Symfoware ServerのRDBシステムを“6.2.1 資源の見積り”で算出した値をもとに作成します。RDBシステムの作成方法を以下に説明します。
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/etc/system ファイル内の共有メモリ、セマフォ、メッセージキューに関する設定を行います。
詳細については、“Symfoware Server セットアップガイド”を参照してください。
注意
変更した内容を有効にするためには、システムを再起動する必要があります。
Solaris 10、Solaris 11の場合、資源制御を使用して、共有メモリ、セマフォ、メッセージキューを設定します。詳細については、“Symfoware Server セットアップガイド”を参照してください。
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/etc/sysctl.conf ファイル内の共有メモリ、セマフォ、メッセージキューに関する設定を行います。設定の例を以下に示します。
詳細については、“Symfoware Server セットアップガイド”を参照してください。
# set shminfo (Shared Memory) kernel.shmmax = 68431044 kernel.shmmni = 78 # set msginfo (IPC Messages) kernel.sem = 567 10037 50 1547 # set semsys (Semaphores) kernel.msgmax = 16384 kernel.msgmnb = 32768 kernel.msgmni = 531  | 
一括獲得方式の場合の同時起動RDBシステム数:3、コネクション多重度:512とした場合の目安です。アプリケーションサーバの設定値はシステム構築シートの出力値を参照してください。
注意
変更した内容を有効にするためには、以下のコマンドを入力するか、またはシステムを再起動する必要があります。
sysctl -p /etc/sysctl.conf  | 
Symfoware Serverの動作環境の定義は、RDB構成パラメタファイルに定義します。
RDB構成パラメタファイルは、以下になります。
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RDBシステム名を付けない運用の場合
/opt/FSUNrdb2b/etc/rdbsysconfig
RDBシステム名を付ける運用の場合
/opt/FSUNrdb2b/etc/対象となるRDBシステム名.cfg
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RDBシステム名を付けない運用の場合
/opt/FJSVrdb2b/etc/rdbsysconfig
RDBシステム名を付ける運用の場合
/opt/FJSVrdb2b/etc/対象となるRDBシステム名.cfg
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RDBシステム名を付けない運用の場合
C:\SFWETC\RDB\ETC\rdbsysconfig
RDBシステム名を付ける運用の場合
C:\SFWETC\RDB\ETC\対象となるRDBシステム名.cfg
RDB構成パラメタファイルに定義する定義種別を以下に示します。
詳細については、“Symfoware Server セットアップガイド”を参照してください。
定義種別  | 定義する情報  | 意味  | パラメタの指定  | |
|---|---|---|---|---|
RDBシステム名  | ||||
付ける運用  | 付けない運用  | |||
RDBDIRSPACE1  | 絶対パス名  | データベース用のRDBディレクトリファイルの配置先ディレクトリ名  | ◎  | ◎  | 
RDBDIRSPACE2  | 絶対パス名  | RDBディクショナリ用のRDBディレクトリファイルの配置先ディレクトリ名  | ◎  | ◎  | 
RDBLOG  | BIログバッファ数  | BIログ書き出しのためのログバッファの枚数とAIログ書き出しのためのログバッファの枚数 (注1)(注2)  | ◎  | ◎  | 
RDBCORE  | 絶対パス名  | Symfoware Serverで異常が発生した場合のダンプ出力先ディレクトリ名  | ◎  | ◎  | 
RDBEXTMEMMULTI  | 共用メモリ分割獲得方式  | Symfoware Serverが情報交換として使用する共用メモリの獲得方式  | ○  | ○  | 
RDBEXTMEM  | サイズ  | Symfoware Serverが情報交換として使用する共用メモリの大きさ  | ◎  | ◎  | 
RDBCNTNUM  | 多重度  | RDBデーモンの要求の最大多重度  | ○  | ○  | 
RDBPRJCODE  | プロジェクトコード  | Symfoware Serverが使用するIPCキーの最上位1バイトの値  | ○  | ○  | 
