クラスタ運用中に Oracle SYSTEM ユーザパスワードを変更する場合は、以下の手順を実施してください。
Oracle インスタンスリソースの監視を中断する
hvoradisable を実行し、Oracle インスタンスリソースの監視を中断します。hvoradisableコマンドについては “4.1 hvoradisable - リソース監視の中断” を参照してください。実行後、syslog に監視中断のメッセージ
[Info] [0101] Fault Watching is disable
が出力されたことを確認し、次の手順に進んでください。
Oracle SYSTEM ユーザパスワードを変更する
Oracle SYSTEM ユーザパスワードを変更します。変更方法は Oracle のマニュアル等を参照してください。
Wizard for Oracle に Oracle SYSTEM ユーザパスワードを設定する
clorapass を実行し、Wizard for Oracle に Oracle SYSTEM ユーザパスワードを設定します。clorapass コマンドについては “4.3 clorapass - 監視用パスワードの設定” を参照してください。
Oracle インスタンスリソースの監視を再開する
hvoraenable を実行し、Oracle インスタンスリソースの監視を再開します。hvoraenable コマンドについては “4.2 hvoraenable - リソース監視の再開” を参照してください。実行後、syslog に監視再開のメッセージ
[Info] [0102] Fault Watching is enable
が出力されていることを確認してください。
注意
スケーラブル(RAC)運用において Oracle SYSTEM ユーザパスワードを変更する場合、Oracle SYSTEM ユーザパスワードを変更する全てのノードで監視を停止してから設定してください。変更した全ての Oracle インスタンスについて clorapass による Oracle SYSTEM ユーザパスワードの設定を行ってください。