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Interstage Application Server インストールガイド
FUJITSU Software

4.6 インストール時のトラブル対処方法

環境変数の設定に失敗した場合

インストール終了時に以下のいずれかのメッセージが表示された場合、環境変数の設定に失敗しています(xxxxにはエディション名が出力されることがあります)。

上記の場合、以下の手順に従って、システム環境変数のPATH変数、CLASSPATH変数を設定してください。以下では、“C:¥Interstage”に本製品をインストールした場合について説明します。


  1. [コントロールパネル] > [システム] > [詳細]タブをクリックしてください。

    注意

      Windows Server(R) 2003の場合は[コントロールパネル] > [システム]の[詳細設定]タブの環境変数ボタンをクリックしてください。
      Windows Server(R) 2008以降の場合は[コントロールパネル] > [システム] > [システムの詳細設定]を選択、ポップアップ表示される[システムのプロパティ]の[詳細設定]の環境変数ボタンをクリックしてください。

  2. 不要なパスを削除し、以下のファイルに記述されているパス情報をシステム環境変数のPATH変数、CLASSPATH変数に追加してください。

      C:\Interstage\path.txt
      C:\Interstage\classpath.txt

  3. コンピュータを再起動してください。


注意

  • システム環境変数のPATH変数、CLASSPATH変数に設定できなかった場合、本製品や各種サービスは起動されません。上記対処後、コンピュータを再起動することで自動的に本製品や各種サービスが起動されます。

  • 以下の場合には、インストール時にIJServerは作成されません。必要に応じてInterstage管理コンソールからIJServerを作成してください。

    • システム環境変数のPATH変数、CLASSPATH変数に設定できなかった場合

    • IJServerの作成に必要なサービスの起動が失敗した場合


自動セットアップが失敗した場合

インストール時の自動セットアップが失敗した場合、自動セットアップの異常を示すダイアログが表示されます。自動セットアップの異常を示すダイアログおよびイベントビューアに出力されたメッセージの対処を行った上で、以下の対処を行ってください。

ファイルコピーなどの異常が発生した場合

インストール時にファイルコピーなどの異常が発生した場合、コンピュータの再起動を促す画面が表示されます。その場合、インストール終了後に表示されるコンピュータ再起動の選択画面で、「はい、今すぐコンピュータを再起動します。」または「いいえ、後でコンピュータを再起動します。」を選択し[完了]ボタンをクリックしてください。
インストール時にファイルコピーなどの異常が発生した場合のインストール処理は、コンピュータの再起動をもって完了します。「いいえ、後でコンピュータを再起動します。」を選択した場合、本製品の環境作成の前にコンピュータの再起動が必要です。


サービスの起動に関するエラーメッセージが出力された場合

インストール時にサービスの起動に関する以下のエラーメッセージが出力された場合の対処について説明します。


ターミナルサービスが実行モードの場合

以下の場合、ターミナルサービスが実行モードの可能性があります。


上記の場合、本製品をアンインストールした後、以下のコマンドを実行して、ターミナルサービスをインストールモードに変更し、再度本製品をインストールしてください。

CHANGE USER /INSTALL

本製品のインストール完了後、以下のコマンドを実行して、ターミナルサービスを実行モードに変更してください。

CHANGE USER /EXECUTE

セットアップステータスでハングアップした場合

セットアップステータス表示中に“Alt”キーを押下しながら“C”キーを押下(Alt+C)、または[Cancel]、[キャンセル]をクリックした場合、サービスの登録処理に失敗した旨のポップアップメッセージが表示され、本製品のインストールがハングアップすることがあります。


このような状態になった場合は、本製品の資産・情報を削除した後、本製品を再インストールしてください。
本製品の資産・情報の削除方法は、インストールDVD-ROMドライブの直下の“HowToDel.txt”(ドライブEの場合、E:\HowToDel.txt です)を参照してください。


サービスの登録に失敗しハングアップした場合

インストールフォルダ名に使用できない文字、および記号を指定してインストールすると、サービス登録に失敗して、本製品のインストールがハングアップすることがあります。


このような状態になった場合は、本製品の資産・情報を削除した後、本製品を再インストールしてください。
本製品の資産・情報の削除方法は、インストールDVD-ROMドライブの直下の“HowToDel.txt”(ドライブEの場合、E:\HowToDel.txt です)を参照してください。


インストール資源が残る場合

セットアップステータス表示中に[Cancel]、[キャンセル]をクリックした場合、本製品のインストール資源が残る場合があります。
このような状態になった場合は、以下の作業を行ってください。

注意

  • “WINSYSDIR”で表現されるパスは、“システム ルート ディレクトリ”を示します。OSをCドライブにインストールした場合、通常“C:\Windows”に設定されます。



不適切な画面が表示された場合

ターミナルサービスが実行モードの状態で本製品のインストールを実行した場合、インストール時に以下の画面が表示されることがあります。この場合、以下の手順に従って本製品のインストールを完了させてください。


  1. 本製品のインストール完了、またはコンピュータの再起動を促す画面が表示されるまでインストール作業を行います。

  2. 表示されている下記の画面の[次へ]をクリックします。

  3. 下記の画面が表示されたら[完了]をクリックします。

  4. 本製品のインストール完了、またはコンピュータの再起動を促す画面の[完了]をクリックします。


イベントビューアにtd11052の警告メッセージが出力された場合

インストール時にイベントビューアに下記警告メッセージが出力される場合があります。

上記の場合、問題はありませんのでメッセージは無視してください。


Java EE機能のセットアップに失敗した場合

Java EE機能に関する以下のメッセージが出力され、その後Interstage Java EE DASサービスおよびInterstage Java EE Node Agentサービスの起動に失敗する場合があります。

上記の場合、インストールの終了後にijinitコマンドを実行してJava EE運用環境の初期化を行ってください。ijinitコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。


Java EE 6機能のセットアップに失敗した場合

インストール中、ダイアログに「Java EE 6のセットアップでエラーが発生しました。」が表示された場合、システムフォルダ配下に出力されるisasinst.log(通常は、“c:\Windows\isasinst.log”です)を参照してください。

上記ファイル中にメッセージ番号がIJ6INITで始まるメッセージが出力されている場合は、メッセージに従って原因を取り除いてから再度インストールを行なってください。