RDBSYSBUF  | 絶対パス名  | Symfoware Serverが使用する共用バッファプールを定義したファイルの配置先ディレクトリ名  | ○  | ○  | 
RDBSQLENV  | ファイル名  | アプリケーションの動作環境ファイル(システム用の動作環境ファイル)の配置先ファイル  | ◎  | ◎  | 
RDBDBSNUM  | リーダ/ライタ数  | データベーススペースに割り当てるリーダとライタの対の数  | ○  | ○  | 
RDBASYNCIO  | I/O方式  | データベーススペースへアクセスする際のI/O方式  | ○  | ○  | 
RDBASYNCIONUMR  | データベーススペースごとのI/O(read)多重度  | データベーススペースへアクセスする際のI/O(read)多重度  | ○  | ○  | 
RDBASYNCIONUMW  | データベーススペースごとのI/O(write)多重度  | データベーススペースへアクセスする際のI/O(write)多重度  | ○  | ○  | 
RDBWKSNUM  | リーダ/ライタ数  | ソート作業域、作業用テーブル域に割り当てるリーダとライタの対の数  | ○  | ○  | 
RDBNETDBSNUM  | リーダ/ライタ数  | ネットワーク上のデータベーススペースに割り当てるリーダとライタの対の数  | ○  | ○  | 
RDBLOGMANAGE  | 絶対パス名  | ログ管理ファイルの配置先のローデバイス名またはディレクトリ名  | ◎  | ○  | 
RDBSYSTEMID  | システムID  | Symfoware Serverの動作環境を一意に認識するための値  | ◎  | -  | 
RDBREPORT  | 絶対パス名  | メッセージログファイルの配置先ディレクトリ名  | ○  | ○  | 
RDBREPORTSIZE  | サイズ  | メッセージログファイルのファイルサイズ  | ○  | ○  | 
RDBDICONBUFFER  | メモリ常駐化の可否  | RDBディクショナリおよびRDBディレクトリファイルをメモリに常駐化するか否かを指定  | ○  | ○  | 
RDBLOGGROUPMANAGE  | 絶対パス名  | RDBのロググループ管理ファイルの配置先ディレクトリ名  | ○  | ○  | 
◎: 指定必須    ○: 省略可能    -: 指定不要
注1) BIログバッファ:BIログデータ(データベースを更新前に戻すためのログデータ)をBIログ領域に書き出すために使用するバッファ
注2) AIログバッファ:AIログデータ(データベースを更新後にリカバリするためのログデータ)をAIログ領域に書き出すために使用するバッファ
注3) 本定義は、Symfoware Server Enterprise Extended Editionの場合だけ有効
注4) ログ管理ファイルをローデバイスに配置する場合、本定義は指定必須
注5) エラー調査のために、本定義の指定を推奨
注6) スケーラブルログ運用を行う場合、本定義は指定必須
RDB構成パラメタファイルの例を以下に示します。
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RDBDIRSPACE1=/... (注1)(注3)(注5) RDBDIRSPACE2=/... (注1)(注3)(注5) RDBLOG=128,128 RDBCORE=/... (注1)(注3)(注4) RDBEXTMEM=13208 RDBCNTNUM=712 RDBSYSBUF=/opt/FSUNrdb2b/etc/rdbsys1 (注1) RDBSQLENV=/opt/FSUNrdb2b/etc/rdbsys1.env (注1) RDBASYNCIO=YES RDBASYNCIONUMR=0 RDBASYNCIONUMW=1 RDBNETDBSNUM=32 RDBLOGMANAGE=/... (注1)(注2)(注5) RDBSYSTEMID=2 RDBREPORT=/... (注1)(注3) RDBREPORTSIZE=10485760  | 
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RDBDIRSPACE1=/... (注1)(注3)(注5) RDBDIRSPACE2=/... (注1)(注3)(注5) RDBLOG=128,128 RDBCORE=/... (注1)(注3)(注4) RDBEXTMEM=13208 RDBCNTNUM=712 RDBSYSBUF=/opt/FJSVrdb2b/etc/rdbsys1 (注1) RDBSQLENV=/opt/FJSVrdb2b/etc/rdbsys1.env (注1) RDBASYNCIO=YES RDBASYNCIONUMR=0 RDBASYNCIONUMW=1 RDBNETDBSNUM=32 RDBLOGMANAGE=/... (注1)(注2)(注5) RDBSYSTEMID=2 RDBREPORT=/... (注1)(注3) RDBREPORTSIZE=10485760  | 
