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Interstage Information Storage メッセージ集
Interstage

9.4.1 mount.sfcfs コマンドのメッセージ

ERROR: mount.sfcfs: 0001: mount_point : Permission denied


[メッセージの意味]

スーパーユーザー権限で実行されていません。


[利用者の処置]

スーパーユーザー権限で再度実行してください。


ERROR: mount.sfcfs: 0002: mount_point : Cannot allocate memory


[メッセージの意味]

メモリの獲得に失敗しました。システムのメモリ不足が発生しています。


[利用者の処置]

システムの状態を確認して他のプロセスの終了を待つか、スワップ領域または実メモリを増やして、再度実行してください。


ERROR: mount.sfcfs: 0003: mount_point : Cannot read the superblock of special


[メッセージの意味]

特殊ファイル(special)にあるスーパブロック情報の読み取りに失敗しました。


[利用者の処置]

特殊ファイル(special)が故障していないか確認してください。故障している場合は、故障個所を復旧してください。

詳細は、“トラブルシューティング集”の“I/Oエラー発生時の対処方法”を参照してください。


ERROR: mount.sfcfs: 0004: mount_point : Cannot read the volume information of special


[メッセージの意味]

特殊ファイル(special)にあるパーティション構成情報の読み取りに失敗しました。


[利用者の処置]

特殊ファイル(special)が故障していないか確認してください。故障している場合は、故障個所を復旧してください。

詳細は、“トラブルシューティング集”の“I/Oエラー発生時の対処方法”を参照してください。


ERROR: mount.sfcfs: 0005: mount_point : mount(2) is error: errmsg


[メッセージの意味]

マウントシステムコールで異常を検出しました。


[利用者の処置]

以下の点を確認してください。

  • マウントポイント(mount_point) が示すディレクトリが存在するか確認してください。指定に誤りがある場合は、正しいディレクトリを指定してください。mount_point のディレクトリが作成されていない場合は、ディレクトリを作成してください。

  • すでにDSSファイルシステムがマウントされている場合は、アンマウントしてください。

  • DSSサーバでファイルシステムをマウントしているか確認してください。マウントしていない場合は、先に DSSサーバでマウントしてください。

  • DSSサーバとDSSクライアントとの間のネットワーク接続状態を確認してください。

  • DSSサーバのIPアドレスが、/etc/hostsに正しく登録されているかを確認してください。詳細については、“導入ガイド”の“ホスト名の設定”を参照してください。

  • /var/log/messagesを確認し、直前にACが出力している警告メッセージがある場合は、そのメッセージの対処に従ってください。

  • DSSサーバの接続許可リストファイルserver.conf.fsidに MDSに接続許可するDSSクライアント名が正しく記載されているか確認してください。
    fsid は、sfcinfo(8)で出力されるFSIDの値で確認できます。

  • ファイルシステム構成情報ファイルclient.conf.fsnameに誤りがある可能性があります。DSS サーバで sfcmkconf(8) を実施して、DSSクライアントに再配置してください。詳細については、“導入ガイド”の“ファイルシステム構成情報ファイルの配付”を参照してください。
    fsname は、/etc/fstabのdevice to mountフィールドの値で確認できます。

  • DSS ファイルシステムがアクセス可能な状態となっているか、IP パケットフィルタの設定を確認してください。


DSS クライアントをオンライン追加する場合は、DSS サーバの接続許可リストファイル server.conf.fsid の内容について、以下の点も確認してください。

  • 追加する DSS クライアントの CLIENT フィールドは、server.conf.fsid の末尾に追加しているか

  • server.conf.fsid 中の既存の CLIENT フィールドを変更していないか

  • server.conf.fsid 中の CLIENT フィールドのホスト名がすべて、DSS サーバの/etc/hostsに定義されているか

  • DSS サーバ数と server.conf.fsid に登録されているDSS クライアント数の合計が、sfcmkfs(8) の maxnodes オプションで指定した数を超えていないか


上記で解決しない場合は、以下の調査資料を採取し、カスタマサポート担当者に連絡してください。

  • DSS サーバの fjsnap および sfcsnap

  • DSS クライアントの fjsnap および sfcsnap


sfcinfo(8), sfcmkconf(8), sfcmkfs(8)の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。


