抽出コマンドを実行し、抽出処理が正常に動作するか確認を行います。
マルチサーバ構成の場合、業務定義ファイルの修正が必要となります。
業務定義ファイルは、以下の場所に格納されています。
/opt/FJSViisap/sample/business_file_sample.xml
修正を行う項目は以下の通りです。
項目名 | 意味 | 説明 |
---|---|---|
requestorHost | 抽出制御プロセスが動作するホスト名またはIPアドレス | 抽出制御プロセスが動作するホスト名またはIPアドレスを記述します。 |
requestorPort | 抽出制御プロセスの受付ポート番号 | 抽出制御プロセスが抽出処理依頼を受け付けるTCPポート番号を記述します。 |
参照
業務定義ファイルの書式については、運用ガイドの“業務定義ファイルの作成”を参照してください。
また、抽出制御動作環境定義ファイルの詳細については、“B.2 抽出制御動作環境定義ファイルのパラメタ”を参照してください。
IIS クライアントセットの配置先サーバノードにてdfbselectコマンドを利用して、サンプルカテゴリにロードしたファイルからデータの抽出を行います。
dfbselect bus_file=/opt/FJSViisap/sample/business_file_sample.xml prop_file=/opt/FJSViisap/sample/properties_file_sample select_file=/tmp/select_file class_name=[実行クラス名] <ENTER>
ポイント
[実行クラス名]については、“7.5.2 抽出制御動作環境定義ファイルの編集”で編集を行った抽出制御動作環境定義ファイルのClassパラメタに定義した実行クラス名のうち、いずれかを指定してください。
オールインワン構成の場合、実行クラス名は"Class1"となります。
dfbselectコマンドが正常に終了すると、dfbselectコマンドのselect_fileで指定したファイルに抽出されたデータが出力されます。
cat /tmp/select_file <Enter> no,name,age,post,tel 001,山田,30,AAA部門,111-1111 003,田中,30,BBB部門,333-3333