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Interstage Information Storage 導入ガイド
Interstage

10.4.3 資源管理のセットアップ

ここでは、資源管理をフェイルオーバ機能用にセットアップする手順を示します。


  1. ローデバイスの作成

    資源管理で使用するディスク領域は、PRIMECLUSTER GDSを利用してボリュームを作成します。

    ローデバイスの作成方法の詳細は、PRIMECLUSTER GDSのマニュアルを参照してください。

  2. GDSリソースの活性

    資源管理を配置する共用ディスクのGDSリソースを起動します。

    GDSリソースの活性の詳細は、PRIMECLUSTER GDSのマニュアルを参照してください。

  3. RDB構成パラメタファイルの編集

    RDBディレクトリファイルの配置先のパラメタを編集します。

    • RDBDIRSPACEパラメタに、RDBディレクトリファイルを配置するローデバイス(手順2.で作成したボリューム)を指定します。

    • RDBDIRSPACE1、RDBDIRSPACE2パラメタは削除します。

    • RDBLOGMANAGEパラメタに、ログ管理ファイルを配置するローデバイス(手順2.で作成したボリューム)を指定します。

      例)
      RDBDIRSPACE=/dev/sfdsk/class0005/rdsk/volume0001
      RDBLOGMANAGE=/dev/sfdsk/class0005/rdsk/volume0002

    注意

    運用ノード、待機ノードで同じものを準備します。各パラメタの配置先は、“制御サーバセットでのファイルの配置先”を参照してください。

  4. ログ管理ファイルの作成

    ログ管理ファイルは、RDB構成パラメタファイル内のRDBLOGMANAGEで指定したローデバイスに作成されます。

    以下のコマンドを実行し、ログ管理ファイルを作成してください。

    rdblog -I <Enter>

    以下のコマンドを実行し、結果ファイルが正しく表示されることを確認してください。

    rdblog -V -I <Enter>
  5. テンポラリログファイルの作成

    以下のコマンドを実行して、テンポラリログファイルを作成します。

    rdblog -G -t -c 20M [テンポラリ保存先のローデバイス] -in -in [BIログ量] [AIログ量] [トランザクションエントリ数] <Enter>

    参考

    テンポラリログファイルは、ログ管理ファイルと同じローデバイスに作成することが可能です。

    ログ量とトランザクションエントリ数については「2.3.2.1 資源管理の資源」を参照してください。

  6. アーカイブログファイルの作成

    以下のコマンドを実行し、アーカイブログファイルを作成します。

    rdblog -G -a [アーカイブログ保存先(1面)] [アーカイブログ容量] <Enter>
    rdblog -U -a [アーカイブログ保存先(2面)] <Enter>
    rdblog -U -a [アーカイブログ保存先(3面)] <Enter>

    参照

    アーカイブログ容量は「2.3.2.1 資源管理の資源」を参照してください。

  7. RDBディクショナリの作成

    以下のコマンドを実行して、RDBディクショナリを作成します。

    rdbcrdic -r [RDBディクショナリ保存先] -a 512M -du 1024M  <Enter>
  8. クラスタへのRDBシステムの登録

    以下のコマンドを利用して、クラスタにRDBシステムを登録します。本コマンドは、運用ノードでだけ実行します。

    rdbhsrsc -a -m standby -n [待機系のクラスタノード名]RMS  <Enter>
  9. GDSリソースの非活性

    GDSリソースを停止します。GDSリソースの停止は、Global Disk Servicesを利用して行います。

    参照

    GDSリソースの停止の詳細は、PRIMECLUSTER GDSのマニュアルを参照してください。