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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 4.1 導入運用手引書

2.4.1 userApplication の設定

ここでは、下図のような Oracle 以外のリソースから構成される userApplication の作成を行います。

GDS の設定

GDS は運用形態により設定が異なります。スケーラブル運用の場合は ”同時共用ディスク” として設定します。スタンバイ運用の場合は ”切替えディスク” として設定します。
Oracle のシステムテーブルスペースを配置するための Disk Class と その他のデータを配置するための Disk Class を別々に用意し、Oracle のシステムテーブルスペース用 Disk Class は、MONITORONLY 属性 “NO”、その他のデータ用 Disk Class は、MONITORONLY 属性 “YES” で設定することが可能です。この設定の場合、ディスク異常が発生しても Oracle の運用が可能な場合はフェイルオーバせずに業務継続が可能になります。例えばあまり重要でないテーブルスペースをMONITORONLY 属性 “YES” の Disk Class に配置すると、そのディスクに異常が発生した場合にOracle がテーブルスペースを OFFLINE にし、全体の業務はそのまま継続運用することができます。

userApplication の設定

”PRIMECLUSTER 導入運用手引書” の ”第6章 クラスタアプリケーションの構築” に従い userApplication Configuration Wizard を使用して userApplication を作成してください。スケーラブル運用の場合、userApplication はノードごとに作成します。スタンバイ運用の場合、運用を行う全てのノードを含む userApplication を一つ作成します。 userApplication の設定の推奨値を以下に示します。