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NetCOBOL V11.0 メッセージ集
FUJITSU Software

4.5.26 JMP0263I-W

UNSTRING文の実行で、$1番目のデータ転記中にデータの切捨てが発生しました.$2

システムの処理

転記の規則に従ってデータの切捨てを行い、UNSTRING文の処理を続行します。

プログラマの処置

$1にはエラーを検出したデータの番号が設定されます。

UNSTRING文により分解した文字列が、対応する受け取り側項目の大きさを超えているため、転記の規則に従いデータを切り捨てました。切捨てが発生した受け取り側項目の大きさを修正し、再実行してください。

$2にはエラーアドレスが設定されます。

プログラムを修正せず、このメッセージを抑止する場合には、環境変数情報@CBR_CSV_OVERFLOW_MESSAGEを使用してください。

参照

  • [Win32][WinIPF]“NetCOBOL使用手引書”“5.4.1 環境変数情報”の“@CBR_CSV_OVERFLOW_MESSAGE (CSV形式データ操作時のメッセージ抑止指定)”

  • [Winx64]“NetCOBOLユーザーズガイド”“付録C 環境変数情報”の“@CBR_CSV_OVERFLOW_MESSAGE (CSV形式データ操作時のメッセージ抑止指定)”

メッセージに埋め込まれた番号と、実際のデータ項目との関係は以下の例を参考にしてください。

以下に示すUNSTRING文の実行で、受け取り側項目である"所属"の転記に失敗した場合、メッセージに埋め込まれる番号は「4」となります。

[文]

  UNSTRING 従業員データ INTO 従業員 BY CSV-FORMAT.

[データ定義]

  77 従業員データ   PIC X(35)
                    VALUE "8701,富士通太郎,38,営業部,7551-4535".
  01 従業員.
    02 従業員番号  PIC 9(6).
    02 氏名        PIC N(10).
    02 年齢        PIC 9(2).
    02 所属        PIC N(2). *> "営業部"を転記するため、メッセージを出力します.
    02 内線        PIC X(10).