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Interstage Information Storage 導入ガイド
Interstage

7.4.1 資源管理のセットアップ

資源管理のセットアップを行います。


7.4.1.1 RDB構成パラメタファイルの編集

2.3.2 資源管理のディスク設計2.3.2 資源管理のディスク設計”で設計を行ったパラメタについて、RDB構成パラメタファイルの編集を行います。

RDB構成パラメタファイルの格納先は以下のパスになります。

/opt/FJSVrdb2b/etc/iisrdb.cfg

参照

RDB構成パラメタファイルについては、“B.7 RDB構成パラメタファイルのパラメタ”を参照してください。


7.4.1.2 システム用動作環境ファイルiis_fssqlenvの編集

2.4.4 資源管理のコネクション数の設計”で設計を行ったパラメタについて、システム用動作環境ファイルの編集を行います。

システム用動作環境ファイルの格納先は以下のパスになります。

/opt/FJSVrdb2b/etc/iis_fssqlenv

参照

システム用動作環境ファイルについては、“B.8 システム用動作環境ファイルのパラメタ”を参照してください。


7.4.1.3 ログ管理ファイルの作成

ログ管理ファイルは、RDB構成パラメタファイル内のRDBLOGMANAGEで指定したローデバイスまたはディレクトリに作成されます。

以下のコマンドを実行し、ログ管理ファイルを作成してください。

rdblog -I <Enter>

以下のコマンドを実行し、結果ファイルが正しく表示されることを確認してください。

rdblog -V -I <Enter>

7.4.1.4 テンポラリログファイルの作成

以下のコマンドを実行し、テンポラリログファイルを作成してください。

rdblog -G -t -c 20M [テンポラリログ保存先] -in -in [BIログ量] [AIログ量] 
[トランザクションエントリ数] <Enter>

参照

ログ量とトランザクションエントリ数については“2.3.2.1 資源管理の資源”を参照してください。

ポイント

テンポラリログ保存先については、共用ディスク以外のローデバイス上またはファイルシステム上の131バイトまでの絶対パスを指定してください。

以下のコマンドを実行し、テンポラリログファイルが正しく表示されることを確認してください。

rdblog -V -t <Enter>

7.4.1.5 アーカイブログファイルの作成

アーカイブログファイルの容量は、運用形態と、資源管理の更新量、資源のバックアップ周期が関係します。

以下のコマンドを実行し、アーカイブログファイルを作成してください。

 rdblog -G -a [アーカイブログ保存先(1面)] [アーカイブログ容量] <Enter>
 rdblog -U -a [アーカイブログ保存先(2面)] <Enter>
 rdblog -U -a [アーカイブログ保存先(3面)] <Enter>

参照

アーカイブログ容量は“2.3.2.1 資源管理の資源”を参照してください。

ポイント

アーカイブログ保存先については、共用ディスク以外のローデバイス上またはファイルシステム上の131バイトまでの絶対パスを指定してください。

注意

アーカイブログファイルが満杯になると、資源管理が自動的に切替えを行いますが、すべてのアーカイブログファイルが満杯になると、空きができるまで運用が停止してしまいます。運用が停止した場合は、アーカイブログのバックアップを行うことで運用が再開されます。

アーカイブログの切替えとバックアップの詳細については、運用ガイドの“資源管理のバックアップ”を参照してください。

以下のコマンドを実行し、アーカイブログファイルが正しく表示されることを確認してください。

 rdblog -V -a <Enter>

7.4.1.6 RDBディクショナリの作成

RDBディクショナリは、rdbcrdicコマンド実行時に、ローデバイス名またはファイル名を指定して作成してください。RDBディレクトリファイルは、“2.3.2.1 資源管理の資源”で設計したディレクトリに、DIR_FILE1、DIR_FILE2というファイル名で自動的に作成されます。

  1. ローデバイス版の資源管理を構築する場合

    以下のコマンドを実行してください。

     rdbcrdic -r [RDBディクショナリ保存先] -a 512M -du 1024M <Enter>

  2. ファイルシステム版の資源管理を構築する場合

    以下のコマンドを実行してください。

     rdbcrdic -f [RDBディクショナリ保存先(ファイル名含む)] -c 1024M -a 512M -du 1024M <Enter>

ポイント

RDBディクショナリ保存先については、共用ディスク以外のローデバイス上またはファイルシステム上の255バイトまでのファイル名を絶対パス名で指定してください。


7.4.1.7 資源管理の起動/停止確認

資源管理が正常に起動/停止を実行できるか確認を行います。

rdbstartコマンドを実行し、正常に起動することを確認してください。

 rdbstart <Enter>

rdbprdicコマンドを実行し,結果が正しく表示されることを確認してください。

 rdbprdic <Enter>

rdbstopコマンドを実行し、正常に終了することを確認してください。

 rdbstop <Enter>

以降の作業を実施するため、資源管理を起動します。

rdbstartコマンドを実行し、資源管理を起動させてください。

rdbstart <Enter>

参照

rdbstartコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。