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Interstage List Works V10.3.0 メッセージ集
FUJITSU Software

1.5 オープン帳票登録時のログ情報

以下に示すオープン帳票を扱う運用において、受信した帳票の変換時にエラーが発生した場合は、エラーメッセージの表示と共に、エラー内容を記録したログ情報が採取されます。

ログ情報は、CSV形式のファイルに出力され、表計算ソフトなどを使用して分析することができます。

ここではエラー発生時に採取されるログ情報について、以下の項目を説明します。

ログ情報の格納場所

Windows版の場合

ログ情報は、以下のログファイルに出力されます。

LwApiLog.csv

ログ情報の格納場所は以下のとおりです。

  • 一般アプリ帳票を登録する場合

    リスト管理サーバの環境設定の【資源】タブの「システムファイル」に設定した格納場所\Log
  • NetCOBOL/MeFt帳票、およびList Creator帳票を登録する場合

    • アプリケーションサーバとList Worksサーバを別サーバで運用し、帳票データ転送アダプタのみをインストールして運用する場合

      帳票データ転送アダプタ環境設定の【ログ情報】タブの「格納先」に設定した格納場所\Log
    • アプリケーションサーバとList Worksサーバを同一サーバで運用する場合

      リスト管理サーバの環境設定の【資源】タブの「システムファイル」に設定した格納場所\Log

デフォルトの格納場所は、以下のフォルダ配下です。

List Worksのインストール先フォルダ\Log

ログ情報の格納場所の設定については、“操作手引書 運用管理者編”を参照してください。

Solaris版の場合

ログ情報は、以下のログファイルに出力されます。

lwapilog.csv

ログファイルの格納場所は、以下のディレクトリです。

 /List Worksのインストール先ディレクトリ/FJSVlw-sv/tmp

なお、ログ情報はEUCコードで作成されます。


ログ情報の形式

以下の情報がCSV形式で出力されます。なお、ログファイルの先頭には、下表の項目欄がタイトルとして出力されます。

ログ情報の形式を以下に示します。

項目

項目の説明

年月日

エラーが発生した年月日が、「yyyy/mm/dd」の形式で出力されます。

例)2003/04/27

時分秒

エラーが発生した時刻が、「hh:mm:ss」の形式で出力されます。

例)16:39:21

エラー種別

「エラー」または「警告」の種別が、"(ダブルクォーテーション)で囲まれて出力されます。

印刷名

印刷名が、"(ダブルクォーテーション)で囲まれて出力されます。プリンタ情報ファイルのPRTIDに相当します。なお、List Creator帳票の場合は、帳票名と同じです。

出力プリンタデバイス名

電子保存装置名が、"(ダブルクォーテーション)で囲まれて出力されます。

電子帳票情報ファイル名

電子帳票情報ファイル名が、"(ダブルクォーテーション)で囲まれて出力されます。なお、帳票出力元のアプリケーションによっては、電子帳票ファイル名が物理パス名で出力される場合があります。

List Creator帳票の場合、prprintコマンドの電子保存情報に関するオプションやList Creatorデザイナの帳票業務情報において、帳票情報を設定する場合があります。この場合、帳票情報の優先順位に従って電子帳票情報ファイルが自動生成され、自動生成された電子帳票情報ファイル名が出力されます。

帳票名

帳票名が、"(ダブルクォーテーション)で囲まれて出力されます。電子帳票情報ファイルのTITLEに指定された内容です。

なお、List Creator帳票の場合、帳票の出力時に指定するタイトル、電子帳票情報ファイル、またはList Creatorデザイナの帳票定義一覧に表示される帳票名のいずれかが、帳票情報の優先順位に従い、出力されます。

帳票名を決定する以前にエラーが発生した場合には、NULLが出力されます。

エラー内容

エラーの内容が、"(ダブルクォーテーション)で囲まれて出力されます。

詳細情報

以下の情報が、"(ダブルクォーテーション)で囲まれて出力されます。

内部コード (注),モジュール名,モジュール番号,位置

例)"7500,mlvftbl,100,1"

その他1

通常は空白です。

その他2

通常は空白です。

注:詳細情報に出力される内部コードは、帳票データ転送アダプタの内部コードです。

帳票データ転送アダプタの内部コードについては、Windows版の場合は“4.1.3 帳票データ転送アダプタの内部コード”を、Solaris版の場合は“4.2.2 帳票データ転送アダプタの内部コード”を参照してください。

出力例

電子帳票情報ファイルがオープンできない場合の、ログ情報の出力例を以下に示します。

Windows版の場合
2008/4/27,16:39:21,"エラー","富士通 VSP","Fujitsu ListWORKS Storage","C:\lw.txt",,,"電子帳票情報ファイルがオープンできません。","7500,mlvftbl,100,1",,
Solaris版の場合
 2008/04/06,14:55:36,"エラー","","lwprt","/tmp/xxxxx","","電子帳票情報ファイルがオープンできません。","7500,mlvftbl,100,1,0","",""

注意

Solaris版List Worksのログファイルは、EUCコードで作成されます。


ログ情報の管理

ログファイルLwApiLog.csvは、1メガバイトを超えた場合、自動的にバックアップファイルが作成されます。

バックアップファイルは以下のファイル名で、ログ情報と同じ格納場所に作成されます。

Windows版の場合
LwApiLog_nnn.csv
nnn:「000」から「999」までの追番が再帰的に使用されます。
Solaris版の場合
lwapilog_nnn.csv
nnn:「000」から「999」までの追番が再帰的に使用されます。