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Interstage Information Storage 導入ガイド
Interstage

2.3.1 DSSファイルシステムのディスク設計

DSSファイルシステムを作成するディスクの設計について説明します。

DSSファイルシステムはファイルシステムを作成するディスク以外にも、DSS サーバがファイルシステムを運用する上で必要な情報を管理する管理パーティション専用のディスクが必要となります。複数のファイルシステムを利用する場合でも、必要な管理パーティションは 1つです。

DSSファイルシステムについて、推奨する物理ディスク本数を以下の表に示します。

表2.15 DSSファイルシステムのディスク配置

資源名

ディスク数

備考

管理パーティション

1~2

ミラーリングを行う場合は2となります

ファイルシステム

1~

ファイルシステムの規模により必要なディスク数が変わります

ポイント

  • DSSファイルシステムは、共用アクセスを行うために共用ディスク上に構築する必要があります。

  • 管理パーティションは、1ギガバイトのディスク容量を使用します。このため、1ギガバイト以上の大きさの共用デバイスを用意してください。

  • 万が一、管理パーティションに障害が起こると、すべての DSSファイルシステムの運用を継続できなくなります。DSSサーバは、管理パーティションに対するI/Oが失敗した場合、DSSファイルシステムの整合性を維持するため、そのノードをパニックさせることがあります。その対策として、管理パーティションの共用デバイスをミラーリングすることを推奨します。共用デバイスだけミラーリングするにはETERNUSなどストレージ装置の機能を使用してください。

  • DSSファイルシステムの構成を変更したときは、sfcgetconf(8)で管理パーティション情報のバックアップを採取してください。

参照

  • 管理パーティションとDSSファイルシステム構造の詳細については、 “付録C DSS ファイルシステムの構造”を参照してください。

  • 管理パーティションのバックアップの詳細については、“運用ガイド”の“DSS管理パーティションのバックアップとリカバリ”を参照してください。