワークユニットの作成

アプリケーションの動作を定義するワークユニット定義を作成します。

サーバアプリケーションの配備

開発環境で作成したアプリケーション資材(アプリケーション定義情報、アプリケーションライブラリ)を実行環境に配備します。

データベースアクセス環境の作成

データベースにアクセスするための環境を作成します。

EJBアプリケーションの設定(Javaの場合)

Enterprise Beans定義ファイルの情報を、IJServer内のEnterprise Bean定義情報に移入します。

業務処理開始アプリケーションの環境作成

業務処理開始アプリケーションを実行するための環境を作成します。