ここでは、消費電力データのファイル形式(CSV形式)について説明します。
CSV形式の消費電力データは、1行ごとに定義する項目をカンマ(",")区切りで記述します。
各行は、以下の形式で記述します。
データ形式
データ形式は、以下のフォーマットで作成します。
Time,電力採取対象装置名(データ種別)[,電力採取対象装置名(データ種別)]... |
ヘッダー
2行目以降に出力される各カラムのデータを示す識別子です。識別子は、[電力採取対象装置の環境データ出力]ダイアログで設定した項目に応じて出力します。
Time
消費電力データの採取時刻が表示されます。
データ行には、"YYYY-MM-DD hh:mm:ss"の形式("YYYY":西暦、"MM":月、"DD":日、"hh:mm:ss":時:分:秒)が表示されます。なお、時刻は、管理サーバのOSに設定されているタイムゾーンに従い表示されます。
電力採取対象装置名(データ種別)
電力採取対象装置名には、登録したリソース名が表示されます。
データ種別には、以下が表示されます。
電力(W)の"power"
平均電力(W)の"power-average"
電力量(Wh)の"energy"
データ
採取した時刻単位にヘッダーで示す識別子のデータが各カラムに表示されます。
なお、データの採取ができなかった場合、ハイフン("-")で表示されます。
注意
消費電力データの採取時刻は、電力採取対象装置にかかわらず、本製品が保持している採取データについて、指定した期間、時間間隔に含まれるデータの採取時刻が表示されます。
指定した電力採取対象装置によっては、指定した期間、時間間隔のデータが採取されていないことがあります。
このような場合、未取得部分のデータがハイフン("-")で表示されることがあります。
データ部分がハイフン("-")で表示されるのは、同一採取時刻にほかの電力採取対象装置(削除されたものを含む)のデータ採取が行われていて、かつ指定した電力採取対象装置で未取得である場合です。
サーバの場合、ServerView Agentsが動作していない状態ではデータは採取されません。このような場合も未取得部分のデータがハイフン("-")で表示されます。
消費電力データ出力を行った際の直近のデータは、データ採取処理中のためハイフン("-")で表示されることがあります。
[電力採取対象装置の環境データ出力]ダイアログの"時間間隔"に"詳細値"を指定した場合、平均電力としてその時刻の電力の値を出力します。
[電力採取対象装置の環境データ出力]ダイアログの"時間間隔"に"詳細値"以外を指定した場合、その時刻にデータが採取されていればその値を、採取されていなければ、その時刻から指定した時間間隔の時間分まで過去方向にさかのぼり、直近の採取データの値をその時刻の電力の値として出力します。
電力量(Wh)の詳細値は、その時刻における電力(W)の値がポーリング間隔の時間だけ継続していたとみなして計算されます。
シャーシの場合、1日平均の電力値をデータとして採取します。
サーバの場合、ストレージブレードの電力値を含みません。
電力量の集計値(時間間隔が詳細値ではないもの)は、指定した時間間隔における電力量の総和として計算されます。この際、データの採取が行われていないときの電力量は0とみなします。
平均電力(W)は、その時刻の電力量(Wh)と時間間隔から計算されます。