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ServerView Resource Orchestrator V3.1.1 メッセージ集
ServerView

1.1.1 メッセージの出力形式

マネージャー、エージェント、CLIのメッセージの出力形式は以下のとおりです。


メッセージの出力形式

pkgname:severity:id:message
関連製品からのメッセージ

pkgname

パッケージ名が表示されます。

severity

重要度が表示されます。

  • INFO(情報)

    情報を提供する目的で表示されるメッセージです。

  • WARNING(警告)

    何らかの異常事象が検出された場合、警告を促す目的で表示されるメッセージです。

  • ERROR(エラー)

    異常が発生した場合、原因を示す目的で表示されるメッセージです。

id

メッセージに一意に与えられたIDが表示されます。

message

メッセージ本文が表示されます。

注意

  • メッセージ本文の先頭部分には、"command1:"または"command1:command2:"の形式でコマンド名が表示される場合があります。

  • command1command2には、実行された処理内容が表示される場合があります。

  • messageには、pkgnameseverityidが含まれない場合があります。

  • 一括設定の実行時、メッセージ本文の末尾部分に"(in line line_no of the system configuration file)"と表示される場合があります。

  • line_noには、一括設定のインポートで使用した構成定義ファイルで、誤りのある、または処理に失敗した行番号が表示されます。

関連製品からのメッセージ

以下の形式で関連製品から復帰したメッセージを出力します。

Reported from the following
product="関連製品名 (関連製品のリソース名)"
request="関連製品に要求したI/F情報"
message="関連製品のエラーメッセージ"

なお、関連製品のエラー出力は、以下のどれかのエラー情報が1つでも保存されている場合、すべての項目を出力します。エラー情報が保存されていない項目は、"-"を表示します。

  • 関連製品名

  • 関連製品のリソース名

    関連製品名の後に、空白を挟み括弧で括って表示されます。
    関連製品名が存在する場合だけ、リソース名が表示されます。
    関連製品名が存在して、リソース名が存在しない場合は、括弧を含めて表示されません。

  • 関連製品に要求したI/F情報

  • 関連製品のエラーメッセージ

    エラーメッセージに改行が含まれている場合、複数行で表示されます。

    出力例

    >rcxadm user modify -file user.xml
    FJSVrcx:ERROR:65842:The password does not fit the policy of the directory service.
    Reported from the following:
    product="OpenDS"
    request="change password"
    message="User DN:cn=roradmin,OU=USERS,dc=fujitsu,dc=com The provided password value was rejected by a password validator: The provided password is shorter than the minimum required length of 6 characters: ldaps://xxx.fujitsu.com:1474"

調査資料の採取方法については、「トラブルシューティング集」の「1.1 調査資料の採取 (Virtual Edition)」または「1.2 調査資料の採取 (Cloud Edition)」を参照してください。

参考

  • マネジメントブレード、マネジメントボード、リモートマネジメントコントローラー、ServerView Agents、ServerView RAID

    装置名にシャーシの名前が表示されているイベントログは、マネジメントブレードまたはマネジメントボードのイベントです。
    また、イベントIDが空欄で、装置名に物理サーバの名前が表示されているイベントログは、リモートマネジメントコントローラー、ServerView AgentsまたはServerView RAIDのイベントか、サーバが登録されている装置の状態を表すイベントです。
    マネジメントブレード、マネジメントボード、リモートマネジメントコントローラー、ServerView Agents、ServerView RAIDのイベントについては、それぞれの製品のマニュアルを参照してください。

  • SPARC M10/SPARC Enterprise

    イベントIDが空欄で、装置名にSPARC M10/SPARC Enterpriseの物理サーバの名前が表示されているイベントログは、XSCF、ILOMのイベント、またはサーバが登録されている装置の状態を表すイベントです。
    XSCF、ILOMのイベントについては、それぞれの製品のマニュアルを参照してください。

  • LANスイッチ

    装置名にLANスイッチの名前が表示されているイベントログは、LANスイッチのイベントです。
    LANスイッチのイベントについては、利用するLANスイッチのマニュアルを参照してください。

  • 関連製品からのメッセージ

    messageに日本語などマルチバイトの文字コードが格納された場合、文字化けが発生する場合があります。その場合、CLIの実行環境の言語環境を、日本語などマルチバイトの文字コードが正しく表示されるものに変更してください。
    従来互換の出力形式に変更する場合は、「導入ガイド CE」の「G.1.4 関連製品で発生したエラー表示の設定」を参照して設定を変更してください。