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RDBLOG=128,128 RDBEXTMEM=6720 RDBCNTNUM=320 RDBPRJCODE=0xdb RDBSYSTEMID=3 RDBCORE=C:\SFWSV\RDB\CORE (注1)(注3)(注4) RDBLOGMANAGE=D:\SFWD\RDB\USR\LOG (注1)(注4) RDBDIRSPACE1=D:\SFWD\RDB\USR\DIR (注1) RDBDIRSPACE2=D:\SFWD\RDB\USR\DIR (注1) RDBSQLENV=C:\SFWETC\RDB\ETC\rdbsys1.ENV (注1) RDBSYSBUF=C:\SFWETC\RDB\ETC\rdbsys1 (注1) RDBDBSNUM=32 RDBNETDBSNUM=32 RDBWKSNUM=3  | 
注1) 指定するパス名は、利用する環境に合わせて変更してください。また、パス名には“Symfoware Serverを起動するユーザID”および“RDBコマンドを実行するユーザID”への書込み権が必要です。
注2) ローデバイスを指定する場合は、formatコマンドやdfコマンドなどを実行して指定するローデバイスの存在の有無や他で使用されていないかを必ず確認してください。
注3) RDBDIRSPACE1、RDBDIRSPACE2、RDBCORE およびRDBREPORTに指定しているパス名はファイルシステム上に存在するディレクトリ名を指定してください。
注4) 指定されたディレクトリにRDBシステムが使用するメモリ量と同じ大きさのダンプファイルが出力されますので、十分な空きを用意してください。
注5) 複数のSymfoware Serverの動作環境が存在する場合は、必ず別のパス名を指定してください。同じものを指定した場合はSymfoware Server環境が破壊されます。
システム用の動作環境ファイルの編集を行います。
システム用の動作環境ファイルは、RDB構成パラメタファイルのRDBSQLENVに指定したファイルです。
システム用の動作環境ファイルに定義する実行パラメタを以下に示します。
詳細については、“Symfoware Server セットアップガイド”を参照してください。
分類  | 実行パラメタ  | 概 要  | 記述数  | 記述の省略  | 
|---|---|---|---|---|
通信  | COMMUNICATION_BUFFER  | ローカルアクセスの場合に、サーバ側で使用するバッファのサイズ  | 単一  | 省略可能  | 
MAX_CONNECT_SYS  | ローカルで接続できるコネクションの数の最大値  | 単一  | 省略可能  | |
MAX_CONNECT_TCP  | 1つのSymfoware/RDB環境に対しRDB2_TCPで接続できるコネクションの数の最大値  | 単一  | 省略可能  | |
作業領域  | SORT_MEM_SIZE  | 作業用ソート領域として使うメモリサイズ  | 単一  | 省略可能  | 
WORK_MEM_SIZE  | 作業用テーブルとして使うメモリサイズ  | 単一  | 省略可能  | |
WORK_PATH  | 作業用テーブルおよび作業用ソート領域のパス  | 単一  | 省略可能  | 
システム用の動作環境ファイルの例を以下に示します。
COMMUNICATION_BUFFER=32 MAX_CONNECT_SYS=256 MAX_CONNECT_TCP=256 SORT_MEM_SIZE=2112 WORK_MEM_SIZE=128 WORK_PATH=/... (注)  | 
注) 指定するパス名は、利用する環境に合わせて変更してください。また、パス名には“Symfoware/RDBを起動するユーザID”および“RDBコマンドを実行するユーザID”への書込み権が必要です。
共用バッファプールの定義ファイルの編集を行います。
共用バッファプールの定義ファイルは、RDB構成パラメタファイルのRDBSYSBUFに指定したディレクトリ配下のrdbbufです。
共用バッファプールの定義ファイルに定義するパラメタを以下に示します。
詳細については、“Symfoware Server セットアップガイド”を参照してください。
パラメタ  | 概要  | 
|---|---|
BUFFER1K  | ページ長が1Kのページ数  | 
BUFFER2K  | ページ長が2Kのページ数  | 
BUFFER4K  | ページ長が4Kのページ数  | 
BUFFER8K  | ページ長が8Kのページ数  | 
BUFFER16K  | ページ長が16Kのページ数  | 
BUFFER32K  | ページ長が32Kのページ数  | 
共用バッファプールの定義ファイルの例を以下に示します。
BUFFER1K = 1040 BUFFER2K = 1040 BUFFER4K = 1040 BUFFER8K = 1040 BUFFER16K = 1040 BUFFER32K = 1040  | 
