ここでは、DSS ファイルシステムの sfcfsd デーモンが呼び出す sfcfs_mount コマンドのエラーメッセージを説明します。
［メッセージの意味］
メモリの取得に失敗したため、マウントに失敗しました。
［利用者の処置］
システムの状態を確認し、他プロセスの終了を待つか、スワップ領域を増やして再実行してください。
［メッセージの意味］
内部異常が発生したので、マウントに失敗しました。
［利用者の処置］
fjsnap、sfcsnap で調査資料を採取し、表示されたエラーメッセージの内容とともに、カスタマサポート担当者に連絡してください。
［メッセージの意味］
ファイルシステム監視機構が動作していません。
［利用者の処置］
ファイルシステム監視機構が動作しているか確認してください。
［メッセージの意味］
指定されたパーティション (special) がファイルシステム構成情報に存在しません。
［利用者の処置］
指定したパーティションが正しいか見直してください。
［メッセージの意味］
ファイルシステムの構成情報が取得できませんでした。
［利用者の処置］
fjsnap、sfcsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者に連絡してください。
［メッセージの意味］
AC から MDS への通信に使用するポート番号定義がみつかりません。
［利用者の処置］
/etc/services のポート番号定義を見直してください。
［メッセージの意味］
AC から MDS への通信用ホスト名情報が取得できません。
［利用者の処置］
以下の点を確認してください。
ネットワークの設定が正常であるか。
DSSサーバのIPアドレスが、/etc/hostsに正しく登録されているかを確認してください。詳細については、“導入ガイド”の“ホスト名の設定”を参照してください。
ファイルシステム構成情報の状態が正常であるか。
sfcrscinfo(8)を-mオプション指定で実行し、ファイルシステムを共用するノードのホスト名が正しいかを確認してください。
ホスト名が正しくない場合は、sfcadm(8)の-uオプションでホスト名を変更してください。
上記で解決しない場合は、fjsnap、sfcsnap で調査資料を採取して、カスタマサポート担当者に連絡してください。
sfcrscinfo(8), sfcadm(8)の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
［メッセージの意味］
ディレクトリの作成に失敗しました。
［利用者の処置］
詳細情報 errmsg に従って対処を行ってください。
［メッセージの意味］
すでにマウント済みのため、マウントに失敗します。
［利用者の処置］
mount(8) コマンドで、すでにマウントされていないかを確認し、対処してください。
［メッセージの意味］
リカバリ処理中のため、マウントを実行できません。
［利用者の処置］
特に対処の必要はありません。
［メッセージの意味］
AC から MDS への通信に失敗しました。マウントに失敗します。
［利用者の処置］
MDS がダウンしている場合、再度マウントしてください。
［メッセージの意味］
sfcfs モジュールがロードされていません。
［利用者の処置］
sfcfs モジュールがロードされているか確認してください。
［メッセージの意味］
マウントで予期せぬ異常を検出しました。
以下の原因が考えられます。
special, mountpointの指定に誤りがある。
共用ノードのネットワークの設定に誤りがある。
共用ノードのホスト名の指定に誤りがある。
コマンド実行中に共用ノードがダウンした。
［利用者の処置］
以下の手順で、失敗の原因を取り除いた後、sfcmount(8) を再実行してください。
special, mountpoint が示すファイル、および、ディレクトリが存在するかを確認してください。指定に誤りがある場合、正しい special, mountpoint を指定してください。mountpoint のディレクトリが作成されていない場合、ディレクトリを作成してください。
ファイルシステムを共用するノードのIPアドレスが、/etc/hostsに正しく登録されているかを確認してください。詳細については、“導入ガイド”の“ホスト名の設定”を参照してください。
sfcinfo(8)をオプション-n, -a指定で実行し、共用ノードのホスト名が正しいかを確認してください。ホスト名に誤りがある場合、sfcadm(8)の-uオプションでホスト名を変更してください。
直前に出力されたメッセージがある場合、そのメッセージの対処に従ってください。
上記で解決しない場合は、fjsnap、sfcsnap で調査資料を採取して、カスタマサポート担当者に連絡してください。
sfcinfo(8), sfcadm(8) の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
［メッセージの意味］
マウントは成功しましたが、/etc/mtab へのマウント情報の追加に失敗しました。
［利用者の処置］
/etc/mtab の内容を確認のうえ、/etc/mtab に該当マウント情報を追加してください。
［メッセージの意味］
/etc/mtab からのマウント情報の削除に失敗しました。
［利用者の処置］
/etc/mtab の内容を確認のうえ、/etc/mtab から該当マウント情報を削除してください。
［メッセージの意味］
不当なエラーを検出しました。
［利用者の処置］
fjsnap、sfcsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者に連絡してください。
［メッセージの意味］
パーティション (special) のオープンに失敗しました。
［利用者の処置］
詳細情報 errmsg に従って対処を行ってください。
［メッセージの意味］
パーティション (special) にあるスーパブロック情報またはパーティション構成情報の読み取りに失敗しました。
［利用者の処置］
fjsnap、sfcsnap で資料を採取し、カスタマサポート担当者に連絡してください。
［メッセージの意味］
special は DSS ファイルシステム(sfcfs v2.0) ではありません。
［利用者の処置］
special に対して sfcinfo(8) を -V オプション指定で実行し、ファイルシステムバージョンを確認してください。その表示結果により、以下の対処を行ってください。
DSS ファイルシステムでないことを示すメッセージが表示された場合：
DSS ファイルシステム (sfcfs v2.0) を指定して、sfcmount(8) を実行してください。
DSS ファイルシステムであることを示すメッセージが表示された場合：
ファイルシステムが壊れています。DSS ファイルシステム (sfcfs v2.0) を再作成し、バックアップしておいたデータをリストアしてください。
［メッセージの意味］
ファイルシステムのチューニングパラメタ param に不正な値を検出しました。
［利用者の処置］
fjsnap、sfcsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者に連絡してください。
