カスタムインストールにより、業務構築に最適な機能をインストールすることができます。
カスタムインストールは、以下の場合に使用できます。
使用する機能を最小セットでインストールする場合
標準インストールでインストールされない機能を使用する場合
JRE 6または異なるバージョンのJDK/JREをインストールする場合
なお、カスタムインストールでは、機能選択、またはパッケージ選択のいずれかのインストール方法を選択できます。また、インストール済の環境への追加インストールを実施することができます。
カスタムインストールで選択可能な機能は以下のとおりです。
機能 | 説明 | 標準インストール |
---|---|---|
アプリケーションサーバの基本機能 | Interstage Application Serverに必要な基本機能です。 | ○ |
Java EE(注1) | GlassFish v2.1ベースのJava EE 5機能です。 | ○ |
マルチ言語サービスの基本機能 | CORBAサービス、ワークユニット管理機能などマルチ言語サービスの基本機能です。 |
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データベース連携サービス | データベース連携サービスです。 |
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イベントサービス | アプリケーションプログラム間の通信をオブジェクトで非同期に行う機能です。 | |
MessageQueueDirector | メッセージキューを基盤とした非同期通信機能です。 | |
Portable-ORB | Javaクライアントの実行時にWebサーバからJavaランタイムをダウンロードして実行環境を構築するサービスです。 | |
Webサーバ(Interstage HTTP Server) | Apache HTTP Server Version 2.0ベースのWebサーバです。 |
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Webサーバ(Interstage HTTP Server 2.2) | Apache HTTP Server Version 2.2ベースのWebサーバです。 |
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セキュア通信サービス | 証明書・鍵管理機能、およびSSL通信機能です。 | ○ |
シングル・サインオン(業務サーバ) | Webベースのサービスに対応するアクセス制御を提供するサーバです。 [Java EEを使用する場合] [Java EE 6を使用する場合] [J2EEを使用する場合] |
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シングル・サインオン(認証サーバ) | ユーザID/パスワード、証明書をもとに利用者の認証を行うサーバです。 |
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シングル・サインオン(リポジトリサーバ) | 利用者の認証に必要な情報とWebサーバのサービスに対応するアクセス制御に必要な情報を管理するサーバです。 |
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Interstageディレクトリサービス | Interstageの各サービスから使用できる、LDAPをベースとしたディレクトリサービス機能です。 | ○ |
Interstage管理コンソール | GUIによるInterstageの環境構築/運用操作/運用監視を提供する機能です。 |
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Webサーバコネクタ(Interstage HTTP Server用) | Interstage HTTP Server用のWebサーバコネクタ機能です。 |
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J2EE互換(注2) | Tomcat5.5ベースのServletサービス、Interstage EJBサービスなどを含むJ2EE互換機能です。 |
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Webサーバコネクタ(Interstage HTTP Server 2.2用) | Interstage HTTP Server 2.2用のWebサーバコネクタ機能です。 |
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フレームワーク | Webアプリケーションの構築を支援するアプリケーションフレームワークです。 |
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Java SE 6 | JDKまたはJREのバージョン6です。 | ○ |
Java SE 7 | JDKまたはJREのバージョン7です。 |
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サンプルアプリケーション | J2EE互換機能のサンプルです。 |
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Fujitsu XMLプロセッサ | Fujitsu XMLプロセッサです。 |
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Java EE 6(注3) | GlassFish v3.1ベースのJava EE 6機能です。 |
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注1)管理対象サーバとして使用する場合は、Java EE 5機能をインストールしないでください。
注2)管理対象サーバおよび共存サーバとして使用する場合は、J2EE互換機能をインストールしてください。
注3)管理対象サーバとして使用する場合は、Java EE 6機能をインストールしないでください。
ポイント
マルチ言語サービスの基本機能、またはJ2EE互換機能を利用する場合、インストール時にシステム規模がsmallで設定されます。システム規模を変更する場合は、“運用ガイド(基本編)”を参照して変更してください。
また、選択された機能によって本製品のセットアップ形態が異なります。
J2EE互換機能(FJSVejb)を含む場合
isinitコマンドで“isinit type1 EJB”を指定した場合と同等のセットアップが行われます。
J2EE互換機能(FJSVejb)を含まない場合
isinitコマンドで“isinit type1”を指定した場合と同等のセットアップが行われます。