Internet Explorer 10では、以下の図のように、入力フィールドに::-ms-clear疑似要素および::-ms-reveal疑似要素が表示されます。
図5.2 疑似要素の表示例
::-ms-clear疑似要素は、入力値が存在し、かつフォーカスを持っている場合に表示されます。また、パスワード入力形式とした場合に、::-ms-reveal疑似要素が表示されます。
なお、MaskedTextInputおよびMaskedDateInputでは、::-ms-clear疑似要素をクリックすると、区切り文字も削除されます。削除時の各プロパティの値は、以下のとおりです。
部品名 | プロパティ名 | 値 |
---|---|---|
MaskedTextInput | value | "" |
MaskedDateInput | value | "" |
year | -1 | |
month | -1 | |
day | -1 | |
hour | -1 | |
minute | -1 | |
second | -1 | |
date | null |
区切り文字が削除された場合、APIを利用して更新可能な上記プロパティの値を更新したり、入力フィールドに入力可能な文字の先頭の値を入力したりすることで、区切り文字を含む更新値を再表示することができます。