/etc/services ファイル内のサービス名とポート番号に関する設定を行います。/etc/servicesファイルへのサービス名とポート番号の設定例を以下に示します。
RDBAPFW 2050/tcp  | 
RDBII 2050/tcp  | 
注意
ポート番号は、2050~2099の値を指定します。ただし、2050~2099のポート番号をすでに使用している場合は、使用していないポート番号を指定してください。
RDBシステム名を付けない運用の場合、サービス名はRDBIIを指定します。RDBシステム名を付ける運用の場合、サービス名は対象になるRDBシステム名を指定します。
管理者権限のユーザの環境変数を設定します。
以下に設定の例を示します。
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LANG=ja_JP.UTF-8 ; export LANG    (注)
PATH=/opt/FSUNrdb2b/bin:$PATH ; export PATH
LD_LIBRARY_PATH=/opt/FSUNrdb2b/lib:/etc/opt/FSUNiconv/lib:$LD_LIBRARY_PATH ; export LD_LIBRARY_PATH
MANPATH=/opt/FSUNrdb2b/man:$MANPATH ; export MANPATH | 
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LANG=ja_JP.UTF-8 ; export LANG    (注)
PATH=/opt/FJSVrdb2b/bin:$PATH ; export PATH
LD_LIBRARY_PATH=/opt/FJSVrdb2b/lib:$LD_LIBRARY_PATH ; export LD_LIBRARY_PATH
MANPATH=/opt/FJSVrdb2b/man:$MANPATH ; export MANPATH | 
注) 環境変数LANGには、Symfoware Serverのインストール時に指定したSymfoware Serverのロケールを設定します。異なるロケールをLANGに指定した場合、RDBコマンドはエラーになります。なお、インストール時にSymfoware Serverのロケールに“ja”で始まる日本語ロケールを指定した後、運用によってSymfoware ServerやRDBコマンドが出力するqdgメッセージを英語で出力したい場合は、環境変数LANGにCを指定します。
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setenv LANG ja_JP.UTF-8    (注)
setenv PATH /opt/FSUNrdb2b/bin:$PATH
setenv LD_LIBRARY_PATH /opt/FSUNrdb2b/lib:/etc/opt/FSUNiconv/lib:$LD_LIBRARY_PATH
setenv MANPATH /opt/FSUNrdb2b/man:$MANPATH | 
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setenv LANG ja_JP.UTF-8    (注)
setenv PATH /opt/FJSVrdb2b/bin:$PATH
setenv LD_LIBRARY_PATH /opt/FJSVrdb2b/lib:$LD_LIBRARY_PATH
setenv MANPATH /opt/FJSVrdb2b/man:$MANPATH | 
注) 環境変数LANGには、Symfoware Serverのインストール時に指定したSymfoware Serverのロケールを設定します。異なるロケールをLANGに指定した場合、RDBコマンドはエラーになります。なお、インストール時にSymfoware Serverのロケールに“ja”で始まる日本語ロケールを指定した後、運用によってSymfoware ServerやRDBコマンドが出力するqdgメッセージを英語で出力したい場合は、環境変数LANGにCを指定します。
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Symfoware Server Enterprise Extended Editionを使用する場合、以下の環境変数を追加してください。
LD_LIBRARY_PATH_64=/opt/FSUNrdb2b/lib:$LD_LIBRARY_PATH_64 ; export LD_LIBRARY_PATH_64  | 
setenv LD_LIBRARY_PATH_64 /opt/FSUNrdb2b/lib:$LD_LIBRARY_PATH_64  | 
RDBシステム名を付ける運用の場合、以下の環境変数を追加してください。RDBシステム名を付けない運用の場合は追加の必要はありません。
RDBNAME=対象となるRDBシステム名 ; export RDBNAME  | 
