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Interstage Business Application Server セットアップガイド
FUJITSU Software

8.3.7 ネットサービス名の設定 (Oracleを利用する場合)

Oracleを利用してメッセージとDBの整合性保証機能を使用する場合、ネットサービス名による業務用データベースへの接続を行うため、イベントチャネル運用サーバにおいてネットサービス名の設定を行う必要があります。ネットサービス名の設定例を以下に示します。
なお、Oracleが提供する Oracle Net Managerを利用し、ネットサービス名を作成する場合のコマンドの実行例を示します。詳細については、Oracleマニュアル“Net Services管理者ガイド”を参照してください。

netmgr

注意

メッセージ格納DB運用サーバとイベントチャネル運用サーバが異なるサーバの場合、イベントチャネル運用サーバにOracleクライアント(またはサーバ)のインストールが必要です。
Oracleをインストールする際、Oracle Net Managerを選択し、インストールされている必要があります。
Symfoware Serverを利用してメッセージとDBの整合性保証機能を使用する場合には設定の必要はありません。

業務用データベースサーバ名

USERDBServer

プロトコル

TCP

ポート番号

1521

SID

USERDB

ネットサービス名

USERDB_CONNSTR

USERDB_CONNSTR =
  (DESCRIPTION =
    (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)
       (HOST = USERDBServer)
       (PORT = 1521)
    )
    (CONNECT_DATA =
      (SERVER = DEDICATED)
      (SERVICE_NAME = USERDB)
    )
 )

ポイント

Oracleが提供するネットサービス名の定義ファイル(tnsnames.ora)は、通常、Oracle製品インストール時に作成される$ORACLE_HOME/network/adminディレクトリに配置されています。

ネットサービス名の設定を終えた後、イベントチャネル運用サーバからのネットサービス名による接続確認を行います。以下に例を示します。詳細については、Oracleマニュアル“SQL*Plusユーザーズ・ガイドおよびリファレンス”を参照してください。

sqlplus /nolog
SQL> CONNECT system/manager@USERDB_CONNSTR

イベントチャネル運用サーバから、ネットサービス名(上記例では USERDB_CONNSTR)を指定した接続が正常に行われることを確認してください。