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Interstage Information Storage 導入ガイド
Interstage

2.2.4 権限の設計

実行ユーザーと出力ファイルの権限について設計します。

実行ユーザ

Interstage Information Storageは、以下のユーザーにより運用します。

Interstage Information Storageの機能によって実行可能なユーザーが異なります。
各ユーザーが実行可能なコンポーネントについて以下の表に示します。

表2.12 各コンポーネントと実行ユーザーの対応

コンポーネント名

実行ユーザー

root

IIS管理者

ロードコマンド

抽出制御プロセス

×

資源管理常駐プロセス

×

資源管理コマンド

×

資源管理

×

カテゴリ定義コマンド

○(注)

DSSサーバ

×

DSSクライアント

×

データ抽出エージェント

×

データ抽出セル

×

抽出コマンド・API連携

カテゴリ定義画面

○:実行できます。
×:実行できません。
-:Windowsでの操作なので、上記の実行ユーザーによる制限はありません。
注) rootで定義したカテゴリには、rootでだけデータの格納が行えます。


出力ファイルの権限

各コンポーネントが出力するファイルの出力先ディレクトリおよび各機能が出力するファイルについて、実行ユーザーの権限を与える必要があります。

各コンポーネントが出力するファイルについて、以下の表に示します。各出力ファイルの出力先については、“1.3 ファイル構成”を参照してください。

表2.13 各コンポーネントと出力ファイルの関係

コンポーネント

出力ファイル

備考

ロードコマンド

蓄積データファイル
バックアップ蓄積データファイル

ロードコマンドの実行ユーザーに作成先ディレクトリのwrite権限が必要

コマンド結果ファイル

ロードコマンドの実行ユーザーに指定パスのwrite権限が必要

資源管理ログファイル
資源管理調査用ログファイル

抽出制御プロセス

抽出制御ログファイル

抽出制御コアファイル

資源管理常駐プロセス

資源管理ログファイル

資源管理調査用ログファイル

抽出対象リストファイル

資源管理コマンド

コマンド結果ファイル

ファイル削除コマンドの実行ユーザーに指定パスのwrite権限が必要

資源管理ログファイル
資源管理調査用ログファイル

資源管理

資源管理運用ログファイル

カテゴリ定義コマンド

資源管理ログファイル

資源管理調査用ログファイル

DSSサーバ

ファイルシステム構成情報ファイル

DSSクライアント

データ抽出エージェント

データ抽出エージェントログファイル

データ抽出エージェントコアファイル

データ抽出セル

データ抽出セルログファイル

データ抽出セルコアファイル

抽出結果中間ファイル

抽出コマンドの実行ユーザーに作成先ディレクトリのwrite権限が必要

抽出コマンド・
API連携

抽出結果ファイル

抽出コマンドログファイル

API連携ログファイル

カテゴリ定義画面

カテゴリ定義ファイル

備考. 異常時に出力されるコアファイルは除外しています。


ポイント

オールインワン構成の場合は、セットアップ時に指定するディレクトリ配下にすべてのファイルが出力されます。