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Interstage List Works V10.3.0 帳票印刷配信手引書
FUJITSU Software

1.1 帳票印刷配信機能とは

帳票印刷配信機能は、日々の業務で生成される帳票、および帳票の配信先のプリンタ・印刷方法などの情報をセンターで一元管理し、帳票を配信し、印刷するシステムです。

センターでの大量印刷や、拠点への印刷配信など、さまざまな印刷形態に適用できます。

拠点が分散された環境でも、帳票の印刷状態をセンターで一元管理できます。

また、帳票保管活用機能と同様に、クラスタシステム運用や配信フォルダの共有運用も可能なため、高信頼なシステムを構築できます。


帳票保管活用機能のリモート印刷でも、拠点にサーバを配置しない運用が可能ですが、以下のような運用を行う場合には、帳票印刷配信機能の利用を推奨します。

帳票印刷配信機能の特長

帳票印刷配信機能の特長を以下に示します。


帳票の登録から印刷配信までをトータルでサポート

帳票の印刷配信、および帳票や配信先のプリンタの管理など、帳票の印刷配信システムにおける一連の機能を提供します。


高性能なデータ転送・印刷配信処理を実現

スプールデータと比べてサイズの小さいデータで転送するため、拠点にサーバを置く場合、ネットワークの負荷を軽減でき、低速な回線でも大量印刷を実現できます。


不正操作、情報漏えいを防止するセキュリティ機能をサポート

操作ログの出力による操作の監視、帳票の印刷を指示した回数の管理など、帳票に対する操作を制限するための機能を提供しています。


業務に最適な配信操作画面の提供

Webブラウザを使用して印刷業務に最適な画面で、帳票の印刷に関する情報を閲覧/操作できます。

画面は、業務にあわせてカスタマイズすることもできます。


既存資産を活用し、現行システムから簡単移行

富士通ホストやCOBOLアプリケーションなどの現行システムにアドオンするだけで、オープンシステム環境における帳票の印刷配信を簡単に実現できます。


トラブルへの迅速な対応が可能

配信先のプリンタと印刷状態をセンターで一元管理するため、拠点での異常にすばやく対応できます。

プリンタが故障したときの代替プリンタへの切り替えや印刷用のサーバがダウンした時の出力先の切り替えが、センターから操作できるなど、業務の停止を最小限に抑えることができます。

また、帳票管理用のサーバがダウンした時のクラスタシステムのフェールオーバークラスタ運用やフォルダの共有運用などにより、印刷業務を継続することができます。