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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.1 運用ガイド
ServerView

7.2.4 ゲストOSの情報が自動設定されない場合について【RHEL-KVM】【Citrix Xen】【OVM for x86 3.2】

配備後に、以下のゲストOSの情報が自動的に設定されない場合があります。

その場合、クローニングイメージを採取した際にサーバに設定されていたIPアドレスおよびホスト名が設定されるため、以下の問題が発生します。

ここでは、自動設定されない条件とそのときの運用方法について説明します。

条件

自動設定されない条件は、サーバ仮想化ソフトウェアごとに異なります。

サーバ仮想化ソフトウェア

条件

RHEL-KVM

ゲストOSが以下でない場合

  • Linux

  • Windows Server 2008 R2

Citrix XenServer

Linuxマネージャーの場合、またはWindowsマネージャーで"配備時のOS設定"が無効のクローニングイメージを利用する場合

なお、クローニングイメージ採取時の"配備時のOS設定"については、「操作ガイド インフラ管理者編(リソース管理) CE」の「17.5.1 採取・登録」を参照してください。

OVM for x86

特定の条件はありません。すべてのゲストOSが該当します。

運用方法

運用方法には以下の2つがあります。

  1. 配備後にインフラ管理者が手動で設定する方法

    1. 以下のような設定を実施した状態でクローニングイメージを採取します。

      • IPアドレスを固定値で設定しない。

      • Windowsファイル共有など、複数サーバでホスト名が重複している場合に問題があるサービスは事前に無効にする。

    2. 管理者(インフラ管理者、テナント管理者、または兼任管理者)は、L-Platformテンプレートの説明欄に、"配備完了後に管理者によるIPアドレスの設定が必要"である旨を記載します。

    3. サーバの配備完了後、インフラ管理者は、[L-Platform]タブでIPアドレスおよびホスト名、[リソース]タブでデフォルトゲートウェイを確認して、配備されたサーバにコンソール接続して手動で設定します。

    4. 利用者にアクセス可能になったことを通知します。

  2. インフラ管理者がL-Platformに取り込む方法

    1. 利用者からの依頼により、インフラ管理者が[リソース]タブでL-Serverを作成します。

    2. 7.2.3.2 L-Serverの取り込み」の手順でL-Platform管理機能に取り込みます。

    3. 利用者にアクセス可能になったことを通知します。