setenv RDBNAME 対象となるRDBシステム名  | 
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環境変数RDBNAMEにRDBシステム名を設定します。
ログ管理ファイルを作成します。ログ管理ファイルの作成は、rdblogコマンドのIオプションで行います。ログ管理ファイルは、RDB構成パラメタファイル内のRDBLOGMANAGEで指定したローデバイスまたはディレクトリに作成されます。
RDBシステム名を付けない運用の場合は、ログ管理ファイルの作成を省略することができます。その場合、インストール時に自動的に作成されたログ管理ファイルを使用します。
ログ管理ファイルを作成するコマンドの実行例を以下に示します。
コマンドの詳細については、“Symfoware Server コマンドリファレンス”を参照してください。
rdblog -I  | 
Symfoware/RDBの運用前にはテンポラリログファイルを作成しなければなりません。テンポラリログファイルの設置は必須であり、存在しない場合はSymfoware/RDBを起動することができません。
テンポラリログファイルの作成は、rdblogコマンドのGオプションおよびtオプションで行います。
テンポラリログファイルを作成するコマンドの実行例を以下に示します。
コマンドの詳細については、“Symfoware Server コマンドリファレンス”を参照してください。
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例:BIログ域30メガバイト、AIログ域30メガバイト、トランザクションエントリ数20、リカバリログ量10メガバイトおよびログインデックス域、BIログ域およびAIログ域を、ローデバイス/dev/rdsk/c1t2d0s3に作成する場合
rdblog -G -t -c 10M /dev/rdsk/c1t2d0s3 -in -in 30M 30M 20  | 
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BIログ域30メガバイト、AIログ域30メガバイト、トランザクションエントリ数20、リカバリログ量10メガバイトで、ログインデックス域、BIログ域およびAIログ域を、ローデバイス/dev/raw/raw1に作成する場合
rdblog -G -t -c 10M /dev/raw/raw1 -in -in 30M 30M 20  | 
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BIログ域30メガバイト、AIログ域30メガバイト、トランザクションエントリ数20、リカバリログ量10メガバイトで、ログインデックス域、BIログ域およびAIログ域を、c:\sfwd\rdb\usr\logに作成する場合
rdblog -G -t -c 10M c:\sfwd\rdb\usr\log\log.ix c:\sfwd\rdb\usr\log\log.bi c:\sfwd\rdb\usr\log\log.ai -in -in 30M 30M 20  | 
ポイント
指定するパス名は、利用する環境に合わせて変更してください。
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ローデバイスの指定部分はformatコマンドで設定内容を必ず確認してください。
テンポラリログファイルは、ログ管理ファイルと同じ場所に作成できます。
データベース環境を作成するためにRDBディクショナリおよびRDBディレクトリファイルを作成します。RDBディクショナリおよびRDBディレクトリファイルの作成は、rdbcrdicコマンドで行います。RDBディクショナリは、rdbcrdicコマンド実行時に、ローデバイス名またはファイル名を指定して作成してください。RDBディレクトリファイルは、RDB構成パラメタファイルで指定したディレクトリに、DIR_FILE1、DIR_FILE2というファイル名で自動的に作成されます。
RDBディクショナリを作成し、RDBディクショナリの定義操作を行ったあとは、リカバリに備えてRDBディクショナリの退避データを取得しておく必要があります。
RDBディクショナリは、システム表と呼ばれるデータベースの定義情報を管理するいくつかの表から構成されています。システム表はrdbcrdicコマンドのaオプションにより割り付けることができます。システム表以外の空き領域は、追加割当てを行う場合に使用します。
RDBディクショナリの作成するコマンドの実行例を以下に示します。
コマンドの詳細については、“Symfoware Server コマンドリファレンス”を参照してください。
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例:RDBディクショナリを、60メガバイトの容量で、ローデバイス/dev/rdsk/c1t2d0s1に作成する場合
rdbcrdic -r /dev/rdsk/c1t2d0s1 -a 60M  | 