ERROR: mount.sfcfs: 0006: mount_point : Cannot open /etc/sfcfs/client.conf.fsname file: errmsg


[メッセージの意味]

DSS クライアントの マウントコマンド (mount.sfcfs) が、DSS クライアントの構成情報ファイルを開けませんでした。


[利用者の処置]

DSSクライアントで本メッセージが出力された場合は、/etc/sfcfs/client.conf.fsname ファイルの存在を確認してください。存在しない場合は、DSS サーバで sfcmkconf(8) を実施して、/etc/sfcfs/client.conf.fsname を作成してください。

DSSサーバでマウントする場合は、sfcmount(8) または sfcmntgl(8) を使用してください。


ERROR: mount.sfcfs: 0007: mount_point : The contents of /etc/sfcfs/client.conf.fsname is wrong: detail


[メッセージの意味]

/etc/sfcfs/client.conf.fsname ファイルの内容が正しくありません。detail には詳細が表示されています。


[利用者の処置]

以下の点を確認してください。

  • ネットワークの設定が正常であるか。
    DSSサーバの IP アドレスが、/etc/hostsに正しく登録されているかを確認してください。詳細については、“導入ガイド”の“ホスト名の設定”を参照してください。

  • ファイルシステム構成情報ファイルが正しいか。
    DSS サーバで sfcmkconf(8) を実施して、DSS クライアントに /etc/sfcfs/client.conf.fsname を再配置してください。詳細については、“導入ガイド”の“ファイルシステム構成情報ファイルの配付”を参照してください。


ERROR: mount.sfcfs: 0008: mount_point : Cannot open /etc/mtab file: errmsg


[メッセージの意味]

マウントは成功しましたが、/etc/mtab が開けません。


[利用者の処置]

/etc/mtab の存在を確認してください。/etc/mtab の内容を確認して、/etc/mtab に該当マウント情報を追加してください。


ERROR: mount.sfcfs: 0009: mount_point : Cannot add mount information to /etc/mtab


[メッセージの意味]

マウントは成功しましたが、/etc/mtab へのマウント情報の追加に失敗しました。


[利用者の処置]

/etc/mtab の内容を確認して、/etc/mtab に該当マウント情報を追加してください。


ERROR: mount.sfcfs: 0010: mount_point : special: Cannot open device: errmsg


[メッセージの意味]

特殊ファイル (special) のオープンに失敗しました。


[利用者の処置]

以下の点を確認してください。

  • 特殊ファイル (special) が正しく接続されていることを確認してください。

  • udev 機能が有効であるか確認してください。

  • ファイルシステム構成情報ファイルclient.conf.fsnameに誤りがある可能性があります。DSSサーバで sfcmkconf(8)を実施して、DSSクライアントに再配置してください。詳細については、“導入ガイド”の“ファイルシステム構成情報ファイルの配付”を参照してください。
    fsname は/etc/fstab のdevice to mountフィールドの値で確認できます。


ERROR: mount.sfcfs: 0011: mount_point : special : Not block device


[メッセージの意味]

指定されたspecial はブロック特殊ファイルではありません。


[利用者の処置]

以下の点を確認してください。

  • 特殊ファイル (special) が正しく接続されていることを確認してください。

  • udev 機能が有効であるか確認してください。

  • ファイルシステム構成情報ファイルclient.conf.fsnameに誤りがある可能性があります。DSSサーバで sfcmkconf(8)を実施して、DSSクライアントに再配置してください。詳細については、“導入ガイド”の“ファイルシステム構成情報ファイルの配付”を参照してください。
    fsname は、/etc/fstabのdevice to mountフィールドの値で確認できます。


ERROR: mount.sfcfs: 0012: mount_point : special : stat(2) is error: errmsg


[メッセージの意味]

特殊ファイル(special) またはマウントポイント(mount_point) のファイル情報取得に失敗しました。


[利用者の処置]

詳細情報 errmsg に応じた対処を行ってください。詳細は stat(2) を参照してください。