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Systemwalker Desktop Patrol トラブルシューティングガイド
FUJITSU Software

2.8.6 ユーザ管理情報のCSVファイルをアップロードすると、「アップロードに失敗しました」のエラーメッセージが表示されます

Desktop Patrolメインメニューの設定管理画面からユーザ管理情報のCSVファイルをアップロードすると、「アップロードに失敗しました」のエラーメッセージが表示されます。


対象バージョンレベル


原因

インベントリ情報のDB反映処理によりSymfowareデータベースのテンポラリログ領域が不足した可能性があり、データベースへの書き込みができないことが原因です。アプリケーションイベントログにSymfowareのエラーメッセージ(JYP5004E)が出力されていないか、確認してください。

<メッセージ出力例>

qdg12148e:SQL文の実行で重症エラーを検出しました:'JYP5004E テンポラリログ域の領域が不足しました.' (システム名=SWDTP).


対処方法

以下の手順によりSystemwalker Desktop Patrolが利用するSymfowareデータベースのテンポラリログを拡張し、Desktop Patrol メインメニューからのアクセス、インベントリ情報の更新が正常に行われることを確認してください。

【作業ステップ】

  1. サービスの停止

  2. テンポラリログの確認

  3. テンポラリログの拡張

  4. サービスの再起動と作業の再実行

以下では、上記の各ステップ単位で作業手順を説明します。

<1.サービスの停止>

  1. [スタート]-[プログラム]-[管理ツール]-[サービス]を選択します。

  2. 画面右側で"ITBudgetMGR(INV)"サービスを選択し、マウスの右ボタンをクリックして表示されるポップアップメニューから[プロパティ]を選択します。

  3. [スタートアップの種類]欄を[自動]から[手動]に変更します。

  4. [スタートアップの種類]欄を[自動]から[手動]に変更したあと、[適用]ボタンをクリックします。この作業を忘れると、後の手順が実行できなくなります。

  5. 4.の操作が完了したら、[停止]ボタンをクリックします。[サービスの状態]欄の表示が[停止]に変わることを確認して、[OK]ボタンをクリックしてください。[サービスの状態]欄の表示がすでに[停止]になっている場合は、本操作を行う必要はありません。

  6. 2.~5.の作業を“World Wide Web Publishing Service”サービスに対して実施します。

  7. 2.~5.の作業を"SymfoWARE RDB SWDTP"サービスに対して実施します。

  8. システムを再起動します。

  9. Administrator権限で再度ログオンします。

  10. [CTRL]、[ALT]および[DEL]の各キーを同時に押して表示される画面で[タスクマネージャ]ボタンをクリックします。[プロセス]タブを確認して以下のプロセスが動作していないことを確認してください。もし、動作中のプロセスがある場合、プロセスを選択して[プロセスの終了]ボタンで終了してください。

    • atoold.exe

    • invstart.exe

    • javaw.exe

    • BNINV.exe

    • dtp_apch.exe

    • AtoolPTNGT.exe

    • ctd.exe

    • sftent.exe

    • DTPBNINV.exe

    • DTPBNINV_After.exe

    • discon.exe

    • dtesecent.exe

    • dtksecent.exe

    • dtpinfent.exe

    • exeent.exe

    • makepclst.exe

    • mtring.exe

    • pcetp.exe

    • regval.exe

    • secent.exe

    • syocng.exe

    • userup.exe

    • dtpcntif.exe

    • dtp_dbcktask.exe

    • CesdTrig.exe

<2.テンポラリログの確認>

  1. コマンドプロンプトを開き、Symfowareのテンポラリログの状態を確認します。
    以下に実行例を示します。
    コマンドは以下の順番で実行してください。
    cd "<Systemwalker標準データベースインストール先>\dtpsfwsv\RDB\BIN"
    set RDBNAME=SWDTP
    rdblog -V -t

    (実行結果例)

    cd "D:\DESKTOPPATROL_DBMS\dtpsfwsv\RDB\BIN"
    set RDBNAME=SWDTP
    rdblog -V -t
    > Created : 2007/03/29 xx:xx:xx
    > Block_size : 512
    > Rcv_size : 25M ・・・(1)
    > Status : ---
    > Index : 500

    > Bi : 50M ・・・(2)
    > Ai : 50M ・・・(3)

    (1):リカバリログサイズ
    (2):BIログサイズ
    (3):AIログサイズ

<3.テンポラリログの拡張確認>

  1. Symfowareのテンポラリログを拡張します。(1)~(3)には、現状の4倍の値を指定してください。また、位置を確認してください。

    rdblog -U -t -c 100M 200M 200M
                        ~~~    ~~~    ~~~
                        (1)    (2)    (3)

  2. コマンドプロンプトを開き、Symfowareのテンポラリログの状態を確認します。1.の(1)~(3)で指定した値が設定されていることを確認してください。
    コマンドは以下を実行してください。

    (実行結果例)

    rdblog -V -t
    > Created : 2007/03/29 xx:xx:xx
    > Block_size : 512・・・変更なし(ブロックサイズ)
    > Rcv_size : 100M ・・・(1)
    > Status : ---  ・・・変更なし(DBの起動状態)
    > Index : 500  ・・・変更なし(トランザクションエントリ数)
    > Bi : 200M ・・・(2)
    > Ai : 200M ・・・(3)

    (1):リカバリログサイズ
    (2):BIログサイズ
    (3):AIログサイズ

<4.サービスの再起動と作業の再実行>

  1. [スタート]-[プログラム]-[管理ツール]-[サービス]を選択します。

  2. 画面右側でサービス名"SymfoWARE RDB SWDTP"サービスを選択し、マウスの右ボタンをクリックして表示されるポップアップメニューから[プロパティ]を選択します。

  3. [スタートアップの種類]欄を[手動]から[自動]に変更します。

  4. [スタートアップの種類]欄を[手動]から[自動]に変更したあと、[適用]ボタンをクリックします。

  5. 4.の操作が完了したら、[開始]ボタンをクリックします。[サービスの状態]欄の表示が[開始]に変わることを確認して、[OK]ボタンをクリックしてください。

  6. 2.~5.の作業を"World Wide Web Publishing Service"サービスに対して実施します。

  7. Systemwalker Desktop Patrolのメインメニューにログインし、CSVファイルのアップロード作業を実施します。正常に終了することを確認してください。

  8. 2.~5.の作業を"ITBudgetMGR(INV)"サービスに対して実施します。

以上で作業は終了です。