申請プロセスからメールを送信するためには、管理サーバにメールサーバおよびメール送信者の情報を登録する必要があります。
注意
申請プロセスから送信されるメールの設定を実施する場合、マネージャーが起動されている必要があります。起動されていない場合は起動してください。
起動方法については、「運用ガイド CE」の「2.1 マネージャーの起動と停止」を参照してください。
メールサーバおよびメール送信者の情報の登録
システム運用管理者でログインし、以下の手順で、管理サーバにメールサーバおよびメール送信者を登録します。
メール送信時にSMTPサーバへの認証を実施する場合には、SMTPサーバの認証に使用するユーザーのパスワードを暗号化します。以下のコマンドにより、パスワードを暗号化します。
メール送信時にSMTPサーバへの認証を実施しない場合には、本手順は不要です。
【Windowsマネージャー】
> インストールフォルダー\IBPM\client\samples\configuration\EncryptPassword.bat -e "パスワード" -------ENCRYPTED PASSWORD------- 暗号化パスワード
【Linuxマネージャー】
# /opt/FJSVibpm/client/samples/configuration/EncryptPassword.sh -e "パスワード"
-------ENCRYPTED PASSWORD-------
暗号化パスワード
メールサーバおよびメール送信者の定義ファイルを準備します。
以下の2種類のファイルを作成します。ファイルは任意の場所に作成できます。
SMTPサーバの設定ファイル(smtpserver.conf)
以下の項目を設定します。
項目名 | 説明 | 初期値 |
---|---|---|
SMTPServerHost | メールの送信に利用するSMTPサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。 | localhost |
SMTPServerPort | メールの送信に利用するSMTPサーバのポート番号を指定します。 | 25 |
SMTPUserName | メール送信時にSMTPサーバへの認証に使用するユーザーの名前を指定します。 メール送信時にSMTPサーバへの認証を実施しない場合は"\"(エンマークおよび半角空白)を指定します。 | なし |
SMTPPassword | メール送信時にSMTPサーバへの認証に使用するユーザーのパスワードを指定します。 メール送信時にSMTPサーバへの認証を実施しない場合は"\"(エンマークおよび半角空白)を指定します。 | なし |
メール送信時にSMTPサーバへの認証を実施する場合の設定例を以下に示します。
SMTPServerHost=swrba.mail.server
SMTPServerPort=25
SMTPUserName=swrbamailuser
SMTPPassword=暗号化パスワード
メール送信時にSMTPサーバへの認証を実施しない場合の設定例を以下に示します。
SMTPServerHost=swrba.mail.server SMTPServerPort=25 SMTPUserName=\ (注) SMTPPassword=\ (注)
注)\のあとには、必ず半角空白を入れてください。
メール送信者の設定ファイル(emailaddress.conf)
以下の項目を設定します。
項目名 | 説明 | 初期値 |
---|---|---|
ServerEmailAddress | メールに付与されるメールの送信者(fromアドレス)をメールアドレスの形式で指定します。 | postmaster@example.com |
設定例を以下に示します。
ServerEmailAddress=swrbamailuser@swrba.mail.server
メールサーバおよびメール送信者の情報を登録します。メールサーバの定義およびメール送信者の定義にそれぞれ登録します。
【Windowsマネージャー】
> インストールフォルダー\IBPM\server\deployment\bin\importProperties.bat smtpserver.conf プロセス管理用のデータベースアクセスアカウント プロセス管理用のデータベースアクセスアカウントのパスワード
【Linuxマネージャー】
# /opt/FJSVibpm/server/deployment/bin/importProperties.sh smtpserver.conf プロセス管理用のデータベースアクセスアカウント プロセス管理用のデータベースアクセスアカウントのパスワード
注意
プロセス管理用のデータベースアクセスアカウントおよびプロセス管理用のデータベースアクセスアカウントのパスワードには、インストール時に"swrbadb"が設定されます。
メール送信者の登録
メール送信者を登録します。
【Windowsマネージャー】
> インストールフォルダー\IBPM\server\deployment\bin\importProperties.bat emailaddress.conf プロセス管理用のデータベースアクセスアカウント プロセス管理用のデータベースアクセスアカウントのパスワード Default
【Linuxマネージャー】
# /opt/FJSVibpm/server/deployment/bin/importProperties.sh emailaddress.conf プロセス管理用のデータベースアクセスアカウント プロセス管理用のデータベースアクセスアカウントのパスワード Default
最後に必ず"Default"オプションを指定してください。
注意
プロセス管理用のデータベースアクセスアカウントおよびプロセス管理用のデータベースアクセスアカウントのパスワードには、インストール時に"swrbadb"が設定されます。
マネージャーを再起動します。
設定した情報を反映させるために、マネージャーを再起動します。
再起動の方法については、「運用ガイド CE」の「2.1 マネージャーの起動と停止」を参照してください。