機能説明
本コマンドはDesktop Patrolの動作環境情報および配信機能に登録済みのファイル、ソフトウェア、セキュリティパッチ、およびデータベースをバックアップします。
記述形式
SWDTP_backup.exe | バックアップファイル格納ディレクトリ [/software:true|false] [/alias:エイリアス名] |
オプション
動作環境情報および配信機能に登録済みのファイル、ソフトウェア、セキュリティパッチ、およびデータベースのバックアップを格納するディレクトリを絶対パスで指定します。空白が含まれるパスは指定できません。また、指定できる文字数は最大100バイトです。
CSがインストールされたPCで実行する場合に指定することができます。
ソフトウェア格納ディレクトリおよび、拡張ソフトウェア格納ディレクトリをバックアップするかどうかを指定します。本オプションを省略した場合は、trueが指定されたものとして動作します。
ソフトウェア格納ディレクトリおよび、拡張ソフトウェア格納ディレクトリをバックアップします。
ソフトウェア格納ディレクトリおよび、拡張ソフトウェア格納ディレクトリをバックアップしません。
認証局証明書または中間認証局証明書の登録時に指定したエイリアス名を指定します。
復帰値
0:正常終了
0以外:異常終了
コマンド格納場所
【CSの場合】
DTPインストールディレクトリ\bnserv\bin |
【SSの場合】
DTPインストールディレクトリ\bin |
【CSとSSが同居している場合】
DTPインストールディレクトリ\bnserv\bin |
実行に必要な権限/実行環境
以下のどれかの利用者でWindowsにログオンしてから実行する必要があります。
Administrator権限
運用環境保守ウィザードにより、運用環境の構築または運用環境の拡張を行った利用者
dtpctlusr.exeコマンドで追加した利用者
本コマンドはCSまたはSSで実行する必要があります。
注意事項
バックアップおよびリストアを行う場合は、バックアップする環境とリストアする環境は同じ条件である必要があります。
CSの場合、本コマンドを実行する前にWorld Wide Web Publishing Serviceサービスを停止してください。また、実行完了後はWorld Wide Web Publishing Serviceサービスを再起動してください。
CSの場合、バックアップが完了するまでの間、以下のサービスが停止します。
ITBudgetMGR(INV)
SSでHTTPS通信を利用している場合は、/aliasオプションを指定してください。
CSとSSが同居している場合は、CSとSS両方のデータをバックアップします。
使用例
バックアップファイルの格納先を“D:\TEMP\DTBAKUP”と指定し、動作環境情報および配信機能に登録済みのファイル、ソフトウェア、セキュリティパッチ、およびデータベースのバックアップを行います。
"C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\bnserv\bin\SWDTP_backup.exe" D:\TEMP\DTBAKUP |
処理が失敗した場合は、エラーメッセージが出力されます。詳細は、“3.3.7 DTP一括バックアップコマンドで出力するメッセージ”または“3.3.9 DTPデータバックアップコマンドで出力するメッセージ”を参照してください。