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Systemwalker Desktop Patrol トラブルシューティングガイド
FUJITSU Software

2.3.4 ソフトウェアを配信(コンテンツを配付)しましたが、自動実行されません

ソフトウェア(コンテンツ)を登録し、「CT」へ配付しましたが、自動実行されません。


2.3.4.1 対処1

対象バージョンレベル


原因

登録したコンテンツがDTPでサポートしている実行形式でない可能性があります。自動実行できるファイルの形式は、「BAT」または「EXE」です。それ以外のファイルはDTPで実行することはできません。


対処方法

実行ファイルがBAT,EXE以外の場合は、以下の手順でコンテンツを再登録してください。

  1. 実行ファイルを指定したbatファイルを作成する。

  2. 適当なフォルダを作成し、実行ファイルとbatファイルを格納する。

  3. 「MC画面」にログインし、[カテゴリ]-[ソフトウェア]で登録済みのコンテンツを選択し、右クリックで削除する。

  4. 再度新規登録を行う。

    • ファイル位置は、作成したフォルダを指定する。

    • ダウンロード後実行ファイルはbatファイルを指定する。

  5. 登録したコンテンツをグループへコピーする。

  6. ソフトウェアリストの更新を行う。


2.3.4.2 対処2

対象バージョンレベル


原因

「MC画面」の[カテゴリ]-[ポリシー/プロパティ]-[クライアントポリシー]-[コンテンツ配付]の「自動ダウンロード時にAdmin権限を使用する」の設定を行なっている場合、「ユーザー名」、「パスワード」、「ドメイン名」の指定に不備があり、Admin権限の偽装に失敗し自動実行が失敗している可能性があります。


確認ポイント

「MC」にログインし、[カテゴリ]-[ポリシー/プロパティ]-[クライアントポリシー]-[コンテンツ配付]の[自動ダウンロード時にAdmin権限を使用する]で設定されている「ユーザー名」、「パスワード」、「ドメイン名」を確認してください。


注意

DTPは、ユーザー・プリンシパル名(user@domainまたはdomain\user)はサポートしていません。ユーザー名/ドメイン名をそれぞれ指定する必要があります。

以下の動作で権限の偽装を行ないます。

V11.0L10(TP08075以降適用前)、V12.0L10(TP18075以降適用前)は、ドメイン名が指定してある場合は、「CT」は「MC」で設定したドメインユーザに偽装します。ドメイン名が指定していない場合は、「CT」は「MC」で設定したローカルユーザに偽装します。

V11.0L10(TP08075以降適用後)、V12.0L10(TP18075以降適用後)、V13.0.0、以降は、ドメイン名が指定してある、していないにかかわらず、ログオンした環境へのアカウントとして偽装します。

V/L

ドメイン名指定なし

ドメイン名指定あり

V11.0L10

(TP08075以降適用後)

V12.0L10

(TP18075以降適用後)

V12.0L10A

V13.0.0

V13.2.0

<ローカルにログオンした場合>

ローカルユーザに偽装

<ドメインにログオンした場合>

ドメインユーザに偽装

<ローカルにログオンした場合>

ローカルユーザに偽装

<ドメインにログオンした場合>

ドメインユーザに偽装

V11.0L10

(TP08075以降適用前)

V12.0L10

(TP18075以降適用前)

ローカルユーザに偽装

ドメインユーザに偽装


対処方法

「MC画面」で設定されている「ユーザー名」、「パスワード」、「ドメイン名」と、お客様の実際の運用環境と相違がある場合は、値を変更し、クライアントポリシーを更新してください。

また一度配付されたコンテンツは再配付されませんので、再度「MC画面」よりコンテンツを登録してください。


2.3.4.3 対処3

対象バージョンレベル


原因

【V13.0.0~V13.3.0の場合】

「Desktop Patrol メインメニュー」の[設定管理]-[設定]タブ-[ポリシーグループ管理]-[ポリシー設定]-[コンテンツ管理]タブの「コンテンツダウンロード後に自動実行する権限の指定」で「指定したユーザー権限」でコンテンツ配付を行っている場合、「ユーザー名」、「パスワード」に不備があり、Admin権限の偽装に失敗し自動実行が失敗している可能性があります。

【V14.0.0以降の場合】

「Desktop Patrol メインメニュー」の[環境設定]タブ-[ポリシーグループ管理]-[各種ポリシーのカスタマイズ]ボタン-[基本動作ポリシー]タブ-[ソフトウェア配信]タブ-「ソフトウェアダウンロード後に自動実行する権限の指定」の「指定したユーザー権限」でソフトウェア配信を行っている場合、「ユーザー名」、「パスワード」に不備があり、Admin権限の偽装に失敗し自動実行が失敗している可能性があります。


確認ポイント

【V13.0.0~V13.3.0の場合】

「Desktop Patrol メインメニュー」の[設定管理]-[設定]タブ-[ポリシーグループ管理]-[ポリシー設定]-[コンテンツ管理]タブの「コンテンツダウンロード後に自動実行する権限の指定」で「指定したユーザ権限」で設定されている「ユーザー名」、「パスワード」を確認してください。

【V14.0.0以降の場合】

「Desktop Patrol メインメニュー」の[環境設定]タブ-[ポリシーグループ管理]-[各種ポリシーのカスタマイズ]ボタン-[基本動作ポリシー]タブ-[ソフトウェア配信]タブの「ソフトウェアダウンロード後に自動実行する権限の指定」で「指定したユーザー権限」で設定されている「ユーザー名」、「パスワード」を確認してください。

注意

「コンテンツ(ソフトウェア)ダウンロード後に自動実行する権限の指定」の「指定したユーザー権限」には、ドメイン名の指定はありません。「CT」がログオンした環境(ローカルまたはドメイン)のアカウントとして偽装します。


対処方法

【V13.0.0~V13.3.0の場合】

「Desktop Patrol メインメニュー」の「コンテンツダウンロード後に自動実行する権限の指定」で設定されている「ユーザー名」、「パスワード」と、お客様の実際の運用環境と相違がある場合は、値を変更し、クライアントポリシーを更新してください。また一度配付されたコンテンツは再配付されませんので、再度「MC画面」よりコンテンツを登録してください。

【V14.0.0以降の場合】

「Desktop Patrol メインメニュー」の「ソフトウェアダウンロード後に自動実行する権限の指定」で設定されている「ユーザー名」、「パスワード」と、お客様の実際の運用環境と相違がある場合は、値を変更し、クライアントポリシーを更新してください。また一度配付されたソフトウェアは再配信されませんので、再度「Desktop Patrol メインメニュー」-[ソフトウェア配信]よりソフトウェアを登録してください。

【参考】コンテンツの実行権限について

ソフトウェア配信(コンテンツ配付)

手動(*)

自動

V13.0.0以降

ログオンユーザー権限

【偽装しない場合】
ログオンユーザー権限
【偽装した場合】
偽装した権限
・SYSTEM権限
・ログオンユーザー権限
・指定したユーザー権限

V12L10
V11L10

ログオンユーザー権限

【偽装しない場合】
ログオンユーザー権限
【偽装した場合】
指定したユーザー権限

*:ソフトウェア(コンテンツ)ダウンロード画面からダウンロードして実行。

注意

コンテンツ(ソフトウェア)ダウンロード画面からダウンロードして実行する場合は、ユーザー偽装の設定を行なっている場合でもすべてログオンユーザー権限で実行されます。