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例:RDBディクショナリを、60メガバイトの容量で、ローデバイス/dev/raw/raw5に作成する場合
rdbcrdic -r /dev/raw/raw5 -a 60M  | 
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例:RDBディクショナリをCドライブの\sfwd\rdb\usr\dicディレクトリに、dictionary_newという名前で、60メガバイトで割付け量にS(小)を指定して作成する場合
rdbcrdic -f c:\sfwd\rdb\usr\dic\dictionary_new -u S -c 60M  | 
ポイント
指定するパス名は、利用する環境に合わせて変更してください。
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ローデバイスの指定部分はformatコマンドで設定内容を必ず確認してください。
アーカイブログファイルの初期作成をします。アーカイブログファイルを作成するコマンドの実行例を以下に示します。
コマンドの詳細については、“Symfoware Server コマンドリファレンス”を参照してください。
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例:アーカイブログファイルを、30メガバイトの容量で、ローデバイス/dev/rdsk/c1t1d0s1に作成する場合
rdblog -G -a /dev/rdsk/c1t1d0s1 30M  | 
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例:アーカイブログファイルを、30メガバイトの容量で、ローデバイス/dev/raw/raw2に作成する場合
rdblog -G -a /dev/raw/raw2 30M  | 
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例:アーカイブログファイルを、30メガバイトの容量で、c:\sfwd\rdb\usr\log\log1.arcに作成する場合
rdblog -G -a c:\sfwd\rdb\usr\log\log1.arc 30M  | 
ポイント
指定するパス名は、利用する環境に合わせて変更してください。
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ローデバイスの指定部分はformatコマンドで設定内容を必ず確認してください。
アーカイブログの適用による復旧を行う場合には、アーカイブログファイルを2個以上作成しておきます。
アーカイブログファイルの初期作成が終わったら、アーカイブログファイルの追加を行います。アーカイブログファイルの追加は、rdblogコマンドの“-U オプション”および“-a オプション”で行います。このとき、追加するアーカイブログファイルの大きさは指定できません。指定したローデバイスの大きさは、初期作成時の値が使用されます。
アーカイブログファイルの追加は、Symfoware Serverが起動している状態でも実行することができます。
アーカイブログファイルを追加するコマンドの実行例を以下に示します。
コマンドの詳細については、“Symfoware Server コマンドリファレンス”を参照してください。
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例:アーカイブログファイルを、ローデバイス/dev/rdsk/c1t1d0s3、/dev/rdsk/c1t1d0s4に追加する場合
rdblog -U -a /dev/rdsk/c1t1d0s3 rdblog -U -a /dev/rdsk/c1t1d0s4  | 
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例:アーカイブログファイルを、ローデバイス/dev/raw/raw3、/dev/raw/raw4に追加する場合
rdblog -U -a /dev/raw/raw3 rdblog -U -a /dev/raw/raw4  | 
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例:アーカイブログファイルを、c:\sfwd\rdb\usr\log\log2.arc、c:\sfwd\rdb\usr\log\log3.arcに追加する場合
rdblog -U -a c:\sfwd\rdb\usr\log\log2.arc rdblog -U -a c:\sfwd\rdb\usr\log\log3.arc  | 
ポイント
指定するパス名は、利用する環境に合わせて変更してください。
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ローデバイスの指定部分はformatコマンドで設定内容を必ず確認してください。