システムの処理
転記の規則に従ってデータの切捨てを行い、UNSTRING文の処理を続行します。
プログラマの処置
$1にはエラーを検出したデータの番号が設定されます。
UNSTRING文により分解した文字列が、対応する受け取り側項目の大きさを超えているため、転記の規則に従いデータを切り捨てました。切捨てが発生した受け取り側項目の大きさを修正し、再実行してください。
$2にはエラーアドレスが設定されます。
プログラムを修正せず、このメッセージを抑止する場合には、環境変数情報@CBR_CSV_OVERFLOW_MESSAGEを使用してください。
参照
[Win32][WinIPF]“NetCOBOL使用手引書”“5.4.1 環境変数情報”の“@CBR_CSV_OVERFLOW_MESSAGE (CSV形式データ操作時のメッセージ抑止指定)”
[Winx64]“NetCOBOLユーザーズガイド”“付録C 環境変数情報”の“@CBR_CSV_OVERFLOW_MESSAGE (CSV形式データ操作時のメッセージ抑止指定)”
メッセージに埋め込まれた番号と、実際のデータ項目との関係は以下の例を参考にしてください。
例
以下に示すUNSTRING文の実行で、受け取り側項目である"所属"の転記に失敗した場合、メッセージに埋め込まれる番号は「4」となります。
[文]
UNSTRING 従業員データ INTO 従業員 BY CSV-FORMAT.
[データ定義]
77 従業員データ PIC X(35) VALUE "8701,富士通太郎,38,営業部,7551-4535". 01 従業員. 02 従業員番号 PIC 9(6). 02 氏名 PIC N(10). 02 年齢 PIC 9(2). 02 所属 PIC N(2). *> "営業部"を転記するため、メッセージを出力します. 02 内線 PIC X(10).