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Interstage List Works V10.3.0 帳票印刷配信手引書
FUJITSU Software

12.2.1 配信データベースの容量監視

保管するデータ量の増加によりデータベースの容量が不足し、予期せぬトラブルに見舞われることもあるため、毎週、毎月といった定期的な間隔で容量を監視する必要があります。

また、監視した結果、容量不足が想定される場合は、データベースの容量を拡張します。

ここでは、配信データベースの容量監視および容量拡張について説明します。

保管データベースの容量監視および容量拡張については、“保守手引書”を参照してください。

配信データベースがList Worksサーバとは異なるサーバ(データベースサーバ)に存在する場合、配信データベースの容量監視はデータベースサーバ上で行います。


Enterprise Manager Database ControlなどのOracleのツールを用いて、表領域を監視します。

参考

配信データベースの表領域は、使用状況に応じて、ハードディスク容量の限界まで自動的に拡張されます。容量が不足しそうな場合は、空き容量が十分ある別のディスク上にデータファイルを追加して表領域の容量を拡張します。また、データファイルが以下のサイズに達しそうな場合は、データファイルを追加し、表領域の容量を拡張します。

ブロック・サイズ (注)

データファイルの最大サイズ

8192 バイト

32 GB

16384 バイト

64 GB

注:ブロック・サイズは、配信データベースの作成時に指定したものです。


容量拡張の方法については、“12.2.2 配信データベースの容量拡張/再構築”を参照してください。

Oracle 11gのEnterprise Manager Database Controlを使用した、容量の確認手順を以下に示します。

Oracleにおける配信データベースの容量監視の方法および容量監視ツールの使用方法の詳細については、“Oracle Databaseのマニュアル”を参照してください。

手順1:Enterprise Manager Database Controlサービスの起動

【スタート】メニューの【管理ツール】-【サービス】を選択します。

→【サービス】ダイアログボックスが表示されます。

Enterprise Manager Database Controlサービスは、「OracleDBConsoleLWLDSTDB」です。

サービスの【プロパティ】ダイアログボックスでスタートアップの種類が「手動」または「自動」になっていることを確認します。

プロセスが起動されていない場合は、【開始】をクリックします。


手順2:Enterprise Manager Database Controlにログインする

Webブラウザを起動し、配信データベースの作成時に表示されたURLを指定します。

通常は以下のURLです。

https://ホスト名:5500/em

→【ログイン】ダイアログボックスが表示されます。

以下の接続情報を指定します。

  ユーザ名:「LWLDST」を指定します。
  パスワード:ユーザLWLDSTに設定したパスワードを指定します。
  接続モード:「Normal」を選択します。

【ログイン】ボタンをクリックします。Enterprise Manager Database Controlに配信データベースのホームページが表示されます。


手順3:表領域の情報を表示

【サーバー】タブ-【記憶域】-【表領域】を選択します。

→【表領域】ダイアログボックスが表示されます。

「合計割当済サイズ」がハードディスク容量の限界に近くなっている場合は、容量を拡張してください。