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Interstage Business Application Server セットアップガイド
FUJITSU Software

6.3 データベース環境セットアップコマンドを利用した環境作成

データベース環境セットアップコマンド(apfwcrtdbenv)を使用することにより、データベース環境の作成を対話的に行うことができ、Interstage Business Application Serverの導入を容易に行うことが可能になります。

作成できるデータベース環境

データベース環境セットアップコマンドで作成可能なデータベース環境は、以下になります。利用する非同期アプリケーション連携実行基盤の機能に応じて作成してください。作成対象のデータベースと選択基準の対応を以下に示します。

作成対象のデータベース

選択基準

フロー定義DB

アプリケーション連携フローを格納するデータベースです。非同期アプリケーション連携実行基盤を使用する場合作成してください。

メッセージトラッキングDB

アプリケーション連携フローの実行におけるメッセージの経路情報やエラー発生情報を格納するデータベースです。メッセージトラッキング機能を使用する場合作成してください。

メッセージ格納DB

メッセージとDBの整合性保証機能におけるメッセージを格納するデータベースです。事前に作成しておいた業務用データベースに、メッセージを格納する環境を作成します。メッセージとDBの整合性保証機能を使用する場合作成してください。

ポイント

  • フロー定義DB、メッセージトラッキングDB、および、メッセージ格納DBは同一サーバに作成することができます。

  • データベース環境セットアップコマンドは、1回の実行につき1つのRDBシステムに対してデータベースを作成します。異なるRDBシステムにデータベースを作成する場合は、RDBシステムごとにデータベース環境セットアップコマンドを実行してください。

  • フロー定義DB、メッセージトラッキングDB、メッセージ格納DBと高信頼性ログDBを同一RDBシステムに構築する場合は、高信頼性ログDBを操作するDBMSユーザ認証用のユーザを、SQL文“CREATE USER”で作成してください。また、GRANT文でユーザに権限を付与する場合は、OSユーザではなく、CREATE USER文で作成したDBMSユーザ認証用のユーザに権限を付与してください。作成したDBMSユーザ認証用のユーザを削除する場合は、SQL文“DROP USER”で削除してください。

データベースの配置先と作成方法

作成するデータベースの配置先によって、データベースの作成方法が異なります。それぞれの作成方法を以下に示します。

データベースの配置先

作成方法

アプリケーションサーバとデータベースサーバを同一サーバマシン上に構築する場合

サーバ上で、データベース環境セットアップコマンドを実行してください。

アプリケーションサーバとデータベースサーバを異なるサーバマシン上に構築する場合

データベースサーバ上で、データベース環境セットアップコマンドを実行してください。

データベースサーバ上で、データベース環境セットアップコマンドを実行する場合、データベースサーバにデータベースサーバ機能のインストールを行ってください。
インストール方法については、“Interstage Business Application Server インストールガイド”を参照してください。