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Interstage Information Storage 導入ガイド
Interstage

C.3 ファイルアクセスとトークン管理

ファイルシステムの性能を向上させるため、各 AC はファイルのデータをキャッシュしています。ファイルシステムの一貫性を保証するには、キャッシュの破棄を適切に管理する必要があります。このため、DSS ファイルシステムではファイル排他トークン (以下ではトークンと略します) を使用した管理を行っています。

トークンとは AC がファイルをアクセスできる保証のことです。トークンには、そのトークンがどのファイルに対するどのようなアクセスを保証するかを示す情報が含まれています。各 AC がファイルをアクセスするときは、そのファイルのトークンを保持している必要があります。トークンには、メタデータのアクセスを保証するものと、ファイルデータのアクセスを保証するものとがあります。