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Interstage Business Application Server セットアップガイド
FUJITSU Software

3.2.2 アプリケーションサーバに配置する資源

アプリケーションサーバに配置するアプリケーションサーバ資源について、基本的な構成要素となる資源の配置単位を説明します。

3.2.2.1 アプリケーションの配備単位

同期アプリケーション連携実行基盤のサーバアプリケーションは、COBOLまたはC言語のアプリケーションとして作成し、同期アプリケーション連携実行基盤と常に組み合わされて動作します。

COBOL開発支援ツールまたはC言語実行基盤インタフェース生成ツールでアプリケーションインタフェース情報を作成後、業務ロジックを実装したアプリケーションのライブラリとともにapfwdeployコマンドを使用して運用するアプリケーションサーバのCORBAワークユニットに配備します。

サーバアプリケーションの配備単位は、1つの業務を行うアプリケーション群が、1つの配備対象となるようにします。

3.2.2.2 ワークユニットの構成

ワークユニットは、JavaクライアントAPIに対して送受信するスレッドおよびプロセスとそれらの上で動作するアプリケーションから構成します。

ワークユニット

ワークユニットには、複数の同期アプリケーション連携実行基盤を定義することが可能です。

同期アプリケーション連携実行基盤(業務)

サーバアプリケーション(前処理/業務処理/後処理/エラー処理/トランザクション後メッセージ編集処理)

ライブラリ

業務(同期アプリケーション連携実行基盤)とワークユニット定義の関係は、以下のようになります。

クライアントでは、ネーミングサービスにより、処理を実行する業務(同期アプリケーション連携実行基盤)を特定します。

同期アプリケーション連携実行基盤で実行する処理は、クライアントAPIで指定するアプリケーション名により決定します。

アプリケーション名により、アプリケーション(前処理、業務処理、後処理、エラー処理、トランザクション後メッセージ編集処理)を特定し処理を実行します。

注意

図はサーバがSolarisおよびLinuxの場合の例です。